『ハンチョウ 神南署安積班4』初回2時間スペシャル

安積蔵之介が撃たれるらしいってんで久々に(なんとなく)見て、しかも見せ場の安積無双は明日の用意(単に何を着るか決めるってだけw)しながらチラ見だったんで大層な感想はありませんが、相変わらず茂樹の速水と安積蔵之介の絡みは滾るなと!!それが言いたいがためにポチポチしてますw。なんだっけ「俺を振りきれると思うなよ」「そう思ったからお前に頼んだんだ」だっけ?そんなようなことを無線と車とバイクの“ミラー越しに”言い合う安積と速水には全力であらぶりました!結局速水のテクニックは全く活かされなかったけどな!w。


それなりに見ていたのは1stシーズンであとはタイミングが合えば見るといった程度のわたしの中ではハンチョウは人情ドラマとしてカテゴライズされているもんで、無差別テロに無免許運転によって両親と妹を殺された復讐などというヘビーな内容に、いつのまにハンチョウはこんなハードなドラマになったんだ!?と驚いたわけですが、最後はきっちり人情話になってたんで安心しました(笑)。
でもなぁ・・・犯罪を犯した人間は幸せになってはいけないのか?ってことについては一概に答えを出せないというか、犯した罪の中身によって変わってくると思うのよね。ひき殺してしまったという結果は同じでも、例えば連日連夜苛酷な仕事についていた人がようやく休みを貰えて帰宅する途中についウトウトしてしまって轢いてしまったってのと、今回の三人組の事件内容とじゃ変な言い方になるけど「罪の質」が全く違うと思う。だから近藤芳正さん(これ30代後半設定なんでしょ?。長年罪を悔い続け秘密を抱え続けたせいで老けてしまったってことはあるだろうけど、それにしたっていくらなんでも無理だろうw。上手かったけど)がどれだけ罪を悔いていると言おうが墓参りをしようが、安積さんや特殊班の面々が近藤さんに同情しようが共感しようがいいこと言おうが、わたしの中の人情モードスイッチが押されることはなかったです。あんなことをしたやつは例え法律上罪を償ったことになろうが幸せになる権利はないとわたしは思います。これはとても危険な考え方なのでしょうが、もちろん復讐を成し遂げるまで真の目的を悟られないためとはいえ全くの部外者を巻き込んだのは許されることではないけど、むしろ復讐のために生きてきた塩谷くんに対して共感めいた気持ちを抱いてしまう。でもこれはあくまでも刑事ドラマなわけだから、元加害者であろうがなんだろうが守るべき助けるべきは今命を狙われている人なわけで、その人に寄り添う作りになるのは仕方のないことなんだけど。
だからさぁ・・・初回2時間SPだからある程度派手な事件を用意したってのはわかるけど、こういう事件はハンチョウには似合わないと思うの。やっぱハンチョウは一見ちんまりとした地味な事件なんだけど、そこには人の想いが深く密接に入り組んでいて、それを丁寧に紐解いていくような、そんな事件の方がいいんじゃないかなー。
てかこの規模の事件になっちゃうとさすがに一所轄の一特殊班だけで対応してるのっておかしいだろうと思わざるを得ないし(笑)。


で、冒頭の安積さん銃撃事件はあれ最終回の話・・・なんだろうなぁ。てっきりあれは安積さんが見た夢で、そんな夢を見たことで自分に迫る危険を本能的に察知してるとかそんな感じなのかと思ったのに、初回SPでそれについての説明が全くなかったってことは、このシーンと「シリーズ通しての敵」を最後まで引っ張り続けるということなのだろう。・・・うーん・・・だからハンチョウにそういうのいらなくね?。