『天装戦隊 ゴセイジャー』epic21「エレガント・エリ」

エリ回かと思ったらハイドさん全力萌え回でございました。まんぞくです。


朝からエプロン姿で掃除に勤しむハイドさん。そこへ「ふわぁ〜おはよー、ハイド」とあくび交じりで現れお腹すいたと喚くエリが何か作ろっか?と言うと・・・
「いやぁ・・・あと7分待ってくれ!掃除が終わったらすぐに」
「えー!お腹空いたよー。しょうがない、私が作ってあげる」
「えぇっ!?分かった!あと3分でいいから待ってくれ!」
必死ですがるも鼻先でドアをバタンと閉められるハイドさん・・・・・・・・・。
みんながまだ寝てる時間から身支度完璧で掃除をし、掃除が終わったらすぐ朝ごはんの用意ってなんかもう・・・・・・って感じですよね。お腹すいてんのはエリであってハイドさんじゃないのに「作ってあげる」って言われてる時点でもうね・・・・・・泣けるわ・・・・・・。


で、なんだかんだでエリがケーキ屋になることになり、モネに「なんでハイドまで?」と言われたハイドさんは
「エリだぞ。放っておけると思うのか?」
って、これちょうカッコよかった!!普段はあんまり年の差を感じさせないハイドさんですが(笑)、この言い方はお兄ちゃんっぽくてよかったわー。
そして「ああ・・・(納得)」って同意する望とモネとアラたんwww。
「動きがあったらすぐに教えてくれ。ふぅーっ。誕生日ケーキか・・・。よし、まずはレシピと材料の確認から」
この「ふぅーっ」って一つ息吐くのがタマランタマランタマラーーーーーン><。本来であれば幽魔獣の探索に全力を尽くしたいところだがエリが言い出したら聞かないことは承知してるし、こうなったら仕方ない、完璧な誕生日ケーキを作ってやるか!ってこの「ふぅーっ」に詰まってんのよね!息一つで心情を表現できるようになってきてるだなんて、すごいぞけんと!!。
で、ハイドさんが厨房に目をやると・・・ケーキだってのに生地を延べ棒でゴリゴリ伸ばしてるエリの姿が(笑)。
ハイド「何やってんだ!分量はちゃんと量ったのか?」
エリ「もうハイドは細かいな。料理はフィーリング♪」
ハイド「エリ・・・ケーキにいつものザッパ流は通用しないぞ」
エリ「え?なんで?捏ねて焼けばいいんでしょ。出来たー」
→オーブンから出てきたのはまっくろこげの物体
ハイド「これは・・・(絶句)」
エリ「あれー?おかしいなぁ。まさか・・・幽魔獣の仕業!?」
ハイド「そんなわけがあるか!!」
ハイドさんが突っ込んだ!!!!!
ハイド「今度こそちゃんとレシピ通りに・・・」
→ハイドさんの言葉ガン無視で卵を割りまくるエリ
ハイド「えぇっ!」
ハイドさんがコケたwwwwwwwwww
「だからなんでいきなり卵を割るんだ!」

うわああああああああんっ一人で突っ込んで一人でコケるハイドさん可愛い可愛い可愛いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん><


卵を買出しに行った先でゴセイナイトさんにとっ捕まるエリ(この絵面シュールすぎんだろwww街中で何やってんだっつのw)を見かけたハイドさん。「まだケーキが出来てないの。あの子と約束したから今は行けない」とエリにうるうる目で見上げられ、「敵を見逃すというなら、お前は護星天使とはいえない」と正論バリバリのナイトさんに聞かせるように
「大丈夫だ。エリは今、エリがやるべきことをしろ」
ビシッと断言!!。
それを聞いて
「ウッ・・・」
呻くゴセイナイト。
ハイド「俺たちの使命は地球を護ることだ。それは、人々の幸せを護り、笑顔にさせることでもある」
ナイト「笑顔にさせることだとっ!?」
エリ「それができればいいんだけど。でも・・・本当においしいの、私に作れるかな・・・」
ハイド「エリは相手のことを思ってケーキを作ろうとしている。それが一番大事なことだ」
そして照れ笑いを浮かべつつエリから視線を外し・・・
「えへん。朝のエリ丼、おいしかった。見栄えはアレだったが、エリならきっと、みんなを笑顔にするケーキが焼けるはずだ」
ぱっかーん(←わたしの頭蓋骨が割れた音。)
キャーーーーーーーーンテレながらデレるハイドさんハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン☆★☆★
おまえたちはどうかしている
ナイトさんごもっともすぎて何も言い返せねえ(笑)。
そうそう、ご尤もと言えばさ、最初に幽魔獣を囲んだ時にエリだけいなくて「ゴセイピンクはどうした」と聞くナイトさんにハイドさんが真顔で「ケーキを焼いている。手が放せない」と答えたもんだから
「ふざけるなッ」
とキレてたけど、これマジでその通りよなw。地球を護るために存在してるはずなのに「ケーキ焼いてて手が放せない」ってありえねーだろ(笑)。
つーかこれアラたんあたりが言うならまだしもハイドさんが戦い<ケーキを認める発言をするだなんて、丸くなりすぎるにもほどがあると思うんだけどw。
てか一番マジで!?と思ったのは巨大化した幽魔獣の体をくすぐり油断させたところで金的攻撃かましたエリを
「やるなエリ。さっきから攻撃の手順が素晴らしい」
と超カッコよく褒めるハイドさんでした。金的も!?ハイドさん的にそこで金的はアリなんですかっ!?ってなw。


そんなハイドさん本日一番の名言は
「そもそもケーキ作りってのは化け学だ。繊細かつ緻密な手順が大切である」
でございました。ケーキはちゃんと分量量らないと駄目なんだよねハイドさん!。


つーかエリが作った黒焦げの物体を齧って同時に「かた!」「かた!」って、堅さの前に黒さに驚けランディック兄妹(笑)。
「捜索は手応えなしだってのに、エリのケーキは歯応えありすぎだろう」って上手いこと言った風のお兄ちゃんが若干イラつくw。
でさ、朝のエリ丼を前にしたアラたんがエリ丼久しぶり〜♪とか言ってたから、あれはそこいらにあるものを適当に乗せたのではなくエリの定番メニューの一つってことなのでしょうが、食ったことあるはずのスカイックが二人揃ってまず「胡瓜」をポリポリ齧ってたもんだから、エリはともかくアラたんは経験上"火を通してない野菜“は食べられる・・・ってことかと思ったのに、見た目はアレでも旨いんかい!!ってビックリしたわ。

で、「あのーーーーーぅ、・・・食べたらみんな、(後片付け)手伝ってね?」って後片付けはやっぱりアラたん(笑)に、
「やっぱり」
「またか」
とボソっと呟くランディック兄妹が面白かったですw。


・・・ってここで感想終わらせられたらいいんだけどさ、そうもいかないというか・・・・・・ちょっとこれ酷すぎねーか?。ハイドさんがセリフとして言ってたけど、直接敵を倒すことで地球を護ることもそうだけど、それと同時に目の前にある小さな笑顔(幸せ)を護ることもまた天使の使命だってことを描きたかったってのはわかるのよ。言いたいことはわかるんだよね。でもその描き方が杜撰すぎだろうと思った。
一口食べたら家族全員笑顔になっちゃう「誕生日ケーキ」を楽しみにしてる子供とその家族がいて、でもそのケーキを作ることができるケーキ屋さんは幽魔獣が暴れたとばっちりを受けて怪我をしてしまいケーキを作ることが出来ないと。そこでエリがケーキ作りを志願するってところまではまぁいいとするよ(実はここでエリもハイドさんも自分たちが幽魔獣を逃がしたせいでケーキ屋さんが怪我をしたとは微塵も考えてないっぽかったのは気になったけど、エリはともかくハイドさんまでケーキ屋さんに関わることにした理由は少なからず責任を感じてたからってことで無理やり納得させました)。でもここで早速ひっかかるよね。店番程度ならともかくケーキ作りをお願いしちゃ駄目だろ店長!。手を痛めて思うようにケーキ作れない店長の代わりにエリが手足となるってんならわかるけど、レシピだけ渡してまかせっきりってさぁ・・・客が「ここのケーキを食べるとみんな笑顔になる」ほどのものを作ってるプライドと責任を持てよ!と。エリもエリで「この店のケーキ」を注文した人に対してレシピも確認せず「捏ねて焼くだけでしょ?」ってふざけた言い分すぎんだろうと。客が楽しみにしてるのは「この店のケーキ」であって「エリのケーキ」じゃないんだっての。なんでそんなことも分かんないかな。基本ザッパ流のエリがレシピを見て作ったらおいしくできた!ってそれ違くね?。もちろんそれだけじゃなくて、エリのケーキをつまみ食い(エリしかいないからってズカズカ厨房に入り勝手にクリーム舐めるガキってのもどうなんよ・・・)した子供が「おいしい」って笑顔で言った理由はこれまたハイドさんが言ったようにエリが子供とその家族に喜んでもらいたいと心から想って一生懸命ケーキを作ろうとしたからなんだけどさ、肝心のその『想い』に特別何か理由とかいきさつとかそういうものがあるわけでもなく、ほんとに“偶然”であって“勢いで約束”しただけだから薄っぺらいのなんのってなー。
この話の肝ってのはエリが戦うことよりもケーキを作らなくちゃならない理由にどれだけの説得力を持たせられるかってことだったと思うのだけど、そういう意味では説得力皆無と言っていいぐらいですから。エリと子供の間に何の繋がりもなく、ケーキ屋とエリとの間にもなんの繋がりもなく、いわば行きがかり上ケーキ作るようになったってだけだし、しかもさ、子供の母親だけでなく子供本人も「店長さんが怪我しちゃったんならケーキ作れなくても仕方ない。怪我の方が大事だもんね」って言ってんのよ?。だったら「さっさと敵倒してケーキ作りに戻ってくるから、絶対今日中にケーキ作ってあげるからね」でいいじゃねーかよと。この子は別に「誕生日ケーキ」に拘ってたんじゃないと思うのよね。ちゃんと愛情いっぱいの家庭みたいだし、なにもホールケーキでなくともショーケースの中にあったピースのケーキ集めておたんじょうびおめでとうプレート乗せるだけでもきっと最終的には笑顔になったと思うんだよね。だから今回はエリが一方的に約束を取り付け勝手に突っ走っただけとしか思えない。なんでこんな適当な話が通っちゃうのだろうか。
今回絡んだ一般人は「ケーキ屋」と「子供とその家族」だったわけだけど、エリにどっちかともうちょい深い関係性を結ばせることってできなかったんかな?。例えばさ、エリはスイーツ好きって設定があるわけだから元々この店の常連でこの店の味を知っていて、だから自分にも作れると思った・・・ってだけで全然違うと思うんだよね。それならケーキ屋さんがエリにケーキ作りを任せる理由も納得できるし。子供と関係させるのであれば、エリが公園でケーキ買い食いしてたらそれをうらやましそうに見てる子供がいて、話しかけたら今日が誕生日なんだけど母親が仕事で忙しいとか病気とか貧乏とかそういう理由でケーキを用意できないとか言うもんだから「お姉ちゃんに任せて!ケーキ作ってあげるから」ってな話になったとかさ、それだけで“エリが”ケーキを作らなければならない理由が出来るじゃん。大体なんで「ケーキ作り」なのかが分かんないのよね・・・。地球そのものと一家族の笑顔、どちらも護るべきものでその重さは同じってことを描くにしたってさ、「ケーキを焼いていて手が放せない」じゃほんと「ふざけるな!」としか思えないじゃん。それ全然面白くないですよ?って話じゃん。せめて恋のアドバイスが戦いに役立ったようにケーキ作りでエリが学んだ何かが戦いに生きるのならばまだしも、やったことと言えば小麦粉ぶちかけてボールで視界塞いだだけですからね・・・(ボウルトリックの蜂須賀ピンクはめっちゃくちゃ可愛かったけど!つーか蜂須賀ピンクのセンター名乗り超萌えたけど!!!)。
つーか
「奇妙なものが大事なんだな。・・・笑顔か・・・・・・」
とゴセイナイトさんに呟かせるなら、戦いを終えたエリに向けられた子供の笑顔をナイトさんに目撃させろよと。今回ナイトさんは何一つ間違っちゃいないはずなのになんで流されそうになってるんですか!。ナイトさんはこの作品でただ一人全うな人(ヘッダーだけど)なんですから、こんなアホな話で感化されないでくださいよ!!。


ところで、あの店はエリが作ったあのケーキで金取ったのかな・・・・・・。卵だけでも相当な材料費かかってると思うんだけど・・・・・・。
そして・・・
「(敵の)動きが早過ぎて僕の処理速度が追いつきませんです」
ってデータス使えねええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!。