『大魔神カノン』第4話「過飲」第5話「苛恩」

ギャー!永久くんがバケモノにいいいいいいっ!


この2話でようやく気づいたんですが、わたしがカノンにやたらイラついてしまうのって、カノンが裏切られたことや人の悪意など「負」しか見ようとしないからなんだな。確かにお礼のつもりで歌った歌を勝手に世に出され、代返のために嘘をつかれ、ついでに目の前で傷つけられたお婆ちゃんに対して何もしてあげられなかったんだろう。そのことで傷つくのはいいよ。でもカノンは多分なぜ自分がフラれたのか(二股をかけられていたのか)ってことは一切考えてないよね。それに、代返の件は嘘つかれる前にカノンが呼び出し食らってるって教えてくれてるわけじゃん?。教えてくれなかったらまずいことになってたわけでしょう?。だったら教えてくれたお礼に自分の正義感とか倫理観とかには今回だけ目をつぶって代返してあげたっていいんじゃないかと思う。更にあの子タチ悪いから気をつけたほうがいいよって教えてくれたことだって、教えてくれたことに感謝するよりもわたしそんな人に目をつけられちゃったんだ・・・ってウジウジ考えてるでしょう?。どうしてそこで「教えてくれてありがとう」ってならないんだろうか。教えてくれたことに対価を払おうとしないんだろうか。そもそも発端は自分が呼び出される羽目になるほど学校サボってんのが悪いんじゃん。どーせ失恋のショックで学校どころじゃなかったんだろうけどさ、いい年してアホかと。
それに、これが一番気になるんだけど、バイト先のチーフの人がカノンに対してちょっとおかしいんじゃないかと思うほど気を使ってくれてるわけじゃん?。でもカノンはその『好意』であり『善意』を全く理解してないっぽいよね。当たり前のように享受してるように見える。カノンの中ではそういう「いいこと」は記憶に残らなくて「嫌なこと」ばかりが蓄積されてる(っぽく描かれてる)。仕事中にいきなり泣き出し職場放棄したのもカノンだし、代返頼まれたせいでバイトのシフトに遅れて入ったのもカノンなのに、お婆さんが酷いことされてる><せっかく走ってきたのに自分の代わりに違う人が働いてて自分はいらないっていわれた><ってそのことしか頭にないんだよね。お婆さんのことは一部始終を目撃してたわけだからカノンがもうちょっと上手く立ち回ってれば少なくともお婆さんの心のフォローは出来たかもしれないし、シフトの変更はカノンが遅れたために別の人が“カノンの代わりに”働いてくれているってのに、そのことに対して申し訳ないと思う気持ちは微塵も抱いてないっぽいの。以前の感想でも書きましたが、昔は可愛い笑顔で笑える子だったカノンが現在こんなふうになってしまったことには理由があるんだろうし(さすがに幸太郎に二股掛けられてたことだけじゃないだろう)(でもこの調子だとそれもありえるけど・・・・・・)、カノンがそれを乗り越えることこそがこのドラマの主題なんだろし、だからまぁカノンが「そういう子」だからこそこの物語の主役なんだろうけど、どうにもこうにもイライラするんだよなぁ。だったら見なけりゃいいんじゃんってな話なんだけど、やっぱり眞島さん&伊藤さんのタイヘイは見たいわけですよ・・・。
というわけで、ついに登場したタイヘイさんのオンバケ態(でいいのか?)ですが、暗くてよく見えねええええええええええええええ!。よく分かんなかったんだけど、川の中で滑らせた足がたまたまタマシキにヒットしてその勢いで成仏させちゃった><ってことでいいのでしょうかw。でもこのシーン、伊藤さんがカブに乗ってる!!!!!!!!!という見所だけでなく、タイヘイさんの存在がカノンとチーフの間にある距離をちょっと縮める役に立ったってのはなかなか上手い絡ませ方だなと思った。でもその後公園でカノンを待ち伏せ(笑)「まさか朝帰りとはなー(にやにや)」と話しかけるとか最低だけどw。そらカノンも逃げる、そら「警察呼びますよ」って言われるわw。「んなもん呼ばなくていいべ」ってお前が言うな(笑)。
あとカノンの部屋で勝手にテレビ見てるブチンコお前www。テレビ見るには電気代がかかるんですよー!w。