『龍馬伝』第25回「寺田屋の母」

うわー、この一週間で武市さんの追い詰められっぷりがすごいことになってるよー。以蔵が喋ってしまったら多くの(勤王党の)仲間に累が及ぶからと以蔵に喋らず堪えてくれと言ったわけだけど、なんか今の武市さんって・・・これ以上以蔵が痛めつけられる声を聞き続けるのは“武市さんが辛いから”って風に見えなくもないような・・・・・・。そうなんだとしたら、確かに弥太郎が言うように以蔵への拷問をやめさせるには武市さんが白状すればいいってな話になるんだけどさ、でもそれはできないわけじゃん。収二郎や恐らくいるのであろう現在拷問され中の仲間たちに申し訳が立たないし、なにより当の以蔵は今「武市先生の言いつけを守る」というその想いだけで生きてるようなもんだと思うんだよね。だからやっぱ弥太郎と武市さん・以蔵の価値観は全く違うわけでさ、視聴者目線としては弥太郎の言うことが尤もだとは思うんだけどでもそうじゃねーだろう、そういうことじゃねーんだよと、だからもう弥太郎おまえは黙ってろと。武市さんをそれ以上追い詰めてくれるなや・・・と思います。
まーそれを言ったら武市さんこそ弥太郎にそんなこと頼むなや!!なんだけどさw。
ていうか何が一番悪かったっつったらやっぱり東洋殺しをまるで武市さんの私怨っぽく描いちゃったことだと思うんだよな。武市さんにとっては本当に自分の唱える「尊皇攘夷」を遂げるためにはそれを邪魔する東洋を排除するしかないと考えてのことだったんだろうし、そしてそれが「大殿様のためである」と思い込んでたってのは事実なんだろうけど、それでも結果としては訴えを全て握り潰された挙句仲間の前で足蹴にされたことで「キレた」としか見えなかったってのがさぁ・・・まずかったんじゃないかなーと。それが元にあるからこれ以上以蔵を苦しめるのは忍びないから毒饅頭ってなんだよと、誰のために苦しい思いしてると思ってんだよと、そんなに言うならお前が喰えよ!と言われても仕方ないのかなーって気になっちゃうんだよね。でさ、史実ってか通説?であれば以蔵が拷問に耐えきれずにペラペラ喋るもんだからこれ以上アイツ生かしておくとこれまで拷問に耐えてきた仲間やまだ捕まってない仲間に塁が及ぶからってんで毒饅頭を与えたわけだけど、このドラマの以蔵は武市先生に対する敬愛の情ってのは一ミリも揺らいでないわけで、何が何でもペラりそうにないじゃん。それは武市さんにそう命じられたからなわけでさ、以蔵がその命を全うすべく耐えてんだから武市さんも耐えろよと、可哀想だからってのは武市さんの言い訳でしかないだろうとまで思いそうになるわけですよ。
でさ、弥太郎とのやりとりもすごい真剣なシーンのはずなのに、弥太郎が以蔵が可哀想で見てられん!早く楽にしてやってくれ→武市さんがでかい饅頭3個も両手に持って「だろだろ!このままじゃ以蔵死んじゃうから早く楽にしてやりたいだろ。だからこの毒饅頭届けてくれ!」→弥太郎「話聞いてんのかよ!」ってさぁ、なんかもう・・・武市さん前のめりすぎんだもんよー(笑)。恐らく以蔵を1秒でも早く楽にさせてあげたいと思い弥太郎が来るのを今か今かと待ち構えてたってなことなんだろうけどさ、いや拷問されまくってんだからそんなでかい饅頭食う気にならんしwww武市さんちょっと落ち着いてつかーさい!wってな感じだわw。
切腹まであと3話でしたっけ?。武市さんはともかく以蔵をどうするつもりなんだろうなぁ。今のままだと以蔵が喋ることはないだろうから・・・武市先生から渡された毒饅頭の意味を「武市先生はわしを再び捨てた」と誤解して、絶望の末に『自分の罪』を白状する・・・とか?。


桂さんはまたもやほっかむりwwwwwww。いや、前回の池田屋と違って今回は顔を隠す必要があるのはわかるんだけど、桂さんのほっかむりってなんでこんなに面白いんだろうw。
でさ、とても気持ちが悪い中年マザコンの人はあの状況下で「桂さん!桂さん!!」と大声で名前連呼とかほんと何を考えてらっしゃるんですか?。以蔵が新選組に追われてる時も大声で以蔵の名前を叫んでたし、なんなの?もしかしてわざとやってんの??。その上女の世話を焼くという名目でフラッフラ出歩きまくってる間に操練所が大変なことになってしまった!ってんでギャーギャー喚いてたけどさ、お前にとっちゃ操練所の閉鎖程度どうってこたねーんじゃねーの?って感じよね。長次郎たちは常に本気で学んでた(学ぼうとしていた)けど龍馬は何かあるたびに勝手な行動とりまくっててまともに勉強も訓練もしてるようには見えないもん。「どうしたらええがじゃー」とか言われても勝手にすればええがじゃー!としか思えないっつの。