『遺留捜査』

とりあえず様子見のつもりで録画してみたんだけど、頭の隅に倉石さんがいるせいか、どうにもこうにも温いなぁ・・・って感じかな。主人公が一見事件には直接関係のない遺留品に独自のカンで目を付け、その遺留品について粘着捜査した結果事件を引っくり返す材料を見つけるとかさ、あくまでも“科学的捜査”するドラマだと思ってたのに、本当に事件には直接の関係は全くない遺留品をネタに被害者が生前抱いていた想いを“推察”し、残された者を救ったり癒したりするのがメインのようで、だったら見なくてもいいかなと。つーか「ヴォイス」の妄想探偵えいたんを思い出した(笑)。あっちはタダの学生が勝手なことをほざいてたのに対しこっちは警察官なんでまだマシではあるけど。
ICレコーダーに残された曲に抱いたちょっとした違和感から録音の上書きという事実=証拠に辿りつき、ハイヒールの靴音から犯人像をひっくり返すところまではそこそこ見られたけど、そこからの犯人発表が杜撰すぎて刑事モノ(捜査モノ)としては到底見られないだろこれ。犯人の自爆狙いってか、それだけ真犯人(また近藤芳正さんとか・・・。同じ週に同じような扱い(あっちは被害者候補でこっちは真犯人だけど)で同じ役者出すのっていい加減どうにかなんないもんかなぁ)が自己顕示欲の塊だと確信してたってなことかもだけど、だとしたらそれはむしろ前クールの船越の仕事だろう。そこまで“読む”のはこの主人公がすることじゃないと思うんだけど。
でもなぁ・・・おもちゃのピアノからあれだけの想像しちゃう人だからなぁ・・・・・・。

見ようと思った理由の一つはチンピラでも犯人でもないどころか警察官!!の波岡くんだったんだけどw、思った以上に控えめだったんでホッとしつつもちょっとガッカリw。せっかく甲本―上川―波岡というクセありまくりの面子揃えてるんだから、もっと三人をビシバシぶつけてほしい。甲本さんと上川の「あなたと僕の仲じゃないですか〜」「どんな仲ですか?ディナーもしたことがないのに」「誘ってるんですかっ!?(真顔)」は面白かった(笑)。


舞台上でハット被ってピアノを弾くさとしはめったくそカッコよかったです。さすが舞台が似合うわっ!。裸でだらしなくベッドに寝そべりニヤってするさとしもよかったw。