乃南 アサ『すれ違う背中を』

すれ違う背中を

すれ違う背中を

刑務所仲間の芭子と綾さんのシリーズ第2作です。
消せない過去をちゃんと背負いながら、小さな一歩ずつだけどでもしっかりと確実に一歩ずつ進んでる二人の物語を読むと、心のどこかがキュっとします。
そしてやっぱり大切なのは人との繋がりだなと思う。たった一人でいいからいざとなったらすべてをさらけ出して何でも話せる人がいるって、それだけで幸せなことだよな。
こっちのシリーズでの高木聖大の扱いも相変わらず散々でホッコリ(笑)。