『クローンベイビー』第5話

この俺たちは試験管から生まれたクローンベイビーで排他の摂理がどうのこうので勝ち残れるのは一人だけっての、最初から言っときゃよかったのにと思った。その上でそのことを知ってる人(ヒロや豪太)も知らない人(正宗やマリカ)もいて、それらが入り乱れてイス取りゲームをしてまーす!って予め言っておいてくれたほうがスッキリ見られたような気がする。謎として描いたことが逆効果だったってか・・・まぁはっきりいっちゃえばやりたいこと(理想)は分かる気がするけどそれには脚本演出が力不足だったかなと。ヒロVS豪太、正宗VSマリカ、それからドーリの友達で野球少年の友くん(役名わかんねw)が謎の男にクローンであることを知らされ、肩を取り戻すためにイス取りゲームに参戦するという図式が明確だった今回は分かりやすかったし面白かったもん。ていうかヒロと豪太の関係性とバトル、そしてその結末とか普通に燃えたし萌えたんだけど、目が赤くなったり変な薄笑い浮かべたりしないこういう普通のバトルが見たかったんだと5話にして気付いたw。
で、ヒロと豪太ですよ。豪太はヒロってか殿相手に赤いヒーローとかニヤニヤするし(そして幼少時から白好きのヒロw)、“あの人”の命で殺人を犯すことを『ヒーロー』という言葉で必死に正当化した青年の夢が全部終わったら(ヒーローになれたら)酒飲むことだってのもなんていうか・・・哀しいけどある意味美しい存在だなーなんて思ったし、ヒロも守ってくれる豪太と離れ離れになってしまった末に作りだした鎧があのニヤニヤ仮面だったんだなーと、本来のヒロは豪太を抱いてボロ泣きするあの姿なんだなーとか思うとすこぶるときめくしさ、この二人を中心にして作ったほうがよかったんじゃね?。事務所のアレやこれやが関係してるキャスティングなんだろうから豪太を市川くんにしてさ。まー菊田くんの豪太だから良かったってのはあると思うけどね。