さくら心中

なんだかんだで完走しちゃったっ><わたしどれだけ暇なのかとっ><
リクオさんがひたすら悶えてて、男に抱かれることが出来ないと思ってたさくらはあっさりケンちゃんのモノになり、でもさくらは「愛は愛だけで成立するって約束したじゃない!私が愛してるのはリックだけよ!ケン兄ちゃんは身体だけ、愛してなんかいないわっ!だからこれは不倫じゃないっ!ここでリックに抱かれてしまったら私たちの愛は愛ではなくなってしまうのっ!」とトンチキ持論をぶちかましまくった挙句「死にましょう。私と一緒に死んでくれるわよね?嫌なら私一人で死ぬから」→心中失敗(笑)→憑き物が落ちました→桜子病死
ラスト1週はこんなしょーもない話でしたが完走しちゃったわ(笑)。さくらとリクオさんが出て行った櫛山家で桜子さんと二人っきりで暮らすことになったケンちゃんがついに長年の想いを爆発させるか!?そこへ勝が乗り込んできてくんずほぐれつ展開きちゃうか!?!?とワクワクしたってのに、桜子が唐突に病気になるとかガッカリにもほどがある!。
てかこのドラマ全何話?50話近くあったと思うんだけど、全話見ていっっっっっちばん驚いたのはさくらに結婚式で「おめでと〜」とか手を振り合う普通の女友達がいたことでした。友達はみんな卒業してるのに自分だけバージンのままなんていややわー的なことを言ってはいたけど、その友達は脳内友達だとばかり思っていたのでまじ驚いた(笑)。

結局宅間さんは“桜が見せた美しき幻”と劇中認定された模様でしたが(笑)、まぁ好いた年上女には「娘を抱いてやってくれ」と言われ、なんとか気持ち切り替えて抱こうとした娘には「あんたなんか嫌いや!」と罵られ、それどころかその日の夜には別の男との結婚決めてるとか、あーもうめんどくせええええええええ田舎めんどくせえええええええええええええ!!・・・もう逃げちゃお☆ってなるのも当然だとは思うけどw、たちばな美容院の従業員及び客にしてみれば無断欠勤された挙句何も言わずに辞められたわけで、とんだ迷惑だっつのなw。
なぜこれを見ているのか理由がとんと分からない友人がかなり早い段階からさくらのことを「あの娘ちょっと無理やり誰かがヤってしまえばころっと性欲奴隷になると思うんだけど。ああいう女は間違いなくそのタイプ」と真顔で言うもんだから内心この女恐ろしい・・・と思っていたわけですがw、実際その通りでクソワロタw。
つーかリックてwwwwwwwあの顔のリクオさんをリックてwwwwwwwwwwwwwwwwwwww。新婚旅行から帰ってきたらリック呼びになってるとか、そらけんちゃんも真顔で「え、リック?」って聞くわなw。最初は「リク」って呼んでるんだと思ったのね。それならまあアリってかちょっと可愛い呼び方だなとすら思ったんだけど、まさかのリックwまさかのリッキー(笑)。そんなタイトルの本買いたくないですw。
てかリックとさくらが「この小説が私らのこととは誰も気付かんやろうね」「そこがテクニックや」とか言ってたけど、ケンちゃんは「一読してわかった」とか言っててめったくそ笑ったわーw。だって「主人公をリッキー・フラナガンってアメリカ人にしたんが気が利いとる」って言うけど、リクオ→リック→リッキーって、さくら→さきこってそのまんまじゃねーかとw、これで「ひねったよなぁ、あいつ」ってどんな嫌味だよw。挙句「これでやっと謎は解けた。まぐわいはご法度という約束で結婚したんじゃ。あいつらの結婚生活のからくりがよくわかった」って超キメ顔で謎解きしてるしwww。
しかし秀ふじの居酒屋で毎晩繰り広げられるセックス談義はあれいいのんか?。大した広さの店じゃないのにでかい声で「セックスセックス」ってマジでちょっと自重しろよとw。さくらとリックの結婚式の後で泥酔したケンちゃんが二人の性生活についてウダウダ言ってるのを桜子だか秀ふじだかが「ここではいいけど外では言わないほうがいいわよ。下品だから」なんつってたしなめてたけど(おめーらが下品とか言うなw)、『ここ』ではいいにも限度があると思うのw。つーか座敷にオッサンの集団がいて呑んでることが多いんだけどさ、みんな全く気にしてないどころかふっつーに聞いてるっぽいのよねw。むしろセックス談義をつまみに呑んでると言ってもいいぐらいw。ここいらへんのオッサンが次の日会社で「きのう心中居酒屋でこんな話してたんだけどさー」と話し、それがあっという間に高山中の知るところになる、つまり『ここ』で話したことは全部高山中に筒抜けになってると思うよ?w。
そうそう、会社と言えばさ、さくらの隣の席の事務員がイケメン社長がランチに妹ばっか誘うもんだからあからさまに仏頂面してて笑っちゃったんだけど、まさかあれがサヤカの送り込んだスパイだったとはねー(笑)。ほんと高山は恐ろしいところです(笑)。
ケンちゃんはマムシの遺伝子をしっかり受け継いだよなぁ。「セックスなんて怖い、したくないって言っとる女に限ってホントは抱いてもらいたいんや」とかいかにもマムシが言いそうじゃんw。狙った女はことごとくモノにしてる感じだし、あの若さで金融業もしっかりやってるっぽいし、おまけにイケメン。間に存在してる雄一の使えなさっぷりが気の毒になるほど見事なまでの隔世遺伝だよなw。もうまともに見てるつもりはないんで時間の流れがよくわかんないんだけど、豊香が妊娠三ヶ月(このドラマで最高の勝ち組は間違いなく金融業を営むイケメン若社長の子供を宿し結婚まで持ち込んだ豊子よな)ってことはさくらと豊香同時進行だったってことでしょ?。ある意味マムシ以上のヤリ手じゃねーかw。
で、ケンちゃんはあれポイントは『リクオの代わりに』俺が抱いてやるってところですよね。リックがこのままだと「さくらの嫌がるようなことをしたくなる。爆発して変態になりかねんのや!」であることを分かってて、その欲望こそが、その欲望を限界まで抑圧することでいい作品が書けると信じているのだと思う。でもマムシの直系だけあって性生活がない夫婦が続くわけがないという持論は曲げられず、だから俺がリクオの代わりにさくらを抱くと、そういうことなわけですよね。つまりさくらを通じてケンちゃんはリクオと同化してるわけですよ。愛やな(まがお)。
それにしてもビッチの血が流れまくってるさくらのことだからセックスを覚えたらその虜になるのは当然っちゃ当然の成り行きだとは思うものの、「リックを愛してるのにケン兄ちゃんを見るとどうしても身体が反応してしまう」(やや意訳w)などと言わせるケンちゃんのテクニックってどんだけ・・・・・・っ!!。
で、そう考えると間違いなくケンちゃんよりテクニックは劣るであろうリックは逆にさくらとはセックスせずに愛だけの関係(笑)でいたほうが幸せ・・・・・・なのかもなぁと思わなくもなかったり。だってさくらのことだからばりばりケン兄ちゃんとテクニックのみならず大きさそのものまで比べてすんごい顔で「リック、あなた下手ね。あなたじゃ物足りないわ。私を満足させてくれるのはケン兄ちゃんだけ」とか言うぜ?w(まぁ身体そのものはリックの方が立派そうだけどw)。
でもまぁリックはあまりにも不憫過ぎるとは思うんだけど、でもそうでもないってか、ただのバカにしか思えない理由はやはり欲望を抑え続ける勝さんの生き様を見続けてきたから、だと思う(笑)。リクオの悶々っぷりなんぞ勝さんのソレとは比べものにならないもんな(笑)。だって勝さんに比呂人手帳を取りに生かせ、愛の証(笑)手帳を握りしめながら「比呂人が呼んでる」→「病気が治ったらお兄ちゃん、結婚しましょう」だもん(笑)。最期に勝さんに夢を見させてあげるってことかもだけど、最後の最期まで縛り付けるってか、死んでもお兄ちゃんは私のものよってことでしょ?。勝さんこそ一度も抱かせてもらってないのに。悶々の大先輩である勝さんを見ちゃうとリックの悶々なんてまだまだまだまだって感じよなw。勝さんほども覚悟も根性もないくせに「愛があればセックスなしでも結婚生活は成り立つ!」とか勢いで言うからだっつのw。
つーかリックに対して最も“こいつバカwww”と思ったのは、脱稿してようやく昼から自棄酒できるようになったのはいいけどわざわざ赤かぶらに行くことなw。高山がどれほど田舎なのか分かりませんが、お蕎麦屋さんとかはあるだろうし昼から呑もうと思えば呑める場所は他にもあるだろうに、わざわざサヤカんとこに行くとかバカだろw。ケンちゃんとさくらのことを知らずにいるよりはマシだったかもだけど。あ、でも二人のことを忠告してくれたサヤカに「余計なお世話じゃ!自分の頭のハエでも追っ払ってろ!(あっちいけ!)」ってのはさすが作家さんの言い回しでしたがw。
てかさあああああ、さくらとのことを問い詰めたら「何度もやりました」と堂々と認めた上にこのことを小説に書けと言うケンちゃんを「殺してやる!」じゃなくてさ、そこは「この身体がさくらを抱いたのかああああああ!」と言いながらケンちゃんの身体を貪るリックが見たかったです。それでこそ『正三角形』だと思うんだけど。腐れですいません。
で、「リックとは最初からセックスなんかしないって約束でここまで来たんやから、ケン兄ちゃんとセックスしても不倫やない!。あなたをものすごく愛しとる。けどケン兄ちゃんは愛しとらん、爪の垢ほども愛しとらんわ。セックスだけや。あなたも男やからつらいかもしれんけど、わたしを性の対象として考えないで下さい」「来ないでリック!あなたとの愛は純粋なんよ。愛とセックスが別物やったから、うまくいっとったんやないの?ケン兄ちゃんとあなたと両方に抱かれたら、わたしはそれこそ不倫女になってしまう」からのお〜「リックを愛してるのにケン兄ちゃんを身体が求めてしまう。このままじゃ私おかしくなってしまうわ。リックがいくら好きでももうこれ以上は堪えられない。だから死にます。あなたを愛しとる証拠に死にます」「愛は愛だけで成立するって証明するためにも、私達の愛の形を永遠に残すためにも、あなたが書いたこの小説の通り、私達も心中するんよ!」「嫌なの?私と一緒に死ぬの、嫌?」(リック「怖いやないか〜、死ぬやなんて」)「だーいじょうぶっ☆私が一緒やから」(リック「一回もセックスせんと?」)「愛だけのために死ぬんやもん!あたりまえやないの。リック、一緒に死にましょう?愛してくれてるんでしょ、私を。そんなら死にましょうよ。あなたが嫌なら私一人だけでも死ぬ。あの桜の木の下で。他に道はないの。あなたは生き残って私のことを小説に書いて」(リック「書けない。もう書けない。さくら一人死なすわけにはいかん」)「リック、リック!愛しとる。世界一愛しとる!」
な ん だ こ れ (笑)
まさに悪魔の囁き(笑)。
で、どうなるのかと思ったら、心中失敗(木の下に転がってる二人を杖でつんつんするかとうかずこwww)→リッキーで梓川賞受賞→がっしりと抱擁しあうケンリク→受賞パーティに出席してそのまま東京で暮らしなさいよ。その気になったら会いに行くわ→駅でこれからの遠距離恋愛を思いながら熱く見つめあうケンリク→勝「桜子と結婚する、結婚するんじゃ〜!」→桜子死亡→「葬儀は、私達の結婚式ともなったのです」→さくらを凝視する勝おじさんとリック→桜子とともに朽ちたと思われた桜の木に並ぶ二つの若芽
・・・・・・・・・・・・え?。
ケンリクがガチなのは間違いないとして、勝さんは結局桜子を抱くことはできなかったけどこの先も一生ずっと桜子を妻として愛し続けるのかぁ・・・と思ったのにさくらをおもきしロックオンしてるその目線はなんなのさ?しかもリックと交差してるし。ラストの若芽は桜子と比呂人があの世で再会し、生まれ変わって再び愛を育む・・・ってなことだと思ったんだけど、それだったら手を握りあい寄り添いあう桜子と比呂人の映像が流れると思うのね。でもそれはなかった。てことはあの若芽には別の意味があるってこと?桜の木から新しい芽が=さくらに新しい命がってこと!?。だとしたらそれはケン兄ちゃんの子供なわけで、同時期に二つの胎に宿った命がやがて再び高山の地に騒乱を巻き起こすのですが、それはまた別のお話(by勝)とか!?!?。


というわけで、ついに終わってしまいました。ザンキさんと徳山アニキと神保さん目当て+途中からまーやと佐野くんが出るらしいという完全なるイケメン目線だったんでそんなに本気で見てたつもりはないんだけど、でもそれなりに感想書いてしまった。だってあまりの酷さに突っ込まずにはいられなかったんだもんw。見てるだけでこれだけ大変なわけだから演じる方の(いろんな意味での)苦労たるや想像を絶するものだったでしょうが、勝さんのブログで拝見する限り楽しそうでもあったんで(笑)、それ含めて堪能させていただきました。みなさま、お疲れさまでございました。
で、結局このドラマの描きたかったことって、なんだったんだろう・・・・・・・・・w。


余談ですが、現在わたしが夢中で通ってる舞台で一つ後ろの席からこのドラマの美容院の客としてとさくらの結婚式シーンにエキストラとして参加したってな話が聞こえてきてちょっと羨ましかったです(笑)。漏れ聞こえてきた感じからして某吉●さんのファンの方だったようですが、昼ドラのエキストラに出たり平日の夜舞台観劇したり、そんなマダムにわたしもなりたいとおもいました(笑)。