『JIN』第2話「さらば愛しき人」

仁先生がおもむろに牢名主の唇を強引に奪ったのを見て囚人の皆さんが「おえっぷ・・・」って顔するもんだからちょwwおまえらwwwと思ってたら、次の瞬間全員に平伏され「仏様や〜!」と崇められて「あり??」ってキョトン顔の仁先生キャンワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!。
・・・ってぐらいだったかな、今回は。
だって仁先生のプロポーズ突然すぎんだもんよー。わたしはこれまでずっと仁先生の咲さんに対する感情はもちろん愛情ではあるのでしょうが、家族とか弟子とかそういう近しい人達に向ける愛情というか、そりゃ可愛いし愛おしいとは思ってるでしょうがでも「結婚」を持ち出すような愛情ではない・・・と思ってたのね。だって仁先生はまだ未来へ帰ることを諦めてないと思ってたし、写真が消えてしまったとはいえ未来への想いは変わってないんだと思ってたから。でも拷問という現代人にとってはありえない経験をし、それはもう価値観とか人生観とか全てひっくり返ってしまうほどの体験なのだろうし、その中で仁先生の気持ちが「未来に会いたいという想いよりも咲さんと離れたくないという想いの方が強い」と変化したって不思議じゃないとは思うけど(今回のことでようやく気付いただけで仁先生の中ではもうちょっと前からそうであったのでしょうが)、ちょっと唐突で驚いたってか・・・・・・、もし野風さんが結婚しておらず仁友堂で仁先生の帰りを待っていたならば絶対プロポーズなんてしなかっただろ!と思えてしまったのがなんとも・・・。
ま、結局結果的にはどっちにもフラれた仁先生なんですけどね(笑)。これ仁先生にとっちゃ鉄板物件だったわけで、さぞかしショックだろうなー(ニヤニヤ)。
安道奈津を献上することを決意させたのも野風さんで、結局仁先生を助けたのも自分ではなく野風さんで、そのために自由を失って、それなのに自分だけ幸せになんてなれるはずがないじゃないかと仁先生のプロポーズを断った咲ちゃんの気持ちは分かる・・・と思うけど、でもじゃあ野風さんの気持ちはどうなっちゃうのかなーとも思う。てか今後の展開としてはここで仁先生と咲ちゃんが結婚し、医療の針を少しでも進めるべく江戸に骨を埋める覚悟で仁友堂を盛り上げ、やがて龍馬暗殺の時期が近づき否がおうにも歴史の渦に巻き込まれた二人の運命はどうなるのか!?ってな王道展開でいいと思うんだけど、仁先生の性格からして咲さんにああもビシっと断られたら再度プロポーズすることはないと思うし、咲さんもここで断ったのにあとでやっぱり結婚したいです><って言うわけにもいかないだろうし、妙なしこりが残ったり、これまでのような甘酸っぱい(もどかしいとも言うw)ラブ模様ではなく「結婚」という具体的な材料を間にしてのラブ模様を引っ張られるのもあんまり好ましくないしなぁ。どうなるんだろ。
福田先生が泥まみれ土下座で多紀先生に懇願し、龍馬さんと恭太郎さんは仁先生を助けるべく走り、咲ちゃんは牢内で寝食せずにひたすら仁先生の無事を祈り続け、そして野風さんは身を売り、そしてズタボロの仁先生の出所wを出迎える仁友堂メンバーからの〜揚げだし(またかw)という仁先生救出までのあれこれはいつも通り胸熱展開だったけど、一つ疑問が。えーっと、この過程で火消しの親分は何してくれたん?^^。龍馬さんと一緒にいたから慶喜公に嘆願書書いてもらうのに一肌脱いだってところでしょうが、火消し衆総出で奉行所にデモってくれるかと思ったのにー。
てかあの嘆願書って正真正銘のホンモノだったわけで、それを吟味せずガン無視したどころか地面に叩きつけてたの、あれってあの後なんのお咎めもなかったんかな。だとしたら一橋公の書面の効力って・・・。それに、坂本龍馬ともあろう男がこんな木っ端役人相手に“一橋公の嘆願書”を上手いこと使えなかった、それどころかコロリが〜だの大火事が〜だのわめくだけで結局何の力にもならなかったってのも複雑な気持ちだわ・・・。その訴えも江戸の人達を動かすところまでは到底いってなかったし。
だがしかし野風さんを奪った外人に銃を突きつける龍馬さんは『無駄に』カッコよかったですw。
あと福田先生と多紀先生の砒素混入はこいつらの仕業なのでは・・・?描写もこうなってみるとこれ見よがしすぎたというか、福田先生が医学館(多紀先生)のスパイだってことは仁先生以下全員が分かりきってるんだよね?菓子献上の邪魔をしろとは言われたものの出来なかったわけで、だったら道奈津を前にしてああもブルブル震える必要ないし、仁先生が捕まったという知らせを受けてああまで汗だくになることもないと思うのよ。多紀先生が何かしたのではないか?と考えたにしても、いくらなんでも取り乱しすぎやろと。で、じゃあ仁先生を陥れるべく暗躍したのは誰なのか!?と思ったらあっさり三隅だと見せちゃうし、展開はこれでいいにしても見せ方がちょっと荒いかなーという気はしました。前回はこんなことなかったんだけど、うーむ・・・。