『JIN−仁−』第10話

前回が炎と汗と泥にまみれた男(野風さんのカッコよさっぷりも含め)のドラマだった反動でしょうか。今回はなんというか・・・甘っちょろかったなーと。いや、共に想いを伝えることなくそれを呑み込み生きていく覚悟を決めた咲ちゃんと野風さんは決して「甘い」だなんて言えないけど、だって今回って「医療」要素全くないんだもん(笑)。野風さんを触診してはいたけど、あれは野風さんの勝負を描いたものであって医療行為そのものを描いたわけじゃないし。身請けされたら二度と仁先生には会えない野風さんはもちろん、縁談の話を進めてもらうと決めた咲ちゃんもまたもう二度と、少なくともこれまでのようには仁先生に会うことはないわけで、去っていく仁先生の背中をまるで目に焼き付けようとするかのごとくじっと見つめながらポロポロ涙を流す咲ちゃんの姿はキュウウウウウウウウウンっ><てなったけどさ、でもわたし恋愛ドラマ嫌いなんだもんw。ケッどいつもこいつも色気づきやがってと思ってしまうんだもんw。しかもそこでダメ押しとばかりに未だ女郎に未練タラタラの恭太郎さんが「咲、お前が夢中だったのは医療ではなく南方先生じゃなかったのか」とか言ってくれちゃったもんだから、おめーは人のこと心配してる場合かよ!!!と思ってしまったわw。この野暮天が!!!。
つーか仁先生が鈍感すぎてムカついた(笑)。女心が分からなすぎる仁先生が初めてちょっとイヤになった(笑)。てかなぁ・・・仁先生はこれまでもずっと「未来のため」にと想い続けてきてるわけで、だからやがて産まれてくる未来のために野風さんの“岩”に気づかないフリしたってのはまぁブレてはいないんだろうとは思う。でもこれって見殺しってことじゃん?。仁先生にとって未来>>>>>>>野風さん>>咲ちゃん(野風さんのことは女として見てるからこんぐらいの差はあるかなと) なのは分かるけど、そこにあんたの医者としての「志」はあるのかい?と問いたい。前回見せた何が何でも(たとえ自分の身が危なかろうとも)目の前の患者を救うと言ってのけた「医者の度胸と志」はどこにいったんだって思った。それを咲ちゃんは「愛する人のために『鬼』になった」と表現したけど、なんて言えばいいんだろう・・・・・医者である前に人なんだとは思いながらもでも仁先生には医者であって欲しいと思ってしまうんだよな。自分の欲よりも人の命を取って欲しいというか。仁先生と言えばうじうじ葛藤じゃないですか!これまでずーっとうじうじし続けてきたってのに、今回は即“野風さんは未来のために犠牲になってもらいます”と決意するとかなんだよそれー!って思うじゃん。癌とは限らないから嘘ついたわけじゃないとかぶつぶつ言い訳して自分を納得させる仁先生とか見たくねーっつの!。つーかさ、何が一番アレかっつったらさ、未来という女に対して特別な思い入れがないってことなのよね。咲ちゃんや野風さんに対しては共感したり惚れそうになったりともうバリバリに思い入れしまくってるわけでさ、そんな二人をあっさりと袖にしてまで執着する相手が未来だってのが設定云々関係なしにとにかく受け入れ難いのよw。こちとら未来が「出来ないって言葉が嫌い」な女ってことぐらいしか知らないわけでさ、仁先生にとってどんだけいい女なのかしらんけど咲ちゃんや野風さんを泣かせ犠牲にしてまでも手に入れたいほどの女なのかよ!?と思ってしまうわけで、そんな女に執着してる仁先生がすこぶる腹立たしいw。
でもペニシリンを担保ってか政治の道具にしてることには目を瞑るとして、龍馬さんと久坂さんのゾクゾクするほどカッコいい駆け引きを見ながら「俺は今、ものすごいシーンを見ているのではないだろうか」と他人事すぎる感想を言う(頭の中で呟く)仁先生はアホ可愛いんだよおおおおおおおおおおおおお><クッソ!みんなこれに騙されるんだっ!!
てか龍馬さんに対し、この期に及んで「大体、あの人、本当に坂本龍馬なのかな?違うんじゃないかな・・・?」と疑うとかなんなのもう(笑)。


で、その龍馬さんですが、背後から不意打ちで襲ってきた敵を冷静に背中越しに倒すとか超絶カッコいい!!!と思いながらも殿っぽい><とか思ってしまってごめんなさい。ギャーー!水落ち!!!と驚きながらも頭の隅っこでは冷静に水落ちは生存フラグとか思ってしまってごめんなさい。


包帯男とかホルマリンとかタイムスリップの仕組みとか、そういうことを考えるのはやめました。だってわかんないし(笑)。泣いても笑っても残すは最終回のみ!若干不安な空気が漂ってる気はいたしますが・・・とにかく有終の美を飾ってくれると信じてます!!。