『仮面ライダーW』第18話「さらばNよ/友は風の彼方に」

ダメだ・・・霧彦さんが風になったという事実を受け入れるにはまだちょっと時間が必要みたいです・・・・・・。シタリさんもどうせ命半分あげるなら霧彦さんにくれたらよかったのに・・・・・・・・・。俺たちの記憶で霧彦さんが再生されたりしませんか・・・・・・・・・・・・・・・・?。
二人の馴れ初めがどのようなものだったのか結局それが明かされることはなかったわけですが、霧彦さんが冴子さんのことを心から愛していたことは疑う余地がない事実なわけで、最愛の妻の手によって塵となった霧彦さんが最高に悲しい笑顔とともに最後に残した
「風都・・・やっぱり・・・・・・いい風が吹くなぁ・・・」
という言葉は何を意味しているのだろうか。
愛する風都に暮らす子供たちを守りたいという己の信念を貫いた結果、全てを失った霧彦さん。冴子さんに共に園咲の家を出てくれと頼んだのは霧彦さんにとって最後の賭けだったのだと思う。「いいわ」という返事を貰った瞬間のあのパアアアアアアアアアアアアって音がしそうな心底嬉しそうな笑顔と、それに続いた「わかったわ・・・私にはもうあなたが必要ないってことが」という非情な言葉に「冴子・・・・・・」と呆然と呟くことしかできなかったこの顔の落差が可哀想すぎて、いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!って叫ぶことしかできなかったよ・・・・・・。そしたらあれだもん・・・・・・。嫁の一撃を受けたことでズボンが膝丈になっちゃって素敵な脛を披露してくれるだなんて最後の最期まで霧彦さんという人は・・・・・・・・・・・・。最後に共闘した仮面ライダー、風都愛仲間である探偵君に「この街を、よろしく頼む」と風都(くん)を託した霧彦さんは、きっとこの男ならば風都を守ってくれるだろうとは思ったと思うの。でも絶対心残りだと思うのよ。だって霧彦さんは“自分の手で”愛するこの街を良くしたいと思っていたんだもの。そしてそれは恐らく“愛する妻とともに”だったと思うのね。でも真実は真逆だった。ああ・・・霧彦さんはどんな気持ちであのなんとも言えない悲しい笑顔を浮かべて風になったのだろうか。せめて情けなくも美しく、そして誰よりもカッコよかった霧彦さんの最期の脳裏に浮かんだ記憶が幸せなものであって欲しいと願います。霧彦さん大好きでした。そしてこれからも大好きです。


でさ、
「もしも信じてた人間に裏切られたと知ったら、そんな時君ならどうする?」
「心に聞いてみるわ。本当の自分が何をしたいのか」
「なるほど。おかげでこれから何をすべきかわかったよ」
「ねえ、どこに行くの?」
仮面ライダーに伝えなきゃならないことがある。じゃあね、若菜ちゃん。君のラジオ、好きだったよ」

若菜姫に向けて霧彦さんが見せた笑顔があまりにもいい笑顔すぎて、思わずCMの間「行っちゃだめええええええ><」ってえぐえぐ泣きながらテレビに向かって縋ってしまったわけですが、これ、若菜姫にも完璧なフラグ立ったよな・・・。霧彦さんにトドメを刺した冴子さんが「私達の」と言いかけわざわざ「『私の』崇高な目的のため」といい直したことからして、園咲家も一枚岩・・・というわけではなさそうだし、今回見せた琉兵衛さんの恐ろしさを思うにたとえ可愛い娘と言えども1度は許しても2度目は許さん・・・ってなことになりそうだもんなぁ。てか霧彦さんが園咲の秘密を知ったことをお父様に知らせたのは若菜姫(メモリ捨てたことのフォロー的な感じで)なのかと思ったんだけど、まさか助けてくれるとは思わなかった。若菜姫がミュージアムの内情をどこまで知らされているのか分からないけれど、君は知らないほうがいいと霧彦さんが言ったことや、以前“そろそろ若菜にも仕事をさせる時期なのでは”云々と冴子さんが琉兵衛さんに提案していたこと、そしてガイアメモリを簡単に手放したことを考えるにほとんど何も知らないのでは?と思うわけで、きっと若菜姫がそれを知るのとフィリップくんが仮面ライダーWだと知るのと、そして自らも組織の幹部(家族)であることをフィリップくんに知られるのが同時に起こるんだろうなぁ。その時「本当の若菜姫」は「何をしたい」と思うのだろうか。Wスタッフのよくも悪くも非情な霧彦さんへの容赦ない仕打ちを見せられてしまった今となっては、いやな想像ばかり浮かんできます・・・・・・。
だって、園咲家はものの見事に塵になった霧彦さんの死亡という事実を「作業中の事故により大怪我を負い、ドクターヘリが出動し必死で蘇生活動が行われたが全身数十箇所の出血に五箇所の骨折とほぼ即死状態だったため、努力の甲斐なくお亡くなりになりました」「その場に居合わせた作業員は霧彦さんを救えなかったと「自責の念にかられていた」」と発表したんだぜ・・・。どうやったんだか知らんけど、ここまで堂々と事実を捏造しそれを公表する園咲家恐ろしすぎる・・・・・・。
恐ろしいと言えば、今回のバードメモリも恐ろしかった。以前からメモリってドラッグみたいなものなのかな?とは言われてましたが、今回の話はそのものズバリだったよね。それが何を意図しての設定なのかは実のところよく分からないのですが。
それと、半ば冗談で想像してた茜が統馬に風麺の屋台を襲わせた理由があながち間違ってなかったもの怖かったわぁ・・・。何が怖いって直接ライバルを襲うのではなくその親を襲うってところが怖いよね。直接襲うのはマズイと思ったんだと思うのね。そこで親を襲えば部活どころじゃなくなるだろうと考えたんだろうなーと。しかも茜の「私のせいで統馬は・・・っ」って発言からして、茜自身はそういうつもりではなかったとしても、統馬が「茜のために」やってやろうと考えるように誘導したんじゃないかなと思うんだよなー。中学生の女の子がそこまでするかよ!?って思うかもだけど、むしろこれって女特有の思考だと思うのよねぇ。そしてそこに年齢は関係ない。まぁ「風都の女」ってのは多少関係あるかもだけどw(風都の女は性悪説がここでもまた補強されましたw)。
そうそう、茜と言えば、胸に埋まったメモリをWが正確に撃ちぬいた後、爆発の中から茜を腕に抱き「いい腕前だ」ってWに言ったナスカ霧彦さんかっこよすぎーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


あと携帯両手押しの翔太郎(W)さすが!!・・・なんだけど、必死でポチポチしてる高岩さんを想像したらちょう萌えた(笑)。


霧彦さんと入れ替わりに登場したアクセルはねぇ・・・・・・・・・霧彦さんが風になった直後に「やな風だ」と言い切ったことで俺の中ではマイナスからのスタートとなりました。だってほら・・・顔も今んとこはあんま好みじゃないし^^、あと動いたらカッコよく見えるかなーと思ったスーツも動いてもやっぱり「だっせええええええ(笑)」だし^^。でも「絶望がお前のゴールだ」って決めセリフはちょっと・・・カッコいいかも。Wに対しては一定の信頼がしっかりとあるんで、あとは演じる人がどこまでこの風都という独特の空間に馴染んでくれるか、または物語の中でしっかりと『異物感』を出してくれるか、どっちにしても楽しみです。