『仮面ライダーW』第14話「レディオでQ/生中継大パニック」

映画といい今回といい、リボルギャリーいい仕事しすぎじゃねえ!?平成ライダー史上最も萌えるマシンはバジンたんに決まってるんだけど(異議は一切認めません!)、最も燃えるマシンはギャリー様になりそうな勢いなんですけど!!。30分前のロボ戦と違って販促第一であってもその中でいかに(物語の中で)違和感なく、そしてカッコよく見せるかちゃーんと気をつかった演出だから全然問題なしですよ!販促上等ドンと来い!!(でも肝心の玩具がお店で軒並み売り切れという事実・・・こういうとこひとつとってもバンダイってダメよね、ほんと)。
そしてどんな目に遭うかと楽しみに心配していた霧彦さんが普通に悪役としての仕事をこなしていてちょっと慌ててしまいましたw。もうそうならそうと言っておいてくれないと、心の準備が間に合わないじゃないの(笑)。あれさー、ドーパントだったのはマネージャーなわけで、先輩は何の罪もないわけではないけどでも“普通の人間”なわけですよね?それを霧彦さんはやってしまった・・・ということなんですよね。・・・霧彦さんがちょっと遠くへ行ってしまった気がする・・・w。
てか前回の感想で顧客リストで誰が犯人なのか分かりそうなもんなのにと書いたのですが、その点についてちゃんとフォローがあったどころか冴子さんの複雑な心情が表現されてて感心しまくり。自分で調べずに旦那に調べさせるのもいいし(霧彦さんが使ってたあのデータバンク?ものすごいほしいんだけど!ガイアメモリとセットで売ってくれないかしら)(てか「APPLE」メモリとかあんのかよ!立木さんヴォイスで「あっぷる!」って言うの聞きてえええええええええ!w)、そのことで「冴子の役に立ててる><」って嬉しそうな顔を隠しきれない霧彦さんもいいし(笑)。わたしの突っ込みなんざ軽々と一蹴されてしまうのが気持ちいいw。
でさ、末娘が落とした(放置した)ガイアメモリを拾ったお父様は笑顔でしたが、あれどっちの笑顔なんだろうねぇ?。何やら長女である冴子さんのことは幼い頃から厳しく育ててきた反面(コスプレならまだしも(いや、まだしもじゃないけどw)制服姿の冴子さんが回想としての登場だとは思いもよらなかったわー。つーか無理ありすぎだろwww)、若菜姫のことは甘やかしてるっぽい感じだったけど、それは若菜姫の目線であって実際のところってかお父様の目線(考え)は分からないわけでさ、何か裏があるのかなーとも思いはするんだけど、でもメモリ拾った笑顔は心からの笑顔っぽく見えたんだよなぁ。これって一応『子供番組』なわけだし、もし含みがあるのだとしたらこういう場面では分かりやすく“いかにも悪い笑み”を浮かべるんじゃないかと思うのよね、寺田さんならそこいらへんはお手の物だろうし。まだ園咲家の目的が全く見えてこないのでなんともいえないところなのですが、今回の冴子さん(と霧彦さん)の行動とあわせて考えるにお父様もお姉様も若菜姫には自由に生きてほしいと思ってる部分が少なからずあるんじゃないかなーという気はしなくもない。
あ、でもお父様は前回タレント活動はそろそろやめて家の仕事を手伝わそうと思ってたとか言ってたような・・・?うーん、じゃあやっぱりお父様は何か企みごとがある・・・のかなぁ。これまでの若菜姫はガイアメモリーを自分の中に巣食う「怒り」を発散する手段としてしか使ってなかったけど、メモリを自ら手放したことでその子供的思考から脱皮し、ようやく力を使うことの本当の意味を知る時がきたと考えたとか。でも若菜姫ってかクレイドールの能力っていわゆる「不死」だよなぁ・・・父親の可愛がり様、姉の複雑らしき感情、そして“泥人形”、そこいらへんを考えるに、人間としての若菜姫は死んでいて、メモリの力で生きている・・・とかね。これまで作中では一切語られていない母親の存在のこともあるし、園咲家には鬱展開が待ってるってことも十分ありえるわよね。いずれにしても、今回のエピソードは園咲家にも『愛情』みたいなものがあるんだなーって感じられて、園咲家に対する愛情がまた一つ積みあがりました。やっぱ敵が魅力的だってのはいいよねー。


で、今回はフィリップくんと若菜姫の距離がググッと近づいたわけですが、見せられた映像とストーリーを素直に受け止めるならばフィリップくんは若菜姫の弟だとしか考えられないんだけど、でもこれまで見てきたWという作品の匂いというか濃度というか・・・そういうものからするとどうしてもそれをそのまま単純に受け止められない気がするんだよなぁ。いくらなんでもあからさますぎじゃねーかと。ただ憧れの人と対面する勇気がなかっただけかもしれませんが、フィリップくんがまだ若菜姫と直接顔を合わせていない(今後ももうちょっとこのままでいようと言い合った)ってことも含めて、これはミスリードなんじゃないかなー・・・と思いたいw。
いやまあ別にフィリップくんが若菜姫の弟、つまり園咲家の人間であっても構わないんだけどさ、今のこの流れだとそこに“衝撃”は生まれなさそうなんだもん。そう見せかけておいて実は・・・!ってのが見たいんだもん。フィリップくんも実は死んでたとかならなんだってえええええ!?ってなるけど。
若菜姫は今のところ完全にフィリップくんの中に弟の面影を重ねてみてるだけっぽいけど、フィリップくんが若菜姫に抱いている気持ちは姉に対する愛情というよりもやっぱり「初恋」のソレに見えるんだよねー。初めて好きになった人が組織の幹部クラスだった(許されざる恋)ってのは余裕で受け入れられるんだけどさ、初めて好きになった人が実の姉だったってのは同じ「禁断の恋」でも受ける印象違いすぎるだろう。朝の子供番組でそれはねーよ(笑)と思うかもだけど、キバという前例がある今となってはそうとは言い切れないじゃん。というわけで、わたしは今のところフィリップくんは弟ではない(と思いたい)という意見です。
まぁそれはおいおい分かるとして、今回フィリップくん(Wサイド)にとって明らかになった事実を整理すると、まずフィリップくんは戦いの中で触れたクレイドールドーパントの拳と若菜姫の手の感触が同じだと感じたわけよね。そこでまず「殺されそうになったことはあるか?」と質問し、そして「ガイアメモリを持っていますか?」と問うた。この質問の仕方からして、二つの手の感触が同じだと気づいた時点で導かれた結論に間違いはないと思っていたのだと思う。それでも上手くはぐらかしてくれたらと願ったというか・・・否定してくれるのではというかすかな望みに賭けた・・ってことだったのかなぁ。
若菜姫が返した答えは「あるわよ、何度も」であり、「持ってないわ(でもその存在は知っている)」だった。フィリップくん(W)の目の前で変身はしてないからクレイドールが組織の幹部であるってところまでは思い至ってないものの、少なくとも若菜姫がドーパントであることを知ってしまったわけだよね。「Q」の物語の始まりでは若菜姫の曲に合わせてノリノリで踊ってたフィリップくん(というかバカ二人)だったのに、物語の終わりでは聞いているのかいないのか、何やら物思いに耽ってるようでボーっとしていた。最初がとんでもなくアホ可愛かったことを思うと、今回の話はなんてほろ苦い話だったんだろう・・・って泣きそうになります。まさかこんな終わりになるだなんて思ってなかったよ・・・。
そんなフィリップくんの様子にちゃーんと気づいてる翔太郎は、こういう状態のフィリップくんには慎重に接しなければと、どうやって声掛けようかと逡巡するんだけど(兄貴っぽくてタマラン><)、せっかくの逡巡もあっさり亜樹子にぶち壊されてスリッパでどつきあいw。そんな二人の様子を見てフィリップくんは笑ってくれたけど、あれはどんな笑みだったのだろうか。知ってしまった事実はどうしようもないけど、前向きな笑みであることを願います。
そういや亜樹子は若菜姫のことを嫌ってるというか、その存在を面白くないものとしてみているようでしたが、消えてしまったという若菜姫が再び現れたときの「若菜姫〜!無事でよかった〜!」ってのは心からの安堵の言葉だったと思う。亜樹子は基本いいヤツ、なんだよね。
そんでもって翔太郎もまた今回の話でフィリップくんとは別の意味で“若菜姫の正体”を知ってしまったわけですが、「ありがとう!仮面ライダー(はぁと)」と可愛く言われ
「おっと・・・今のはなんかグッときたぜ」
って単純(正直)すぎるwwwwwwwwwwwwww。てか劇中で「仮面ライダー」と呼称されるだけでもときめくってのに、ヒロイン(だよなw)に「ありがとう、仮面ライダー」とお礼を言われるだなんてみてるこっちもグッとくるっつのな!!!この昭和的センスがたまんねー!!。


てか次週のアバレッド・・・なんかすごい・・・・・・いいの?あれ出していいの??(笑)