全力ネタ舞台のつもりでいたのに、えーっと・・・わたし、泣いてしまいました(笑)。こらえる間もなくボロっとでてしまいました(笑)。
だって死ぬなんてわたし聞いてないっ><あんなの卑怯よっ><。
ストーリーとしてはタイトルのまんま、白虎隊の子たちが自害しようとしたその時落雷にあって平成の現代にタイムスリップ!価値観の違いがウケてあれよあれよという間にアイドルに!ってだけなんだけど、平成の世に飛ばされた当初の4人(あっちゃん・公輝くん・麗羅・滝)が見るものすべてに驚き戸惑いながらも子供のようにキャッキャキャッキャもっちゃもっちゃしてるのがとんでもない可愛さで、もうそこで4人に過剰なまでの愛情が芽生えてしまうから、その後享楽を覚え諦めることのラクさを知ってしまった彼らがケンカしたりすれ違ったりするのが辛くて、その過程で自分を曲げられずに白虎隊を脱退した公輝くんが仲間の誇りのために土下座し、そして4人揃って再び自害するために過去へ戻ることを選びそして侍として本懐を遂げるその流れにはもう滝涙ですよ(笑)。いやわたしそんなつもりじゃなかったんですけど・・・って本気で戸惑いましたw。とにかくキャスト全員が熱演で、それに加えてメッセージ性の強い脚本なこともあってほんとそんなつもりじゃなかったのに本気で見ちゃったって感じでしたw。
ていうか前田公輝くん可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!とにかく公輝くんが可愛い!!!!!!!!!!!!!!!結構前から知ってはいるけどさほど興味はないってか好みの顔じゃないかなーとか思ってたんだけど、長めの髪の毛ハーフアップにした生公輝の可愛さハンパねえ!!!!!!。公輝くんが演じる白虎隊の石田和助はどうしても捨てられない誇り、曲げられない信念があるからと途中で白虎隊を脱退し(脱退させられ)、公輝くんの代わりに白虎隊入りすることになったピュアボ雄一くんに捨てられた篠田みっちゃんと行動をともにするようになるんだけど、みっちゃんと比べるとさすがに若い(笑)肌がツルッツルのぷるんぷるんのピッカピカ(笑)。白虎隊の4人を戦隊カラーで例えるとリーダーのあっちゃんが青で末っ子の滝が黄色で一番女子にモテそうな麗羅が黒で正義感が最も強い公輝くんが赤って感じなんだけど、真っ直ぐで熱くてねー、あっちゃんとの絆がたまらんのだ(笑)。公輝くんはなんとこれが初舞台だそうですが、主にみっちゃんとあっちゃんを相手にする土下座から切腹にかけてのクライマックスはボロッボロ泣きながらめちゃめちゃいい表情をするんだよね。さすが演じてる役と同年代だけあって等身大って感じの凛々しさと青さもよかったし、メロメロにされました><。
それでいて役を離れて素になったらってか何も段取りが決まってなかったらしい大楽のテンパりっぷりとかちょっとチャラい男の子そのもので(笑)、挨拶は「舞台に立つのは初めてで岡本さんや共演者の皆さん、スタッフの皆さんにいろいろと教えてもらい支えてもらってなんとかやり遂げることができました。この場をお借りしてお礼を言いたいと思います」って言いながら両脇の共演者にペコリと頭を下げるとこまではしっかりしてんなーって感じだったんだけど、その後はカテコの具合というか様子というか、どうまとめたらいいのかさっぱり分からないらしくw、キョロキョロしながら「これどうやって終わるんですか?」ってみんなに聞いたりしててちょう可愛いのw。つーかまず演出・脚本の岡本さんをステージに呼び込み一緒に挨拶したんだけど、公輝くんが一生懸命挨拶してるってのに二人でゴニョゴニョしてるあっちゃんと岡本さんヒドイよ(笑)。なんか岡本さんが至近距離からあっちゃんの顔をじーっと見てた?かなんかしたみたいなんだけど、ちゃんと聞いてあげて!w。で、岡本さんがあっちゃんにも挨拶を振ると「え!?俺も!?俺も喋んの!?」と素で驚くあっちゃんw。岡本さんに「一言」と言われ「ありがとうございました!」ってほんとに一言だしwww。そんで岡本さんがどうやってはければいいかステージ上でカテコの段取りを生演出w。でも擬音だらけでものっそいアバウトw。その後も3回ぐらい出てきたんだったかなぁ?出たはいいけどどうしたらいいか本気でわかんないらしく、「これほんとにどうやって終わるんですか・・・?」とキョドる公輝くんに「明日の朝まで(こうやって)やってるんじゃない?」ってみっちゃんもひどいwww。他の人も「バラシの時間とかあるから(ちゃっちゃと締めなきゃ)」とかプレッシャーかけてるしw。で、最終的に白虎隊のテーマってか決めセリフである「ならぬものはならぬ!」を客とコール&レスポンスすることに(笑)。
公輝くん「僕がならぬものはーって言ったら皆さん「ならぬ!」って言ってもらっていいですか」
客失笑w。
公輝くん「(左右の共演者を見て)みなさんも一緒に「ならぬものはー」って言ってくださいね」
共演者「え?」「合図してよ」「せーの下さい」
口々に言われてちょっと焦る公輝くんw。
あっちゃん「ななめうえのー」
みっちゃん「山田さんとかwww」
公輝くん「え?え??」
って、なんのことだかわかりませんよねw。劇中で公輝くんが発声練習でこういうシーンがあるんだけど、せっかく公輝くんが一生懸命締めようとしてるのに、ほんとにひどいお兄ちゃんたちだわ(笑)。
こんな感じで雰囲気がいいカンパニーなんだなーってのが伝わってきまくったわけですが、前述の通り4人が可愛くて可愛くて可愛くてねー、それだけで満足でした。白虎隊としてデビューし人気者になった4人はCMやらなにやらに引っ張りだこ!ってのを描くのに、基本の決めポーズをそのCMにあわせてちょっとずつ変えるという場面があるんだけど、そこがいちばん可愛かったw。あ、もちろん歌って踊る場面もあったけど、そこはまぁね・・・うん・・・それなりの出来ってことで(笑)。
あっちゃんの兄貴感はなんなんだろうなぁ。わたしがあっちゃんを認識したのはマジからなんで当然末っ子ポジだったのに、今はなーんかアニキっぽいっつーか頼りがいがあるんだよねぇ。安定感と言い換えてもいいけど。てかあっちゃんと公輝くんはやっぱテレビ出てるだけあるなーと思いました。自ら光を放ってるなーって思った。芝居の上手さで言ったらわたしはみっちゃんの方が断然上だと思うし、単純な見た目で言えばただでさえ高身長に加えて金髪パンクな雄一くんの方が目立つとは思うんだけど、なんて言えばいいのかなぁ・・・存在が力強いんだよね。それはすごく感じました。そしてフレッシュ(笑)。麗羅も加えて三人超フレッシュ(笑)。
そんな中で滝が3人より一つ年下の末っ子ポジションとかなんの罰ゲームかとwwwww。しかもマザコンw。ね?この設定だけ聞いたら絶対ネタ舞台だと思うでしょう?w。
みっちゃんと雄一くんはひょんなことから白虎隊と知り合う売れないパンクバンドのボーカルとドラム役でしたが(他のパートはいるのいないの?ってことが気になって仕方なかったですw)、一見ソフトで人当たりがいいみっちゃんに対し見るからにパンク野郎で威圧感があり口調もだらしない雄一くんなんだけど、公輝くんが起こした事件で世間の白虎隊への風向きが変わったことで二人の嫉妬心や向上心という“本音”が剥き出しになる場面はなかなか見ごたえがありました。雄一くんは岡本演出と相性がいいんじゃないかな?。
予想以上にというか予想に反してというか(笑)、笑えて萌えてグッときて泣けるいい作品でした。時々こういうアタリに出会えるから取捨選択って難しいんだよなぁ。