『ミュージカル「エア・ギア」vs.BACCHUS Top Gear Remix』@日本青年館 大ホール

仕事再開した時にも書いたけど、今一度、いや、今この時こそもう一度言いたい。


ケンケンおかえりなさい!!!!!


よく今回の公演はケンケンの「リベンジ」だってな発言を聞いたり目にしたりするんだけど、わたしは「リベンジ」だとは思わなくて、演出の茅野さん(ケンケンに呼ばれてステージに上がった茅野さんがバリっと正装してらっしゃいまして、それを見た上山くんが「(ステージに)上がる気満々ですやんw」って言ったのにちょうモエたw)が挨拶の中で「鎌苅がいなくなって竜司があんなことになって、でもこれは演劇の神様が僕達に与えた試練なんだと思ってみんなで乗り越えようと頑張った。奇跡のような舞台だと思ってます」と言ってたんだけど、わたしもその通りだと思うのね。リベンジってのは“一度負けた相手に勝利することで借りを返す”って意味で、ケンケンや上山くんは別に負けたわけじゃないじゃん。再演のもろもろは今回のこの千秋楽を迎えるための言い方は悪いけどアクシデントみたいなもんでさ、だからわたしはあの時からとまってた時間が今回の公演で再び動き出し、ケンケンはイッキとして上山くんはロミオとして演じきったことでようやく終わったんだと思うんだよね。感極まったのか泣いて喋れなくなっちゃって客席の頑張れって声援に「ごめんなさい。ごめんなさい」って謝りながらケンケンが「再演の時出られなくって、でもみんなが頑張ってくれたおかげで今こうやってエアギアの舞台に立てていることを心から感謝します」と言ったように、ケンケンのイッキを完成させるために他のキャストがバトンを預かり、そしてケンケンが再びそのバトンを握って完走した・・・ってことなんだと思う。笑おうとするんだけど泣いちゃってるケンケンと、いつもならヘラヘラしてるはずなのに唇かみしめて怖いぐらいの無表情になっちゃってる上山くんの顔見たら、これで二人ともようやくやりきったと思えたんじゃないかなと、けんぬも柊吾も幸佑くんも宮下くんも永田くんも、それから湯澤さんもみんなみんなようやくエアギアをやり遂げた!!って思えたんじゃないかなと思えて、そう思ったらとちょっと尋常じゃないぐらい胸がぐわーっと熱くなりました。再演の時も千秋楽はスタオベだったんだけど、でもあの時は最後の最後で上山くんが骨折しちゃったことでなんか異様な空気の中での公演で、OPで「腕は折れたけど心は折れちゃいねーぜ!!」と絶叫した上山くんを称えたい気持ちでいっぱいだったというか、まぁちょっと特殊な空気だったんだけど、今回は純粋に心の底からの拍手が送れてわたしも嬉しかった。最前列からね!!。自慢すまん(笑)。
というわけで、実はわたし今回の公演千秋楽1回しか見てなくて(本当はもうちょい見られるはずだったんだけどちょっと事情がありまして・・・と言い訳)、しかもその唯一の公演が最前列だったんで、もうロミオ様ロミオ様ロミオさまああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!頭パッカーーーーーーン☆でそれ以外はほとんど記憶にございませんっ!(キッパリ)。カテコで上山ロミオ様はずっと無表情ってか真顔だったと書きましたが、最後の最後で力強いオットコマエの投げキッスを2回して去っていかれまして、うん、もちろん俺ピギャー。
だってね、ほんとうに上山ロミオのマントプレイ最高なんだよう(半泣きで)。馬場さんの眼鏡とおんなじぐらい上山くんはマント装着をデフォにすべきだと思う(まがお)。だって1幕のロミオ様と2幕のロミオの輝きの差段違いの桁違いだもん。もちろん展開上のあれやこれやはあるものの、1幕のロミオ様の「様度」は異常!!たとえ目の上がクレヨンで描いたような“青さ”だとしても(笑)。ロミオ様がくるりと身体の向きを変えるたびにマントがぶわっさ〜〜〜っと広がるんだけど、直径3メートルぐらい広がってるからね(笑)。上山ロミオのマント捌きが神レベルの成長を遂げててどうしようかとw。それで隙あらば唇を舐めつつ腰を艶かしくグラインドさせたり突き出したりするわけですよw。もうわたしに抗う術はありません><。・・・とわたしがヒーヒー言うてたらこの回は千秋楽だから特にマント捌きに気合入ってると隣の席のケンケンガチオタお嬢さん(今回全通なんですって)(最後はもうもんのすごい号泣してて、ケンケンは幸せものだなーと思いました)が教えてくれました(笑)。
てかね、エアギアのRUN&GUNってめっちゃくちゃかっこよく見えるのね。別に他の場所でのランガンがカッコよくないってわけじゃないんだけどw、エアギアのランガンはとにかく素敵度MAXなわけですよ。で、ずっとなんでかなぁ?4人一緒に加えてケンケンもいるから空気感がいいのかなぁ?とか思ってたんだけど、今回ようやくその理由に思い至りました。なぜかというと・・・・・・・・・エアトレックインラインスケート)履いてるから背が高く見える、もっとはっきり言っちゃうと足が長く見えるからなんですね☆。あ、でも幸佑くんが誰かに「うるせー!短足!」とか言われて言い返せずにへこんでたけど(笑)。
背が高く見えると言えば柊吾はなんだあれ!。下手したらバッカスの中で一番背が高いんじゃないかと思ったんだけど(笑)。てかさぁ、柊吾の外見中身共にこの成長っぷりを見たら、なんつーか、3年ってやっぱ長い時間だよなぁとか思ったわ。3年前はアキアギとしてケンケンイッキにほんと仔鹿のように懐いてた柊吾なのに、今じゃそのケンケンと対等ですよ!。わたしの中ではジュリエットと言えば寛也だもんで、柊吾じゃ本性見せするまではともかくクライマックスのやりとりは荷が重いってか迫力不足になっちゃうんじゃないかなぁって心配してたところがあったんだけど、そんなの全然杞憂でした。逆にそれまでが華奢で可憐(でも辛らつw)なジュリエット様だったから本来の目的を明らかにした瞬間まさしく“豹変”って感じで、こがらすまるよりもロミオ様を始めバッカスの面々が驚愕しその勢いに呑まれてるってのが伝わってきたもんなぁ。いやいや柊吾はいろんな意味で大きくなったもんです。
そうそう、今回新調されたバッカスの衣装のせいかもしれないんだけど、ランガンの皆さん・・・下半身がいい具合にムッチリでございましたっ><。ビズボかなんかでインラインスケートの稽古で太ももが太くなったとか言ってたけど、でもケンケンやけんぬはそこまで太いとは思わなかったんで(良ちゃんがぽっちゃりしてたのはオニギリの役作りだろうし)やっぱりランガンの下半身がムッチリなんだと思うの(笑)。最高(笑)。
股間と言えばチャンネーのくだりは酷かったw。オニギリさんにアタックするこがらすまるの皆さんが酷かったですw。やってきたオニギリさんにまずイッキが「イッ子です。ずっと前から・・・オニギリさんのことすきでしたっ><付き合ってください」と告白し手を出すのね。するとカズが「ちょっとまったー!」でねるとんタイムスタートw。イッ子とカズ子とブチャ美に迫られたオニギリさんは「いやー、まいったなぁ。みんなまとめて相手するってのはどうかな。ほら、ココがこんなになっちゃってるし」と言いながら客席に頭を向け逆四つんばい状態で股間を突き出し「お前らちょっと(股間を)フーフーしてくれ」とか言うわけですw。オニギリさんの股間に群がるイッ子たちw。思わず「あーやばいっ><なんか白いのが出・・・」とそれアウト(笑)な発言をしちゃったオニギリさんが若干動揺気味に舞台の端に隠れようとすると、ニヤニヤしながら肩を組みつつそれをブロックし「白い何が?何が出ちゃったか(女子だらけの客の前で)言ってみ?ほら?」と意地悪するイッキさん(笑)。おwwwまwwwえwwwらwwwww。
一方のバッカスってかランガンの日替わりコーナーは物ボケ対決。なんか全体的にグダグダでほとんど覚えてないんだけど(笑)、上山くんがボケようとしたところで制限時間いっぱいになり、でも「とりあえずやっとけ」だの「最後締めて」だの言われてやったはいいけどほんっとに微妙な出来だわ、これまで2回しか負けてないという宮下くんが今回も結構自信満々だったのにあんまり拍手がもらえないわで非常に微妙な空気になっちゃってんのバロスw。小道具の中に赤いランドセルがあって、それ背負う永田くんはめちゃめちゃ可愛かったんだけど、お約束の乱入をした鎌苅さんの場合はあざとい(笑)。ランドセル背負ってること忘れちゃう(フリに決まってるw)あたりとてもあざといです(笑)。
あ!思い出した!!。アピールタイムで永田くんマクベスがしくしく泣いてて、
上山「どうしたん?」
永田「うんとね、あのね、友達が引っ越しちゃったの・・・(しくしく)」
上山「可愛い!お前可愛いな><」
とかやってた!!ときめく!!。
あとあと、ロミオスペシャルは「ラストロミオスペシャルーーーーーーーーーーーー!」でしたw。ラストにふさわしい見事なドロップキックをお見舞いするロミオ様ハァーーーーーーーーーーーーーーン><・・・なんだけど、こちらも最後にふさわしく吹っ飛びまくりの宮下パックに「もうこの先やることは 絶 対 に な い !」と断言なさるもんだからちょっぴり悲しくなってしまいましたw。吹っ飛ばされたパックとのやりとりまで含めたロミオスペシャルが全回分収録されてたらDVD買うんだけどなぁ(いや収録されてなくとも買うんですけどね^^)。
今回総じてパックさんの動きが可愛いわ激しいわで妖精度がますますパワーアップしてたのですが、美容師パックさんもバージョンアップしてました。おっぱいあったぞ(笑)。
逆にけんぬはいい意味で変わってなくて嬉しかったなぁ。わたしカズのけんぬ大好きなんですよね。確かにキャラ的には“空気”なんだけどさw、本来の意味としての『空気』だとも思うのね。つまり絶対に必要な存在ってことなの。歌パートは当然のこと、イッキがピンチの時にカズが来てくれると問答無用で安心するんだよね。よっしゃここからだぜええええ!って気持ちになるの。ケンケンイッキとけんぬカズの並びまじまじ大好き!!!。てか公式ブログのhttp://yaplog.jp/airgear2010/archive/62このけんぬめちゃめちゃ可愛カッコイイよねえええええええ><。このビジュアルに加えてエアトレック装着してる時は内股気味のへっぴり腰気味になるもんだから存在自体がほんっとに可愛いんだよね><その状態で必死にパンチを繰り出すけんぬ可愛すぎる><。で、基本永田マクベスと対峙するポジションなんでここの殴り殴られる様が美しいのなんのってな!。
ヤスカはなんかよくわかんない役だったんだけど、相変わらずどんな役でもやりきるなぁと思った。てかヤスカの衣装が紫長ランで!!!心の中で「白虎!!!!!!!」と叫んだことをご報告しておきます。気持ち悪い茶髪眼鏡だったけど(笑)。
ところで、劇中でヤスカアイオーンに『ベヒーモス』と何度も言わせてたってことはこれ続編のことを考えて、ということなのかなっ!?。
カイトお兄ちゃんのヘソ出しルックはさすがにもうヤバイだろ(笑)と思ったものの勢いでキャーキャー言えちゃいました(笑)。2幕冒頭のカイトショーの時、舞台下で動きまわるカイトに合わせて必死に風を送る部下の人に心からのねぎらいの言葉を送りたいです。これからもお兄ちゃんを支えてあげてください(笑)。あとべっちんもお疲れさまでした!。
そしてケンケン。復帰してから何度か生でケンケンを見る機会はあったけど、やっぱりケンケンのイッキってかイッキのケンケンは特別だと思うのね。“全身全霊で「飛びたい!」と叫ぶ元気なイッキなケンケン”を再び見ることが出来て嬉しかった。いろんな理由を頭の中でつけてしまうからそう見えるってところもあるだろうけど、復帰後見たどのケンケンよりも楽しそうで生き生きとしてて、ほんとうにほんとうに嬉しかったです。ケンケンの姿がこんなにもまぶしく見えたことってないもん。とにかく嬉しいって言葉しかないです。きっとわたしが想像するよりももっとずっといろんな思いがあった末の今回の公演だったと思うのだけど、ケンケンのイッキをもう一度見ることができて嬉しい。めちゃめちゃ嬉しかったです。お疲れお帰りありがとう。これで名実ともに完全復活!!したケンケンのこれからが楽しみです。


やっぱエアミュ楽しいわ。漫画原作の舞台って結構あるけどその中でも独特のライブ感があるし、笑いあり涙あり一発芸(笑)あり盛りだくさんだし、なんといっても見終わってすがすがしい気持ちになれるのがいいと思う。ロミオ様にもう会えないだなんて認めたくないけどでもさすがにもうバッカス編はないだろうから、もろもろの事情が許すならばぜひとも続編をやって欲しいと思います。