麻耶 雄嵩『貴族探偵』

貴族探偵

貴族探偵

単行本化を待ち続けてかれこれ10年!?ようやく読めました。ていうかまやゆ(と私は呼んでます^^)の新刊自体5年ぶりですって!?いくらなんでも待たせすぎだと思うのまやゆ!。
そんなこんなでもう手にとった時点で相当な満足感を覚えてしまったわけですが・・・とりあえずこれ設定勝ちだろう。タイトル通りの「貴族探偵」っぷりに悶えまくりでございました。執事も小間使いもだけど誰よりもボディーガードも兼ねちゃう運転手萌え!!(笑)。この三人が実は裏で誰が一番御前に必要とされているか火花散らしてたりして・・・?とか妄想すると異様にワクワクします(笑)。
貴族探偵は・・・・・・好きか嫌いかどっち?と言ったら嫌いです。何が嫌いって切り揃えて整えられた髭がイヤ(笑)。
とまぁキャラの感想ばかりですが、内容は至って「まとも」でした。最近は動機にロマンというか、どうして犯罪を犯してしまったのかというところにドラマ性を持たせそれで読ませる小説が多いように思うのですが、動機自体は言ってしまえばしょーもない(どうでもいい)一方で謎に関しては相変わらずのひねくれっぷりなのがとても嬉しかったです。やっぱまやゆ好きだわ!。