なんてことのない“普通の回”でこれまで二つの組織を股にかけ暗躍してきた武レドランさんがあっさり、それも普通の雑魚怪人と大差ない扱いで(とりあえず?)退場したことに本気でびっくりしました。わたし武レドランだかブレドランだかは元護星天使もしくはナイトさん同様戦士化できるヘッダーで、戦っている最中仲間を護るために自らが囮となり敵に捕らわれ護星天使の敵となるべく洗脳され、その組織からはなんとか抜け出したものの護星天使としての記憶はなく、いろん組織を渡り歩きながら自分探しの旅をしているんだと思ってました。そんで最終クールで戦う組織がブレドランさんを洗脳した当の組織で、その組織の一員としてパシられる中だんだんと記憶を取り戻し、ついに洗脳が解けたブレドラン改めゴセイペガサス(仮)とゴセイナイトが力を合わせてラスボス組織を打ち破る!!って話だと思ってたのにいいいいいいいいいい!
まぁブレドランさんのことなんで2.3回後にまたひょっこり顔出しし『死んだ!・・・・・・・・・と見せかけて新たな組織に入るべく就職活動してましたー!今度はブレ・ド・ランと呼んでください。フッフッフ』とか言いそうな気はしますが(笑)。巨大化した状態で爆破までいっといて実は生きてました☆ってのが戦隊的に許されるのか・・・とは思うけど、そこはやっぱ元護星天使だからってことで。
でさー、それにゴセイジャーが全く絡んでないってちょっと凄いわよね・・・。最終的に『お約束として』敵である武レドランさんを倒しはしたけどミラクルゴセイヘッダー盗られたのも武レドランさんにしてみりゃむしろその力を使って膜イン=幽魔獣を滅ぼそうとしたって方が目的の比重としては重そうだったし、ミラクル化できなくても戦うのが自分たちの使命だと息巻いたはいいけど結局予想外の筋グゴン乱入→そのどさくさで本物のエルレイの匣が空中に!→ナイトさんがすかさず破壊→今だ!ミラクルゴセイヘッダーを取り戻せ! ってさぁ・・・・・・ゴセイジャーなんもしてねーじゃねーかと。さも疲れた顔してへたりこんでんじゃねーぞ!今すぐ100キロ走ってこい!!って感じ。
でもこれアラたんたちが悪いわけじゃないと思う。ミラクルゴセイヘッダーとられて落ち込んでる護星天使たちにナイトさんの口から「戦ってるのはお前たち自身だ」とかなんとかちょっとイイこと言わせて、それで護星天使たちが自分たちの使命がどーとか思い出したって展開は得意の『王道』ってことでいいけどさ、肝心なのはそっから先じゃねーのかと。自分たちの力でミラクルゴセイヘッダーを取り戻しそして匣をどうにかしてこその『王道』じゃないんですか?と。あんまりそこいらへんのことは分からないんだけど、この全くもって盛り上がらない展開の理由ってのは脚本と構成なんじゃないかなと思います。
ていうか膜インさんと筋グゴンさんの『絆』の強さに吹いたわw。武レドランさんとの会話の中で悪口言ってた膜インさんはともかく、一人っきりだったはずの筋グゴンさんの呪詛は誰向けの発言??とは思うけどw、二人の絆ってか友情ってか信頼関係の深さって下手したら護星天使のソレよりも強い・・・・・・んじゃないの?(笑)。