『天装戦隊 ゴセイジャー』epic49「未来への戦い」

当初種族間で醜いいがみ合いをしてたぐらいだから異種族間は共闘こそできるもののそのままの意味で「力を一つにする」ことはやってはならないってか出来なくて、それを無理やりやったからこそブラジラさんは堕天使になってしまったんだと思ってたのに、自分の意思でゴセイパワーを「あげる(与える)」ことは簡単に出来るんだ。ただそれをすると自分が死ぬってだけで。
・・・・・・・・・・・・って、え?ゴセイパワー失うと護星天使って死んじゃうの・・・・・・?し、知らなかった・・・・・・。
自分が犠牲になってでも地球を護ると言う仲間たちをレッドが「そんなの嫌だ!」と一喝するとか普通だったらめちゃめちゃ燃える展開だろうに、ちっとも頭に入ってこないってか入り込めないってか・・・こうまで気持ち的に盛り上がらない展開ってむしろすごいんじゃないかって気がしてきた。「今の自分たちの実力じゃ5人で戦ってもブラジラには勝てない。でも俺たち全員の力をアラタ一人に集めれば勝てる(かもしれない)」というハイドさんの意見は尤もだと思うんだよね。尤もってか、現時点では最も勝率が高い作戦だと思う。でもそこでアラタは俺たち全員で戦わなくちゃ意味がないと言う。“番組として”それもまた尤もですよ。そこまではいいけど、じゃあどうすんだ?って話でさ、ゴセイと言えば「なんとかなるなる」に「絶対に諦めない」だから最後までそれを貫くのは間違ってないんだろうけど、天使たちには「気持ちの限界」ってないのかなぁ?・・・ってぼんやりするよねぇ^^。毎度毎度「気持ち」で戦っててさ、その都度「奇跡」が起こってさ、この天使たちはどれだけ気持ちが強いのかと思うよねぇ^^。

てかゴセイってさぁ・・・どこぞの国の軍隊じゃないけど、やられてからでなきゃ動けないの?。地球にめりこみだした楔を食い止めようと(抜こうと?)三手に分かれて頑張ってたみたいだけど、そうなる前に抜こうとするなりそれ以上めり込ませない方法を考えるなり動けよと。りんごの種蒔いてる場合じゃねーだろと思うんだけど。しかも花壇に(笑)。あれだけ存在感ありまくりのナイトさんがいないことにも気付いてないし。
つーか博士に身体借りなきゃ話もできないマスターヘッドがアルティメット動かせてるのは奇跡(笑)でいいけどさ、あの楔が3本揃ってないとブラジラさんの救星計画とやらが発動できないのならば全部抜こうとしないでまずは1本抜けばいいと思うの。それじゃダメだってんならその理由を教えて欲しいの。ていうかナイトさんの残りパワーが少ない話はどうなったのかと。ブラジラさんを筆頭に劇中でたくさん説明してくれてる気はするけど(でもほとんど頭に入らない)肝心なことはほとんど説明してないんだよね。だからテレビの中で護星天使たちがいくら必死に頑張ってても他に方法あんじゃね?と思えちゃってその頑張りに共鳴することはできないわけですよ。何度も書いてるけどキャストはほんっとに頑張ってると思うんだけどねぇ・・・。
確かに仲間を犠牲にした自分を断罪しようとしてるハイドさんたちがブラジラさんを倒す(その結果地球を護る)ために自ら犠牲になろうとするってどうなの?それを受け入れちゃったらお前ら俺と同じじゃね?というブラジラさんの言い分は分かるけど(つーかブラジラさんが説明してやるなよとw。黙ってほくそ笑んでりゃいいのになんでいちいち説明するかなーw)、でも「無理やり犠牲にした」のと「自ら犠牲になる」のは違うじゃん。だってそれ言ったらマジスはどうなんの?ハイドさんの立場は??ってなことになるっしょ。そう考えたら、これだけ「奇跡」を起こしてきた護星天使なんだからさ、ブラジラと同じになったとしても地球を護るという使命を全うすることを選んだアラタとハイドさんたち。その結果ブラジラを倒すことができたが失ったもの(仲間の命)の大きさに嘆き叫ぶアラタ。するとアラタが手にしたハイドさんたちのゴセイパワー玉がピカーと光る。次の瞬間ハイドさんたちがアラタの目の前に!。みんな無事だったんだね!護星天使の仲間を思う気持ちが奇跡を生んだんだ!・・・ってんでもよくないかなぁ?。パワーアップもナイトさんの目を覚まさせるのもアラタ一人にやらせたんだから、この期に及んで「みんな一緒に」とか言われても微妙すぎる。