『龍馬伝』第2回「大器晩成?」

気持ちの上では正座で(実際には疲れちゃうから普通に座ってたけどw)じっくりと見たつもりなんだけど、やべえ、よく分からない・・・。話の筋が分からないのではなく、このドラマをどう楽しめばいいのか分からない。そして一番問題なのはこの先も分かる気がしないということだ・・・。
自分の中にある龍馬像を求めてはいけないってのは1話を見た後に思ったことなんだけど、農民たちの心を動かすのは「雨の中一人で泥だらけになりながら(でもやっぱり顔は綺麗)土嚢を運ぶ龍馬の姿」じゃなくてさ、やっぱり「龍馬の言葉」であってほしいんだよなぁ。だって正直なところ、農民たちが協力してくれるようになった理由が分からないもん。「洪水で男がいなくなった村の人々(握り飯母子)の存在」と「雨の中一人作業に励む龍馬の姿」が「農民たちの心を動かした」のだってことは分かります。台本上にそう書かれてるってことは分かる。でも気持ちとしては全然分かりません。分からないってか伝わらない。(帰宅した農民たちがあの雨の中出歩くだろうか・・・という疑問には目を瞑るとして)一人二人なら龍馬の姿を見てほだされる人もいるだろうけど、揃いも揃ってしょうがねーなーって思ってくれるだなんて農民たち善人すぎだろうw。ていうかツンデレすぎるwww。まぁ実際のところ泥まみれの龍馬ってのはダメ押し的なもので農民たちと握り飯親子の間で何かがあってそれが直接の原動力になったんだろうなぁとは想像できるんだけどさ、そこいらへんの描き方がちょっと物足りないかなぁと思った。せめて龍馬に握り飯食わせろよと。だって下手したら加尾の気持ちに全く気づいてなかった俺ってば馬鹿馬鹿><って半ばヤケクソで作業してる姿を「あいつイケメンなのに頑張ってる・・・っ」って農民たちが勘違いして勝手にキュン★としてくれちゃったって風に見えなくもないじゃんw。まぁ結果として龍馬の行動が多くの農民の気持ちを動かしたわけで、龍馬の“天性の人たらしっぷり”が見えるエピソードと取れなくもないし、堤作りは龍馬が江戸へ行くためのキッカケというか前フリというか景気づけというか、そんなようなものなのだろうからこの程度でいいのかもしれませんが、さすがに三味線弾きながら歌い始めたのは何が起こったのかと思ったわ・・・。あと雨の中の土下座ね。雨降ってんだからわざわざ道の真ん中で江戸に行かせてくれ土下座することないだろうに、ていうか邪魔だろうがと(笑)。てか龍馬土下座しすぎ(笑)。ちょっと前に某ライブでしょっちゅう土下座してる人に対してメンバーが「やっすい土下座だな」ってはき捨ててたことを思い出しましたw。


どう楽しめばいいのか分からないと書きましたが、岩崎家に関しては文句ナシに面白いです。香川さんもいいけど蟹江最高すぎるw。父ちゃんダメすぎw。大河じゃなくて構わないからスピンオフとして岩崎家物語が見たいわー。龍馬が加尾さんに作ってもらった弁当食ってるのを物陰から覗き、奥歯ギリギリかみ締めながら「おのれ龍馬っ!」な弥太郎さんがいかにして成り上がっていくのか(てか胡瓜wwwww)、その過程で蟹江パパンと倍賞ママンはどうなってしまうのか、それが見たいです。
あとやっぱり南朋さん武市先生が素敵すぎ。複雑な胸中を必死で顔に出さないよう堪える武市先生の横顔が素敵すぎ。奥貫さんの妻と合わせて雰囲気よすぎ。わたし理想の父親が児玉清さんなので、龍馬の父上と武市先生が会話するシーンはまさに昇天レベルでございました。ああ・・・この武市先生が暗殺に手を染めるだなんて・・・・・・っ。