『侍戦隊 シンケンジャー』第四十二幕「二百年野望」

センサーという名の鈴が鳴ってから現場に駆けつけるシンケンジャーがまさか日本を股に駆けて戦ってるとは思ってもみませんでした。いつも「●●町」とか言うからてっきりご近所バトルしてるだけだと思ってたし、流ノ介と千明がくっついた回とか普通に近所のスーパーの前を走って現場に向かってたじゃん・・・・・・。あれはどこに行くつもりだったんですか・・・・・・。てか志葉家がどこにあるのかはっきりしたことは分からないけど、書物が読めないからと屋敷を出てみんなのために寿司を握ってた寿司屋が外道衆が現れたという連絡を受け「そこなら今近くにいるからすぐ行くぜ」とか言ってたんだけど、あの流れからして屋敷の敷地内、せめて志葉家のそばで寿司握ってたんじゃないのかと・・・特撮(特に戦隊)にそういうとこ突っ込むのは野暮だってのは分かってるんだけどさ、日本をまっぷたつにするために場所が肝心だと言われちゃさすがに気になるっての。
でさ、アクマロさんの目的がようやく明らかになったわけですが、アクマロさん自体はもうね、あー地獄マニアのマジキチなんだなーってことで納得するけどね、十臓さんに働いてもらうにあたって家族がどーとか持ち出してそこになんの意味があるのかと思うんだけど。だって十臓さんは必死にとめる家族を振り切りもっと人を斬りたいと願って外道に堕ちたわけでしょ。その時点で家族は斬り捨てたも同然なわけでさ、そんな十臓さんに裏正は実はお前の家族で作ったんだぜーと教えて何になるのかなーと。別にそんな真相がなくとも十臓さんは「裏正を再び手にする」ってことしか願ってないわけでさ(その上でまた強いものと斬り合いたいとかのたまうんだろうけど)、材料がなんであれ裏正を返してほしけりゃ日本の真ん中に剣を突き刺して来いって言えばいいだけなんじゃないの?。寿司屋の「実は侍ではない設定」が唐突に描かれたことと予告の映像を合わせて考えるに、十臓を止めるのは恐らく寿司屋の役目ってなことになると思うのね。寿司屋のお寿司を十臓さんが好んでるってのが十臓さんが見せた唯一の“素”というか、辛うじて残された“人である部分”ってなことで、そして“はぐれ外道”であり“元人間”であるという“本来侍が戦う(倒す)べき相手ではない”存在を止めるのは“侍ではない寿司屋の役目”ってな流れになるんだろうなと。で、それだけじゃちょっと弱いってか十臓の心を溶かすためのキッカケ・あと一押しとしてじゃあ十臓の家族でもくっつける?寿司屋も家族で夜逃げしたことだし・・・ってなぐらいにしか思えないのよね、この唐突な十臓の家族設定。でも十臓って男はとにかく人を斬ってそして斬られたい、その中で死にたいと願うようなどうしようもない人なわけでさ、それがいわゆる「業の深さ」ってやつなわけで、そこに「家族」という鍵を使って寿司屋が入り込めるとは思えないわけですよ。
・・・とここまで書いたところでネタバレされたくないからいつもは見終ってから確認する東映公式を見たところ、十臓の家族設定は十臓の為ではなく寿司屋のための設定なのか・・・・・・。家族(人間)で作った剣であろうが侍たるものいざとなれば心を鬼にしへし折ることが出来るけど、本当の意味で侍ではない寿司屋は躊躇ってしまうってな話になるのか??。うーん・・・・・・どうでもいいかな(笑)。そんなもん関係なく、本来戦う運命(存在)ではない元人間のはぐれ外道となんちゃって侍が戦って共に果てる・・・って方が燃えるしスッキリ納得できそうな気がするんだけど。まー次回を見ないとどうなるかわかりませんが。


つーかドウコクさんいつまで水浴びしてんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!