『仮面ライダーW』第43話「Oの連鎖/老人探偵」

家族の墓前で嬉しそうに「いい“仲間”もいる」と報告し、その仲間の為に「夏季限定麩饅頭」(喉につまりそう・・・w)をお土産として持ってくる照井たんがなんだかやけにカッコいいと思ったら、トライアル仕様の青上下衣装!!今回がお披露目だったんですね!夏らしくてよいと思います(素材が上下ともに革ってことには気付かない方向で)。
そんな照井たんはなにやらメモリの力(影響)を受けない『特殊体質』だそうで、それがあるからシュラウドさんは来人の相棒として竜に目を付け、竜に「憎悪」を植えつけるべくメモリキチガイ井坂先生を使い竜の家族を抹殺させたと、そういうことなのかな。翔太郎の肉体を母体にするCJで無理ならフィリップくんでFJってとこまでは良かったものの、共鳴してるはずの翔太郎の精神が寝てしまってはいくらなんでも戦えない(相変わらず高岩さんの演技力は驚異的ですね!)・・・という今回の戦い内容を見る限り、もしフィリップの相棒が“ただの人間”である翔太郎ではなく“特殊体質”である照井たんだったならばもうちょっと戦えていたはずってのはまぁ確かにそうかもと認めざるを得ないところなので、シュラウドさんがそれを見越した上でこれまでフィリップのお相手は左翔太郎では務まらない、竜じゃなきゃ駄目ダメ!といい続けてきたというのなら、渋々ですが、納得です。単なる好みの問題かと疑ってごめんね、シュラウドさん><。
ていうか来人救出に際しWドライバーをおやっさんに託したのがシュラウドさんであるならば、当初フィリップくんの相棒として想定されていたのはおやっさん、ということになるのだろうか。だとするとおやっさんもまた特殊体質ってことになるのでしょうが、それって亜樹子には遺伝してないのかなぁ。亜樹子のあの驚異的な閃きと精神力が違った形で発現してしまった“特殊体質”に因るところであるならば、将来的に亜樹子と照井たんがくっつけばその子供はある意味最強の特殊体質になるんじゃ・・・?とか思ったりw。
老けさせ屋ドーパントの攻撃から亜樹子を身を挺して守りながら苦しみ(?)に耐えつつ「大丈夫か・・・所長」と心配してくれる照井たんはやっぱオットコマエよねえええええええ!もうこれまで何度「大丈夫か、所長」って言ってくれたかと!!そら亜樹子も惚れるっつのなw。
つーかいくらそういうことにはならないと分かっていながらも、ハートマーク作ってくねくねするほど好きな男を老けさせ屋のターゲット(亜樹子が持ってた写真の照井たんものっそいいい顔してたんだけど、いつあんな写真を撮ったんだ亜樹子!)に指名する亜樹子の乙女ゴコロがわかんねー!。


で、井坂先生が最期の瞬間に告げた通り、全ての黒幕は怨念の女・シュラウド!ってな展開になりそうですが、琉兵衛さんが若菜にシュラウドさんとはなんぞやということを話す時の回想映像の中で、シュラウドさんは何らかの液体を顔面に浴びて悶え苦しんでませんでしたか?。もしかしてシュラウドさんの包帯サングラスってのは正体を隠すため+キャラ付けということではなく(それも確実にあるだろうけどw)顔面にひどい傷があるから・・・ってことなのか?そんでテラーさんにそんな顔の女を園咲家に置いておくわけにはいかないとかいわれて追い出されたとか?。ミュージアム製のガイアメモリは加頭が持ち歩いてるトランクの中にびっしり並べられてるメモリも含めたシュラウドさん製のメモリと比べると過剰な装飾が施されてることからして、テラーさんは「美」というものにこだわりがありそうだもんなぁ。だとしたらシュラウドさんがやたら憎しみ憎しみ言うのも無理ないかなって気がする。でも井坂先生が殺したのが照井たんの家族を始めとする自らの復讐計画に必要な人達以外にも及んでるわけで、その時点でミュージアムと同類だし、ましてや同情も共感もできるわけないんだけどね。
でさ、憎しみが原動力となるだなんてことを未だに言ってるのはシュラウドさんだけで、照井たんにとっては復讐や怨念、そういう想いは過去のもの・・・・・・なんだよね。道具でしかなかった来人もまた今ではちゃんと“自分の意思”を持って戦っている。そして二人をそう変えたのはシュラウドさんが厭う左翔太郎だと。照井たんの家族を殺した本当の犯人はシュラウドだと明らかになった今シュラウドさんとアクセル(とW)が手を結ぶとは思えないわけで、シュラウドさんの計画ではCAXを使い憎っくき園咲家=ミュージアムをぶっ潰すつもりだったのでしょうが、翔太郎=ジョーカーによってその計画は阻止されると。それこそが切り札たる翔太郎の役目!・・・ってことになるのかな。井坂先生がメモリを預かり弄ったせいで若菜の感情が過剰に増幅され、それに比例してメモリの力も増大してたことを考えるに、メモリの力を最大限引き出すためには激しい『感情』が必要なのかなと思うんだけど、シュラウドさんにとってその感情とは「怨みや憎しみ」しかありえないからそれを竜に押し付けようとするのでしょうが、アクセルがトライアル化したときに“守りたい”と願う『感情』がそれを可能にしたことをどう思ってんだろ。都合よく忘れちゃってんだろうか(つーかそもそもこの状況で照井竜の恨みの矛先が向かうのはミュージアムではなくシュラウドさんであろうと思うわけで、えーっと・・・シュラウドさんそこいらへん分かってんのかな?^^)。
いよいよクライマックスに突入してるこの時期になってもまだ冴子さんはともかく加頭とまでフラグが立ったっぽい照井たんに家族を取り戻したいと願うフィリップくんと比べ物語の中心にいるようには見えない主人公・翔太郎ですが、『風都を守りたい』と思う気持ちは最初からずっと変わらないし、何よりも強い想いとして描かれ続けているわけで、だからきっと翔太郎のその『想い』がシュラウドさんもテラーさんも予想だにしなかった力を生み出すってことになるんじゃないかなと思います。ハッキリ言って今の翔太郎は園咲家とは何ら関わりあいはないし、琉兵衛さんもシュラウドさんも翔太郎のことなんて邪魔な羽虫程度にしか思ってないと思うのね。でも翔太郎にとっては思いっきり関係してることなんだよ。だってこれは『風都』で起きてることなんだから。だから『おやっさんに託されたフィリップとこの街を守る』ことしか考えていない翔太郎の強さがいよいよ発揮される・・・・・・って期待してもいいですかっ!?(ちょっと不安・・・)。
あれ?でもWという物語がシュラウドさんによって計画されたものであるならば、そもそもの始まりってか間違いは『翔太郎がおやっさんの言いつけを守らず勝手な行動を取り、その結果おやっさんが命を落としたせい』ってこともありえる・・・のか?。つまり翔太郎は全ての元凶である・・・とか?。そんな形で物語の中心となる翔太郎は嫌だー!。


それはそうとして、今回の事件もまたえげつないよなぁ。一番悪いのは老けさせ屋なんだけど依頼がなけりゃあんな商売成り立たないわけでさ、依頼人がみんな女ってことはないだろうけどでも「老い」に対する恐怖ってのは男よりも断然女の方が強いと思うんで、8:2ぐらいの割合で女の客が多いと思うのよねw。でさ、依頼した母親は有罪確定として、被害者の母親のキレっぷりも怖いしさー、お婆ちゃんにさせられたみゆちゃんも、ママがそんなことをしたと知った久美ちゃんも、どちらも相当心に傷を負うことになるんだろうけど、そのせいで多分大人になったら風都に相応しいひどい女になるだろうしさw、ここまでひどい女だらけだとガイアメモリどうこう以前に風都って街自体になにかあるんじゃないかとすら思えるわ。・・・ってハッ!?だからミュージアムは風都を実験都市に選んだのかっ!?。
娘を老けさせられた母親の怨念とシュラウドさんの怨念がこのエピソードの中でどうリンクするのか楽しみです。翔太郎が風都のクソ女どもの憎悪や怨念を断ち切ってくれますように。
あ、あと照井たんの家族のお墓にお花を供えてくれてたらしき後姿のお坊さんもすごく気になる。なんか関係あんのかな。