深水 黎一郎『五声のリチェルカーレ』

五声のリチェルカーレ (創元推理文庫)

五声のリチェルカーレ (創元推理文庫)

やたらと「擬態」という単語が出てくるのでおそらくこういうことなのだろうなーとは予想できたのですが、「擬態」が二重というか二つの意味があったのには驚かされました。でもどうもしっくりこないというか、どこかに不備がありそうな気がするのは「擬態」だから完璧ではない、ということなのだろうなぁ。ゆっくり読み返せばどこに引っかかったのか分かると思うのですが、そこまでの意欲は湧かないってのがこの本の評価ということで。