『仮面ライダーW』第11話「復讐のV/感染車」

キャーっ><ナスカが勝ったーっ><(←クララが立ったー!的な感じで)。これだけで今回の話はわたしの中で永遠とはさすがに言わないけどwしばらくは残ります!!。


一瞬あのまま普通に弟が犯人(ドーパント)で、ここに来て1話で完結しちゃう話持ってきたのかと思って驚いたんだけど、なるほど、こういう形にしてきたか。霧彦さんが最初はメモリを無駄にしたとかなんとか言いつつ部下にやつあたりしようとしてたけど、無駄ってのはメモリが正常に使われない結果になってしまったからってことかな。もしくは代金の回収ができなくなったからか。で、メモリが暴走してるってことはこれまでとは何かが違うせいだと考えられるわけで、とするといかにも怪しげな姉の婚約者の画家ではなく意識不明の姉がドーパントってことだろうな・・・とは想像できるんだけどさ、だとしたら前半を見る限りではメモリの暴走の原動力となってるのは姉の怨念というか、自分を轢いた奴らに対する復讐心になると思うわけで、てことはさ、翔太郎の「復讐なんて姉はきっと望んでない」って言葉が無意味になると思うのよね・・・(てかこの言葉は同じように大切な人を奪われたからこその言葉ってことだけど、てことは翔太郎はおやっさんを殺したドーパントの幹部に対してそういう意味での復讐したい=倒したいとは思ってないってことなのか?)。そもそも翔太郎が正式に依頼を受けたわけでもないのにこの事件に首突っ込んでる理由というか最初のきっかけってのはあの暴走「車が泣いてる」と感じたからなわけだけど、泣いているのは弟なのか姉なのかで受ける印象全然違ってくるよなぁ。ここいらへん、次回がすこぶる楽しみです!。
しかしいくら家族とは言え目撃証言があるわけだしいくら雨とは言えあれだけ思いっきり轢いてたら姉の身体になんらかの痕跡残るだろうし、あの状況で証拠不十分で逮捕できなかったとか風都警察マジ無能だな・・・。まぁ黒須が単なるチンピラではなく父親が財界の大物と繋がってるってことをわざわざ作中で断ってるってことは、その権力使ってもみ消しのようなことがあったのだろうし、そこいらへんも恨みの理由ではあるんだろうなぁ。
ていうか風都のストリートギャングは普通に銃とか持ってるのか・・・・・・・・・。ハンドガン程度ならまだしも、マシンガンぶっ放しちゃうだなんて、風都って結構危険CITYなのだろうか。


相変わらず翔太郎ってかれんれんがかっこよすぎて大変です。今回なんてアバンの時点で8回「かっこいい・・・」って呟いたからね。なまくらさんにノリノリで大っ好物のカツ丼買いに走らせたものの、「嘘だよ」に本気でショック受けてる風の翔太郎とかかっこ可愛いし(こんな朝からやってるかなぁ・・・って呟きながら素直に買いに走るなまくらさんも可愛いw。これ絶対後編のラストで「買ってきてやったぞコラ!喰ったら吐け!!」とカツ丼片手に取調室に戻ってくるも誰もいなくてトホホのパターンよなw)、イケメン俳優の枠を超えたアクションはもちろんのこと、夜の埠頭でバイクから降りて依頼人探す後姿とか本気でカッコイイんですけど。顔見えなくてもかっこいいとかいよいよ本物・・・。
「風邪は万病の元。うがいして薬のんで早く寝ろ」
ってれんれんに言われてええええええええええええええええええ!!!!!「○○しろ」って命令されてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!。

てか今回はフィリップくんも超絶可愛かった〜。「馬鹿は風邪ひかない」にピコーーーーン★と反応するのも可愛いし、そこから“馬鹿は高いところが好き”に発展して翔太郎に「もしかして、キミ今高いところにいるのかい?」といいつつお目目キラーーーーーーーン★ってなるのとかちょうちょう可愛いっ><。でさ、これまでもフィリップくんが何かに夢中になると変身どころじゃねえってのは描かれてきたことなんだけど、今回の変身焦らしは一番よかった(笑)。ヘブンズトルネードの時はフィリップくんがなぜヘブンズトルネードを検索しようと思ったかという肝心のところがすっ飛ばされてたから身勝手な感じが前面に出てしまったけど、今回はそこを最初から見せてくれたからそういうのもなかったし、何よりほんとに目がキラッキラ輝いてんだもんw。それにこの時点ではフィリップくんのこの検索がどうでもいいことってか大して話しに絡みそうではなくて、この作品においてそういう“無駄”はないって分かっていながらもちゃーんと展開に絡ませてくるその手腕はいつもながらウットリだしね。つーか馬鹿が風邪をひかないのは“ストレスがたまらずいろいろな免疫力がアップするから”ってマジでかwww。


で、
フ「ひとつ聞いていいかな?黒須って男は、僕らが救う価値はあるのかい?だってその男はこの街にとって有害以外のナニモノでもない。山村康平の事情を思うと、むしろ、復讐させてあげても構わない。それが自然じゃないの?」
翔「そうかもしれねえな」
フ「だったら」
翔「でも俺は黒須を守る。たとえ人間のクズでもこの街の人間だ。殺させるわけにはいかねーんだよ。それにな、復讐なんかで康平の悲しみは消えやしない」
フ「ハーフボイルド。とても不合理だけど、キミらしい答えだ」
これはちょっと興味深い会話というか、面白いやりとりだったな。翔太郎が今回の事件に臨むスタンスってのはヒーロー(W)としてよりも職業探偵寄りの方が重いように見えるんだけど(例え今回の件にドーパントが絡んでなかったとしても翔太郎はきっと全力で首突っ込んだだろうし)、でも↑この翔太郎のセリフは完全にヒーローのソレでさ、そしてそれはおやっさんから受け継いだ探偵としてのプライドであり矜持とイコールなんだよな。つまり翔太郎の中では探偵と正義のヒーロー(亜樹子談)が矛盾することはないってことよね。確かにわたしもフィリップくんの言い分にどちらかといえば同意・・・というか、それこそこんなクズどもが存在してることはこの先の風都にとってプラスになるはずがないんだからむしろこの場で始末しておいたほうが風都にとっても良い事、それこそ“この街を守る”ことに繋がるんじゃないかと思うんだけど、翔太郎は多分未来も全部ひっくるめて俺(たち)が守ると当たり前に思ってるんだろうなぁ・・・。そこいらへん全部ひっくるめて、翔太郎は『馬鹿』ってことなんだろうなw。
それにしても、フィリップくんの復讐させてあげるのが「自然」だってのは結構すごい表現よね・・・。フィリップくんの思考傾向としては「不合理」ってのは許されないというか納得できないことなんじゃないかと思うのだけど、それでも「キミらしい答えだ」と返し変身しクズを守ることに力を貸したってことは、この問いを発する時点で翔太郎がこう返すことは想定済みだったってことよね。そんでもって
翔「あの状態になった時、奴はすり抜けた相手をウイルス感染させる。突っ込めば俺達も・・・」
フ「翔太郎、キミなら大丈夫」
翔「なぜそう言いきれる?」
フ「馬鹿は風邪をひかない」
翔「なるほど」
フィリップくん、勝手にアクセル全開w
翔「おーーーい!」
これね(笑)。フィリップくんにアクセルレバー触らせるのは後々のことを考えると絶対に危険だと思うんだけどw、このやりとりからしてフィリップくんは今回のことを心底楽しんでるわよねw。翔太郎は目の前で依頼人になるはずだった人間が死にその後も次々と目の前で殺られたことでいつも以上に探偵魂に火がついてるみたいだけど、反面フィリップくんはいつも以上にフワフワしてる感じで、やっぱバランスいい二人だなーと。そしておそらくフィリップくんにしてみればそんなつもりじゃないだろうけど、フィリップくんのこのノリが翔太郎の中にあるであろう頼ってきてくれた人を守れなかったという想いを少なからず軽くしてるところもあったりするんじゃないかなーと。ま、フィリップくんはそういう子じゃないと思うけどw。


今回、亜樹子のスリッパアタックで初めてすっきりしたわw。