『仮面ライダーオーズ/OOO』第1話「メダルとパンツと謎の腕」

初回がいきなりライダー大戦だったディケイド、身体がはんぶんこに割れたWと異色作が続いたせいか、やたら「平成ライダー臭」を感じてニヤニヤしまくりでしたが、映画で見た動くスーツのデザインと「タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ タトバ タットッバッ!」の笑撃を超える“何か”はとりあえずなかったかな。よくも悪くも“普通”で“無難”な初回だなという印象です。つーかタトバは『変身音』じゃなくて『歌』だったんですね。それはちょっと驚いた(笑)。それを言ったらガンバライドCMのうるささにも驚きながら早くも辟易してます(笑)「メ・ダ・ル アツメ マックッレッ」ってなんでもありすぎやろ(笑)。
あとタイトルがそのまんまで親切だなーと思った一方でもうちょい捻ろうぜ?とも思ったり(笑)。
OPの曲中に「変身っ!」って声が入るのって初めてだよね?アップテンポなのはいいけど最初から最後までずーっとトーン的には同じ感じの曲なんで、メリハリをつけるためのアクセントとしてはいいアイディアだと思ったな。ライダーとして1年間変身し続けると「変身」の言い方って全然変わるもんだけど、果たしてこれが吉と出るか・・・。


ほとんど事前情報を入れてないんで設定やらなにやらは追々説明してくれるだろうからそれを素直に理解しようというスタンスで臨むつもりなのですが、やっぱ自販機バイクは理解できんわ(笑)。ルックスは三人の中でダントツ好みなもののブログがオサレすぎてどうもなぁ・・・・・・ってかれんれんのライダー愛を感じまくった1年の後だからこの“仕事です”感が見えまくりなのがちょっと残念に思えてしまう後藤役の君嶋くんが出動する部下達にメダルを弾いて1枚ずつ渡すところはカッコよかったんだけど、その直後に一列に並び自販機にメダルがしゃこんと投入するので台無しwwwなぜ自販機www。あそこにあの状態で自販機として存在してる意味がわからんw。メダルを投入することで初めて“乗り物”として機能する?とかそういうことなのでしょうが、有事の際に素早く対応するためになのかなんなのか街中に置いておく分は自販機形態でいいとしても、組織(?)の地下駐車場に置いておく分は最初からバイク形態にしておいたほうが早いだろうにw。
君嶋くんはやっぱカッコイイけどね!ヘルメット取った瞬間ハウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン><ってなったもんw。
刑事→腕だけ怪人・アンクになったりょんりょんはさすがの存在感だなぁ。りょんりょんのこの日本人離れかつ人間離れした作りものみたいな容姿ってほんと特撮の世界に馴染むよな。刑事Verのヅラ+スーツがありえないレベルで似合ってないのがそのいい例でさ(笑)、アンクに身体奪われ金髪になった瞬間辺りに自分の磁場を展開したのにはゾクゾクしたわー(あぁ・・・つい悪魔少年の口癖が出てしまった・・・・・・)。
そんな刑事さん(あれって死んじゃったってことなのかなぁ?グリードが生み出す手下のヤミーの原動力は“人間の欲望”のようなので、死体を乗っ取るってのは世界観的にちょっとズレてる気がしなくもないし、ヒロインが刑事さんの妹なこともあるから、死んではいない・・・かな)の拳銃を躊躇わず手にしたどころか安全装置を外し全て敵に命中させてみせた主人公の映司はナニモンだ!?何度も海外行ってるとか言ってたからそれなりの修羅場をくぐってきてて、だから銃も焦らず扱えるってなことだろうけど、だったらパンツと小銭のほかにパスポートぐらい持ってんだろとか大人目線で突っ込んじゃったわ・・・。
てかバイト先の同僚や刑事さん、果ては腕だけ怪人までほとんど“会ったばかりの人(腕)”を「長い付き合い」と称し感情移入するあたり、一見天然っぽく描かれてはいたけどその実すごく刹那的な世界で生きていたというか、まーはっきり言っちゃえば戦場とか紛争地域とかそういうところで人との交流を結んできていて、今さっき道を聞いた人がありがとうって手を振り合った次の瞬間地雷踏んで爆死したとかさ、そういう経験をしてきたからほんのちょっとでも、それこそ一言言葉を交わしただけの“縁”を大切にするって人なのかなーなんて思ったり。そんな経験をしたせいで生きるとは死と隣り合わせだからパンツと小銭以上の“荷物”を持っても無駄だ・・・という価値観の持ち主になってしまったとかね。そこで命の重さを軽いと感じるのではなく重いと感じることが出来る人で、だからこそそれを簡単に奪う(奪おうとする)やつは許せないというヒーロー像とか。だとしたら結構珍しい主人公になるかも。
パンツに拘る主人公ってのはまぁね・・・わたしだって女の端くれなんで若い男の半裸は好物ではございますからそこはもう謹んで頂戴する次第でありますがw、換えのパンツに穴開いちゃっててトホホ・・・ってなってたけどあのパンツってズボンのポケットに入ってたじゃん?(ポケットにパンツ入ってるイケメンなんていやだwww湊先輩だったらアリだけどw)だとしたら物理的にズボンにも穴が開いてると思うんだけど、そこは気にならないんだ(笑)。
てかこのパンツいっちょシーンって初回のいわば最大の釣り餌なわけですよね?この子で今年1年やってくぜ!という世の女性視聴者への挨拶であり宣戦布告なわけですよね?。それがパンツ+黒の靴ってのはどうなのかと!あれに萌える女子がいるのはわかるけど、わたしはやだ。あの状況だったらパンイチ+靴になるだろうけどそれでも足元は裸足であってほしかったですw。
渡部秀くん自体は合格点をあげていい初回だったと思うのですが、うーーーーーーーーーーーーーん・・・・・・・・・湊先輩ほどの“引力”は感じなかった・・・・・・かなぁ。てかあの衣装が悪いんだよ!国内外を旅してきたという“旅人”イメージなんだろうけどなにあの国籍不明っぽいトップス。なんで制服じゃないのよ!!(当たり前ですw)。あんな格好してるくせに中身あんなパンツだなんてわたし認めないわよッ!。せめて無地のゆったりしろシャツとかさー、そういうんだったら湊先輩じゃなかった渡部くんのナイーブそうな表情がさらに映えると思うのに!。
しっかし住所不定で連絡先すらはっきりしないようなヤツを“警備員”に雇った上に同僚は二人組の泥棒って、鴻上ファウンデーションって大丈夫ですか??w。
まートップ自ら怪人の誕生をお手製のケーキ作って祝ってたぐらいだし、それもこれもすべて計画通りってなことなのでしょうが。
ちょっと音痴なバーステイソングと無音に乗せて怪人にボコられまくるライドベンダー部隊の図ってのは無駄にスタイリッシュ(かな?)wって感じでカッコよかった。


また1年楽しめるといいなー。