『ジョーカー 許されざる捜査官』第6話「子供の虐待・・・救えない命・・・」

相変わらず神奈川県警の捜査は手ぬるいってか・・・杜撰だよなぁ。あんな酒切れで暴走してるクソ親父がした小細工にまんまと騙されてんじゃねーぞ!と。本人と父親こそ「虐待の事実はない」と言ってはいるけど、通報があって児相だか警察だかが事情を聴きに訪ねてるわけだし、子供とは言え虐待を訴えてる事実もあるわけだし、父親が息子を虐待してるってのは警察としても疑ってはいるんだろうし、だからこそそれを苦にしての自殺だと断定した・・・ってことなのかもしれないし、父親が言ってたように学校でも本当にイジメられていたのだとしたらそれもまたそう判断する材料にはなったのでしょうが、毎度毎度ほんっとに使えねーな神奈川県警!と思ってしまいます。倉石さん(警視庁刑事部鑑識課)やマリコさん(京都府警化学捜査研究所)だったらひと目で現場に違和感を抱いてくれるのにっ!。
てかそこいらへんあんまりちゃんと見てなかったんだけど、そもそも伊達班が追ってた事件って“連続窃盗事件”の方だったわけですよね?商店街にある酒屋のオッサンの口ぶりからして別に勢い余って誰か殺しちゃったとかそういうことじゃなかったですよね?(ていうか窃盗事件の犯人はチンピラ若者グループと見せかけて・・・実は酒屋のオッサンでしたー!って後味最悪のオチかと思ってたw)。言い方悪いけどその程度の事件も県警の捜査一課が担当するってなぁ・・・・・・。そういうところにリアリティを求めるドラマじゃないってかそもそも警察の人間が裏で悪人を私的に裁いてるって時点でリアリティ皆無なんだけどさ(笑)、これまで10割の打率で犯人(事件の首謀者)を逮捕できなかったことと今回窃盗グループ(チンピラ)を初めて逮捕→棚ボタ的に自殺を装って息子を殺した父親を逮捕したことを合わせて考えるに・・・やはり神奈川県警使えねえ!ってところに落ち着いてしまうw。
でさ!今回伊達さん&久遠的にはよくぞ目撃してくれた!よくぞ証言してくれた!とまさにお手柄!!だった見張り役のチンピラ兄ちゃんどっかで見たことあんなぁ・・・・・・・・・ってしばし考えて、やだちょっとマツカズ!!!マツカズこと松永一哉くんじゃないの超イケメーーーーーーーーーーーーーーーーン><って驚きのあまりベッドから転げ落ちました(笑)。見てすぐわからないあたり説得力皆無だとは思いますがw、わたし大好きなんですw。マツカズの働きのおかげで、もう一度念押ししておこう マ ツ カ ズ の お か げ で w 寸でのところで父親と同類の単なる殺人者にならずに済んだ久遠はなんか差し入れしてあげるべきです!w。
久遠のお灸が効いたのかなんなのか逮捕され聴取される父親は反省モードでしたが、久遠のしたことをちゃんと黙っててくれるか心配なんだけど。今は黙ってるかもしれないけど、この先弁護士がついて過剰な取調べは受けてませんか?それは裁判で材料になりますよとかなんとか言われたら喋っちゃいそうじゃね?。つーかなぁ・・・久遠が父親との関係にトラウマ抱いてるのは明らかなんでたまたま出会った虐待されてる少年に過剰に入れ込んじゃうのは分かるし、少年を救えず暴走しちゃうってのも久遠の性格からしてそんなに突飛な行動とは思わなかったけど、チームジョーカーの一員になって以降、久遠の仕事に対するスタンスがあからさまに適当になってんのはどうかと思うんだよなぁ。今回なんて鑑識の制服すら着てないじゃん。いくら自殺の可能性が高い事件の落下地点だから遺留物採取の必要はさほどない現場だとしても、それでもあの場にいる理由が“鑑識員として”であるならば、最低限制服ぐらい着ろよと。鑑識としてじゃないならあの場にヒョコヒョコ出入り出来ることもおかしいしさ、そこいらへん井上くんは注意すべきだと思うの。多分聞いてくれないと思うけどw。
でもバケツもって立たされる久遠ってかニシキドさんと、少年とキャッチボールするお兄ちゃんな久遠ってかニシキドさんはものっそい可愛かったです。あと涙目な。ニシキドさんの自由自在の泣き演技ってか涙の出し加減の調節っぷりは間違いない。あとあとニシキドさんの「ちゅう」って言い方が非常に好きです。「チュー」じゃなくて「ちゅう」なところがタマラン!!!。
つーか今回一番たまらなかったのは暴走した久遠に対する伊達さんの「ばかやろぅ」ってこれ!これですよ!!!!!顔はいつものように笑ってるんだけど、いろんな感情がこもった「ばかやろぅ」だった。わたし実はこれまで昼の伊達さんにも夜の伊達さんにも人間らしい「感情」というか、警察官でも仕置人でもない伊達一義という人間そのものを感じることが出来なかったのですが、この一瞬はそれが見えた気がしました。だから久遠は自分の暴走行為を反省し、今後の対応は伊達さんに任せる(伊達さん判断に従う)ことにしたのかと思いきや、井筒課長の「逃げるなよ、逃げるなよー」という煽りにまんまと乗せられ単独で仕置きしようとするんだもんなぁ・・・久遠ってば馬鹿(素直)なんだからっ><。
で、井筒課長の行為は仕置きさせるべく久遠を唆したってなことでいいと思うわけですが、目的が分からないんだよなぁ。三上と井筒が夏樹の事件において相反する立場であることが明らかになったけど、現時点で三上と伊達さんが仕置き仲間である以上、少なくとも井筒が直接(三上が関知する範囲内で)仕置きに関わってるということはない・・・ってことなのか?。てか夏樹は当時井筒について独自に調べていたってことだけど、てことは夏樹は井筒に対して疑いを抱いてたってことだよね?。だとすると自分を刺したのが井筒であるならば夏樹は「どうしてあなたが」ではなく「やっぱりあなたは」とかさ、「どうして」ではなく「やっぱり」って言葉を使うんじゃないかと思うのね。「どうして」って言葉から受ける印象としては犯人は夏樹の予期せぬ人物だったって感じじゃん。となると三上・・・ってことになるんじゃないかと。そこまではなんとなく予想できるんだけど、その後、神隠しは夏樹事件後に発生するようになったってことが分からない。てかイヤーーーーーな想像をするならば、実は夏樹こそが悪徳刑事で、三上は単独で制裁したとか。で、自分なりの責任の取り方というかケジメをつけて警察を辞めた三上に組織が接触し、今の仕置きシステムになった・・・とか?。
伊達さんが井筒のアリバイ偽証をしたってことは伊達さんなりに井筒は犯人ではないと思ってのことだろうからそこは信じるとして、本当に三上が犯人なのだとしたらその行為は正義としてなのか悪としてなのか、伊達さんの気持ちを思うと正義であって欲しいと思うけど、でもだったらなぜ三上は井筒を疑ってる発言をするのか?ってことになるわけで、やっぱ悪・・・・・・・・・なのかなあ。


とりあえず次回はこの手のドラマオタ待望の忍成くん登場でテンションあがりまくりです!。しかも伊達さんと同じく仕置き人、ただし自称!とかタマラン!!。今回の話で言いたかったことってのは「自分たちは法で裁けない者を裁いているんだ。法で裁けるものまで私的に裁いたらそれはただの犯罪だ」ということだったと思うわけで、その意見にはハッキリ言って頷けないというか、人に銃を向け拉致監禁した時点で理由はどうあれ犯罪行為に違いないんでそこは自覚して欲しいと思うのですが(組織の理念は自分たちの行為は犯罪ではないということだとしても、伊達さん自身は犯罪だと自覚しているからこそ仕置き時に『哀しい顔』をしてるんだろうけど)、恐らく悪人であれば法とか関係なくバシバシぶっ殺すのであろう次回の忍成くんとの対比として今回の話があったんだろうなと考えると、展開的には納得です。
伊達さんのピンチを救うのがツンデレ同期・来栖だったらと思うとドキドキするわーw。