始まる前はいろいろと不安があったりしましたが、客入りは到底合格ラインには見えなかったので興行としてはどうだったんだろう・・・とは思うものの(この劇場もはやわたしの行きつけと言っても過言ではないほど何度も入ってるんだけどここまで後方席がガッラガラだったの見たことないもん)舞台そのものの出来としては悪くなかったと思います。本編(TVドラマ)が期待はずれ甚だしい出来な上に公式にあるあらすじが
ひょんな事から麻生探偵事務所を引き継ぐ事となった元刑事の乾京介(渋江譲二)は、近所のおばさん・御手洗香世(山下裕子)から迷い猫である佐吉の飼い主探しの依頼を受ける。乾は佐吉の特徴に目を付け、インターネットでの捜索を画策。ハッカーである若林時宗(山本匠馬)と共に確信に迫ったその時、同じく飼い主を追う謎の男(累央)と遭遇する。どうやら佐吉には地球存亡に関わる重大な秘密があるらしい。佐吉を飼い主の元へ戻すべく、運転のプロフェッショナル弦巻 剛(藤田玲)と、兼ねてから面倒を見ている当麻優希(鎌苅健太)を召集。さらに、刑事時代の同僚である加賀美由紀彦(載寧龍二)の協力を得て、5人のスペシャリスト集団を結成。佐吉、いや地球の命運を懸けて、謎の男との大争奪戦を繰り広げる! 佐吉の飼い主とは誰か? そして、佐吉に秘められた謎とは?運が悪けりゃ死ぬだけさ!
5人の天使たちが佐吉と地球を救うべく立ち上がった!
という何がなんだか分からないものなのでほんっっっっっっとに全く期待してなかったんだけど、TV版の空気(雰囲気)を保ちつつも2時間弱で麻生探偵事務所の成り立ちとなった事件を見事に描いてみせたって感じ。
以下、内容に触れてます↓↓↓
大筋は↑のあらすじでまぁ間違いはないんだけど、迷い猫探しが地球滅亡に繋がるってどんだけ荒唐無稽やねん!と思うでしょう?。実際いろいろと無謀な設定や無茶な展開はあるんだけど、迷い猫がキッカケで地球が滅亡の危機に晒されそしてそれを麻生探偵事務所の4人が食い止めるという最もありえないだろうと思う部分にキッチリと伏線を張りそれを全てしっかりと回収することでそれなりの説得力を持たせたのには思わず感心してしまいました。
もうすこし詳細なあらすじはというと、まず日本で品川サミットが開かれるというある日、CAPが麻生探偵事務所に出入りしてる近所のおばさんが拾い「佐吉さん」と名付けられた猫の飼い主探しを依頼される。かなり珍しいルックスの猫で、調査の過程で日本にはいない稀少な種類だと判明。すると猫が入ったキャリーケースを持ち歩くCAPの前に銃を持ったカタコトの男・トウドウが現われ猫を寄越せと脅してくるわ街中にはその猫を見つけた人には謝礼1億というメールが出回るわおかしなことになり始め、一方で佐吉さんの写メを撮った御手洗さんの携帯が勝手にどこかのサイトへアクセスしパスワードを入力する画面が表示される。襲われてるどさくさに紛れてトウドウからバッヂをくすねたCAPたちは、国際テレビ電話をかけてきた藤波弁護士の背後に立つ建物の紋章とそのバッチの紋章が一致したことから南米にあるミジャルタ王国に辿りつく。ミジャルタ王国は表向きはリゾートに力を入れる普通の国だが裏では武器を輸出し反陽子爆弾を持ちロボット兵器を開発してる危ない国だった。しかもそのミジャルタ王国の女王は世界で5頭しかいない珍しい猫を連れて豪華客船で世界旅行中で、その船は現在大井埠頭に停泊中。おそらく佐吉さんは女王の猫で間違いなく、そして折りしも今品川でサミットが開催中。CAPたちがミジャルタ王国の狙いは品川サミットだとあたりをつけたところへ、当時はJUNKと呼ばれていたJUNのパソコンを介してミジャルタ王国女王が接触してくる。猫を保護してくれたお礼として4億+女王の船へ招待されたCAPたちだが、それは罠だった。だがCAPたちもあらかじめ対抗手段を用意しており、猫を逃がすことに成功。怒り狂ったトウドウから逃げているCAPの元に御手洗さんからパスワードに心当たりがないかという電話が入り、CAPが真似した佐吉さんの鳴き声を聞いた御手洗さんが「SAKICHISAN」という文字を打ち込むと承認され、それと同時にCAPたちがいる船内に警告ブザーが響き渡る。なんとそれはミジャルタ王国が世界88箇所に設置した反陽子爆弾の起爆用パスワードであり、「佐吉さん」の不思議な模様は爆弾の起爆を管理するQRコードだったのだ。「イヌイ、キサマダケハオレガタオス」と尚も銃口を向けてくるトウドウ、そして女王を模したロボット兵器をなんとか倒した4人だが、起爆までの残り時間はあと3分。佐吉さんの嗜好を思い出したCAPの気転で佐吉さんを捕獲した時点で残り5秒。「走れJUN!」とCAPが投げた佐吉さんを掴んだJUNが佐吉さんの背中(QRコード)を爆弾の識別部に押し当て、残り1秒で起爆解除に成功。地球滅亡の危機は回避されたのだった。
こんな感じ。思ったよりもかなりハードでしょう?(笑)。そしてそれなりにちゃんとしてるよね?(笑)。で、張られた伏線ってのは、佐吉さんが『1個1500円の高級猫缶しか食べない』ってことと、佐吉さんが『「シャーッ」と言いながら手をクネクネさせる動きをすると喜ぶ』ってことなのね。どちらも話の中で自然に出てくるし笑える演出にもなっているので、その時点では特別伏線だとは思わないわけです。でもこの二つが最終的に世界を救うアイテムになったのにはマジで感心したわ。それから佐吉さんの写メを撮った御手洗さんの携帯がどこかのサイトにアクセスしたってのも上手い展開だと思った。まぁ写メ撮るつもりだったわけだからバーコードリーダーモードではなく普通の撮影モードだっただろうになんでQRコードを認識すんだよとは思うし、そもそも南米の国がなんでQRコード使ってんだよとは思うけど、そこはまぁミジャルタ及び俺天クオリティってことで納得すべきよw。で、これは佐吉さんと無邪気に戯れるNAVIが何の気なしに「なんかこの模様QRコードっぽくね?ちょっと写メとってみよっ」と発言したことで補足されるわけですよ。つまり「QRコード」ってのが爆弾の説明場面で唐突に出てくるわけじゃないんだよね。ちなみにその場では犬猿の仲であるDARTSに「遊んでんじゃねーよ!」と言われて「遊んでねーよ写メ撮ってんだよ!」と言い返し口喧嘩になりかけたところへCAPが戻ってきたことで実際に撮るところまではいかなかったってのも上手いと思った。それと、起爆のパスワードがミジャルタ語で“破滅の扉が開く時なんたらかんたらうんたらかんたらで今世界は爆発するのだ!”という『単語』(って加賀美は言うんだけどいやそれ単語じゃなくてもはや文章だし!と思ったw)を意味する「佐吉さん(SAKICHISAN)」であるってのも、女王が接触してきた場面でミジャルタ語はたった一言でも日本語に直すと「このたびは部下が大変失礼なことをいたしまして、大変遺憾に思っております。つきましては皆様を我が船へご招待したいと思うがいかがでしょうか」という長文になったり、逆に長〜〜〜〜〜い言葉を話してもそれを日本語に直すとたった一言「お待ちしております」だったりと、ミジャルタ語わかんねー!(byDARTS)って下地をちゃんと見せてるからそこまで無茶な展開だとは思わないわけです。しかもそのミジャルタ語を通訳するのがCAPの元同僚・加賀美(載寧)なんだけど、ミジャルタ王国の名物である「あかだま人形」を事務所開設祝いに贈ってきたことで加賀美とミジャルタ王国の繋がりもごく自然に見せてるのね(このダルマ、TV版でもちゃーんと事務所に飾ってあるのがまたイイわよね!)。そもそもの設定がアホ話でしかないわけだからどう頑張ってもアホ舞台はアホ舞台なんだけどさ、それでも迷い猫の飼い主探しが地球滅亡に!というアホな設定がここまでちゃんと見れるものになるとはほんと思わなかった。しかも全てが終わったところでラジオから流れるニュースとして“ミジャルタ女王殺害及び爆弾所持の容疑として男たち数十人を逮捕しました”なんてのがサラっと明かされるわけですよ。てことは、JUNのパソコンにハッキングしてきた直後に女王が殺されたのか?それともCAPたちが戦ったロボット兵器ってのが女王そっくりなんだけど、このロボット兵器に女王の代わりをさせていたのか?ってことになるわけで、いずれにしてもちょっと後味悪いわけですよ。でも加賀美に通訳させる場面もロボット兵器の場面もどっちも思いっきり笑える演出になってるのね。ここが黒い部分を笑いで隠すというか、笑いの中にも苦味があるというか、そんな感じがしてわたしはとても好きでした。まぁ、ハッキングの時点で女王はまだ生きてたのだとするとその後で殺害されたことを知った加賀美はどんな気持ちであの場(麻生探偵事務所)にいたんだろう・・・とかね、ロボット兵器であることを知っていたのだとしたら加賀美は相当なクセ者だよなぁ・・・とかね、加賀美絡みの妄想ネタになるからだろうと言われたらその通りです><なんだけどねw。初見の感想(→http://d.hatena.ne.jp/minko/20090827#p3)でシリアス一切なしの全力アホコメディ舞台だと書きましたが、それを支えたのは荒唐無稽な設定を見られるものにするための入念かつ丁寧な土台が作られていたからだと思います。土台がしっかりしてるからこそ思いっきり笑えたんだと思います。練りに練られた脚本とまではさすがに言わないけどw、しっかり考えられた脚本の勝利と言っていいかと。
その笑いの部分は各キャストの感想として書こうかな。
まずは舞台版ゲストの御手洗さん(山下裕子さん)とトウドウ(累央さん)。お二人ともTVでは見たことがあるものの生(舞台)で見るのは初めてだったのですが、舞台経験豊富なだけあってさすがの存在感でした。脚本という土台がしっかりしてると前述しましたが、この舞台のキーパンソンである御手洗さんとトウドウを本職の舞台役者にしたことももう1つの土台だったと思います。15公演ってそれなりに長丁場だと思うんだけど、二人が適度なアドリブを入れてくれることでほどよい緊張感が保ててたんじゃないかな。演出家が演出家だし客入りが客入りだし開き直ってもっと暴走するかと思ってたんだけど、いい意味で15公演変わらないクオリティを保ちつづけたのはお二人がしっかりと枠を作り支えて(押さえて)くれたからじゃないかな、と思います。
山下さんは御手洗さんと女王の二役だったのですが(衣装替え地味に大変だったんじゃないかなぁ?)、特に女王の方が凄かったw。8回見て一度も同じことがなかったから台本上からして“ここはアドリブで”と書かれてたのではと推測しますが、加賀美の通訳でCAPたちと話す場面の長〜〜〜〜い発言のとこがとにかくめちゃめちゃで、桃太郎の話をベースにした時だったかなぁ?載寧が思いっきりツボったらしく顔背けてブッと噴出したかと思ったら暫く肩震わせててキャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★てなりましたw。この時はもう全力で山下さんに感謝したわっw。あと当たり前っちゃ当たり前かもしれないけど、これ言葉じゃ説明できないんだけどスモークとともにセリで上がってくるわ手からビーム発射するわものっそいアホみたいなwロボット兵器役も毎回安定してて、プロの仕事だなーって毎回思ってました。
トウドウはCAPの前に初めて姿を現す場面が酷いアドリブっぷりでしたw。カタコト日本語なので辞書を片手に会話するんだけどね、「ネコノ カイヌシ」と言うつもりが「ネコノ オトウサン」とか「ネコノ オカアサン」とか人間ならまだしも、「ネコノ ネコジタ」とか「ネコノ ネコゼ」とかわけ分からんwww。しかもこの人キャメルのロングコートにマフラーを巻き、乱れ気味の髪にセクシー無精ひげの渋いイケメンさんでね、そんな人が真顔でカタコト言葉を発するわけですよw。めちゃめちゃ卑怯だw。部下役のコワモテ男二人がこらえ切れなくて後ろ向いて笑っちゃってることとかあったもんねw(部下役の大きい方の人は手土産に渡されたアジサンドを食ってしまって吐き気を必死に堪えるというアドリブをしてた時があってそれすごい面白かったw)。あとミジャルタ王国の船に乗り込んだCAPとココに銃を向け、CAPに「騙したのかっ?」と聞かれる場面があるんだけど、 そこで台本上はCAPの真似をして「A〜ha?」と言うってなってると思うんだけど、わたしが見たのは一度だけだったけど「テヘ★」って“真顔で”言ってんのが卑怯すぎたw。それからCAPたちとカーチェイス(笑)をする場面があるのね。これも言葉では上手く説明できないんだけど、車とバイクはベニヤ板に写真貼り付けただけの代物で、それを首から提げてんのw。で、よく映画なんかで高速で走る車とバイクがぶつかりあったり窓ガラス狙って銃弾撃ち込んだりするじゃないですか、あれをこれまた“真顔で”やるわけですよwベニヤ板首からぶら下げた状態でw。ここはゴリラになる前のオサムちゃんの見せ場なんだけど、オサムちゃんがうおおおおおおおっ!って叫んでる手前で藤田くんとデコピンしあいっこやら脳天チョップしあいっこやら“バトル”してるわけです。もちろん真顔で。藤田くんは笑っちゃってんだけどねw。そんでその場面のラストが目の前に迫る崖をギリギリで回避し逃げたCAPたちにバイクを降りて銃を向け届かないとみて諦めて再び『バイクの紐を首に引っ掛けて』エンジンをかける『フリ』をして真顔で颯爽と一回転してはけていくというものでして、だからもう真顔で面白いことするのズルイべー!w。
そんなトウドウさんですが、DARTSやNAVIに「男だったら素手で戦え!」と挑発され素直に銃火器を捨てて素手で戦う場面では(大人しく武器を捨てるトウドウに「ほんとに捨てるんだ^^」ってビックリするDARTSとNAVIが可愛いの><)コートの裾を翻して華麗な足技バンバン決めまくるわけですよ!!最初にキック入れる前にバサッて自分でコートを翻して気合い入れるのが毎回のハァーーーン★ポイントの一つでした。あ、あとCAPのブーメランが胸に突き刺さって!!!致命傷を負った上に巨大ブーメランwwwにとどめをさされたところでの「ヤラレタ(棒読み)」←コレも好きだったわw。
ココちゃんはめちゃめちゃ可愛かったけど、なんつーか・・・・・・省エネ演技?(笑)。声一切張らない完全にTV仕様って感じでした。そしておそらく細川さんは奈々ちゃんが好きなんだろうなーと思ったw。ココってTVではあんまり「女の子」として扱われてる感じがしないんだけど、この舞台上では藤田くんに守られるわケンケンに守られるわジョージに守られるわ載寧に守られるわ、非常に羨ましいことになってましたw。まぁまだ会った直後だからココちゃんを見た目どおりの可憐な女子だと思ってるんだろうし、きっとこれからTV版に続く過程でココちゃんの本性wが見えたから現在(TV)のあの扱いに落ち着いたってことだろうけど、それでもなんか細川さんの想いが見えた気がしたわーw。ココちゃんと言えばNAVIさんラブ(はぁと)ですが、あの子どうやらほんとにNAVIの『顔』が好きらしいよ。ココちゃんとCAP以外の3人が初めて出会ったシーンがあるんだけど、最初から積極的にNAVIの隣をキープしてたもん。でもやっぱりわたしとしてはジョージと奈々ちゃんの並びが好きなので、女王の船に乗るためにDARTSたちを並んで待ちながらボーーーッと立ってるシーンがココちゃん絡みでは一番好きでしたw。
でさ、御手洗さんもココちゃんもしょっちゅう麻生探偵事務所に出入りしてそうなのにお互いのこと知らないっぽかったのはなんでだろ。まさかCAPが二人の女がかちあわせしないよう「御手洗さんは午前中」「こころくんは午後」なんつって上手いこと配分してるんだったりしてっ!w。
オサムちゃんはまだゴリラでも刑事でもない警邏課の巡査として登場。初見感想でも書きましたが、オサムちゃん一番美味しい役でしたw。はっきり言ってストーリー展開には全く関係ありませんが^^。確かにここまで男臭い(・・・のか?)役のオサムちゃんって見たことがないんで新鮮だったけど、惜しむらくは載寧と全く絡まなかったんだよなぁ。・・・ってまぁ絡みようがないんですけどねw。麻生探偵事務所の4人がCAPやDARTSと呼び合うようになるキッカケが舞台上で描かれたのですが、オサムちゃん(ってかゴリラの本名ってなんていうんだ?公式見りゃ載ってるけど見るのめんどくせーってかどうでもいいわw)が刑事になりそしてゴリラと呼ばれるようになった由来も描かれてまして、そのためだけに出たって感じだよなw。でももう一度いうけど一番美味しいのはオサムちゃんだからねw。ストーリー上はほぼ不要なのに毎回チャリンコでひっくり返りその場全力ダッシュした甲斐はあったのではないでしょうかw。
でさぁ、何度も見たくせに記憶がぼんやりしてて定かじゃないのですが、舞台って2007年の話だった気がするのね。なんかそれらしき文字がスクリーンに出てたような・・・。で、TV版は2009年だよな。てことは2年弱の時間が経過してるってことになるわけだけど、ゴリラあの職場にめちゃめちゃ馴染んでんじゃん。女刑事には惚の字だしw。だから恐らくトウドウたちを逮捕した功績が認められて刑事になれたゴリラは即CAPがいたあの警察署に配属されたのではないかと予想するんだけど、それって偶然・・・・・・・・・・・・なのだろうか。ゴリラがCAPの元職場に配属されたこともまたGフロンティアのお膳立てだったりして!?w。
載寧の加賀美さんは出番こそ少なかったものの(1幕なんてワンシーン3分ぐらいしか出ませんからね!)(そら思わず寝るってなもんよね!)、バン風の髪型+細身の黒ラインなビジュアルにクールな役柄ともに悪くなかったし、女王の通訳や「佐吉さん」のミジャルタ語訳など台詞も美味しい(そのまま笑いが取れる)ものが多かったので満足ですっ><。初見の感想で加賀美さんの素敵さについてはあらかた書いてしまったので改めて書くほどのことはもう残ってないのですが・・・、登場シーンのエスプレッソはDARTSの飲みかけではなくDARTSがコーヒーを淹れてる間に席を外し、CAPが店を出たので席に戻ってちょっと冷めてしまったコーヒーを一気に飲み干した、というものでした。よく考えれば(いや考えなくても)普通は特別親しそうでもない従業員のコーヒー飲んだりしませんよねw。どんだけわたしの目線が腐ってるのかと(テヘッ)。でもこの場面、バリスタケンケンが出す前のコーヒーの匂いを嗅ぐのね。それが飲んでる風に見えたんだよー信じてー。席に戻ってきた加賀美さんはハンカチで手を拭いてるような動作をしてるので恐らく“トイレに行っていた”という風を装ったのでしょうが、トイレのドア越しに鋭い目線でCAPとDARTSの会話を盗み聞きする加賀美さんのお姿を想像するとときめきまくりっ><絶対ちょっと口を開けて顎を突き出しつつ眉間に皺を作り視線は斜め下だったに違いないわっ><。
加賀美さんがダルマに吹き込んだ♪おれのっこめかみっ♪は最終的にDARTSとNAVIの俺らLIVEと化してましたw。加賀美さんのメッセージ中に重大な情報があることに気づいたJUNが「今・・・なんていいました?」と聞くと、まずNAVIってかRayくんwが♪おれのっ(くるっと回って)こめかみっ(ビシィッ)♪とさすがのダスツっぷりで歌い上げ、負けじとDARTSってかケンケンが♪おれの〜っ(両手をガバっと広げて)こめかみ〜〜っ♪と高らかに歌い上げ、そして二人一緒に♪おれの〜こめかみ〜〜〜っ♪とハモリそして人差し指と中指立ててセンキュー手振りwww二人の歌いきった顔が無性に腹立たしいwww。きっとJUNってか匠馬くんもイラっとしたんだと思うw、最後の方はカッコつけてる二人に向かって「ハァ!?」とか「なにそれ!?」とかすごい顔でキレてたもんwww。でもRayくんは涼しい顔で「これハモんの結構ムズイんだぜ?(にやり)」とか言ってて更にムカつくううううううううううううっ!!!・・・ってこれ載寧の感想じゃねーしw。
話戻します。NAVIに「こめかみの人」呼ばわりされてる加賀美さんはCAPをこっそりと呼び出しバッティングセンターで他人を装いミジャルタ王国の危険性をCAPに忠告するのね。バッティングセンターのボックスに並んで入り打球を打ちながらの会話なんだけど、CAPはへっぴりごしで全然打てなくて加賀美さんはかっ飛ばしまくり、最後はCAPが負け惜しみに「スライダー打ってくる」と言ってボックスを出たところで会話が終わるという演出なのです。そしてその後トウドウが加賀美に「イヌイハスライダーニガテカ(乾はスライダー苦手か)?」と聞き、それに対して加賀美は「ゴゾンジデシタカ(ご存知でしたか)?」とトウドウのカタコトを真似て返すのね。この加賀美のカタコトに客席からかなり笑いが起きるので流してしまいそうになるんだけど、ここ実はすごい怖い場面だと思うんだよな。これってつまり加賀美とCAPの行動は全てトウドウに把握されてるってことなわけでさ、スライダーについて言及したってことはその会話も筒抜けってことだもんね。そしてそれに続く加賀美の言動からして、加賀美はそのことに気づいていたはず。乾に接触したことで自らに危険が及ぶ可能性を考慮したうえで、それでも元同僚である乾に忠告せずにはいられなかった・・・ってことだと思う。
なーんて今でこそこうやってそこそこ冷静に考察してますが、初見感想で腹チラ!パンツ!と書きまくったのがこの場面だったのですが、そこしか見てなかったよね!実際ね!だってわたし最前に入った時多分双眼鏡の中で載寧と目が合ったもんね^^。だってよおおおおおおおもんのすごい綺麗な腹なんだもんよおおおおおおおおおおおおおお!板チョコ腹筋とかライダー腹筋とかじゃなくてね、お腹の真ん中は硬そうなんだけどその両横はクイっと抉れててね、脂肪とか一切ついてなさそうな腹なのよ!!!もちろん毛とか全く生えてないのよ!!!!!で、若干下げ目の位置でパンツ履いてるってのにパンツのゴムが見えないのね!な?そりゃガン見するってなもんでしょ!?わたし間違ってないですよね???。でさ、別にパンツが見たいってわけでもなかったけど(パンツよりも腹のが大事!)(てかパンツ見えないよねって言ったらお友達が「ビキニかな」とか言うからその後大変でした^^いろいろと^^)千秋楽ではついにパンツ見えたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!グレーでしたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
・・・載寧の腹チラとパンツについて語り続けるときりがないのでこのへんにしといてやる。
腹チラとともにわたしのお目当てシーンだったのが佐吉さん事件が一見落着した後の麻生探偵事務所のシーンでした。ココちゃんを連れて逃げた加賀美さんは事務所でCAPたちの帰りを待ってたんだと思うのですが、CAPの机に腰掛けてココちゃんに淹れてもらったコーヒーを飲みながらCAPと佐吉さんとともに暮らせることになった御手洗さんが別れの挨拶をしてるのを静かに見守ってるのね。で、その腰掛け方が見事なまでのナイスアングルなわけですよ!!。細くて長い右足をすっと伸ばし左足を軽く曲げて机にかかとをあててるんだけど、この足の角度かんっっっっっっぺきよ!!!。男の足が一番長く綺麗に見える角度はコレです!!!。おまけにコーヒーカップを持ってるとかね!載寧の指(手)好きのわたしにとっては神シチュエーションだっつの!。でねでね、CAPの「御手洗さんはお盛んですね」(だったかな?^^)にクスッて、まさに「クスッ」って文字が見えそうな笑みを浮かべ、ココちゃんが御手洗さんを「あのこれ・・・」と呼びとめると「ん?どうした?」って感じで首を伸ばして興味ありげな顔になり、「アジサンドのレシピです」で「あじさんど?なんだそれ?」といわんばかりに眉間に軽く皺がより、「佐吉さんの大好物なんです」で「あーそういうこと」って納得した顔になるのね。ここの顔芸(笑)大好きでした。CAPの「4億円の猫ですから」に分かる人にだけ分かる苦笑を見せるのと、「ちゃおー」と出て行く御手洗さんにペコリって小っちゃく会釈するのもだいすきだし、御手洗さんが出て行くと即「あのおばちゃん、どことなく女王に似てないか!?」ってもう言いたくてたまんなかったー!って顔と勢いで言うのがだいだいだいだいだいすきでした。
最初は頭の中で唱えてるカウントが聞こえてくるようだったアクションも後半はスムーズでめちゃめちゃカッコよくなってました!。特にイイのが膝蹴りな!相手の肩を自分の方にグイっと引き寄せながら膝をぶち込むのはマジでカッコよかったし、「この子だけ連れて逃げる宣言」をした直後の回し蹴りも毎回ビシっと決まってた。あとはなんと言ってもドロップキックですよ。二人相手にするんだけど、一人の肩を両手でつかんで支えにしてもう一人に両足でドロップキック決めるのね。いつ失敗するかとハラハラしたけどw、わたしが見た回は全てちゃんと出来てました(でも一回だけ上手の幕に足取られて盛大にスッ転んでたけど^^)。あ、そうだ!!毎回じゃなかったんだけど、ドロップキック決めたあとココちゃんの手を引いて逃げるんだけど、はける間際にココちゃんが手を離してクルっと振り返り倒れてる男の顔面に「エイッ」っておもきしキック入れるのね(笑)。で、それを見た載寧が「・・・・・・」ってなんともいえない顔で後頭部をぽりぽりって掻くのがめっちゃめちゃモエた!!!!!あーもうほんとカッコいいわこの男。
あーあとあと載寧の口をキュっと結んで口角を横にニュッと伸ばしながら目を軽く開いて合わせた手のひら(この手がまた綺麗なんだ!!)に沿ってカクッと首かしげる「俺たちは天使だ!」ポーズはめちゃキャワでした・・・。ふぅ〜〜っ。
匠馬くんは舞台での演技を初めて見たんだけど、上手かった。生で見るといつも思いますが、まじでイケメンよなー。黒縁めがねVerタマラン!!!。4人の中で一番舞台映えするなと思いました。顔が濃いのはもちろんすばらしい武器としてw、台詞聞こえもいいし演技の間もいいなーって思った。この舞台のOPシーン、いわばアバンは現在(TV版)時間で、OPテーマが流れたところで4人が麻生探偵事務所を結成する過去エピソード(本編)が始まるという構成なのですが、他の三人が性格やらなにやら当時と現在でさほど変わりがない(と思う)中で、最も大きく変わってるのがJUNだと思うのです。その違い(変化)をアバンと本編でしっかりと見せてくれたなと。昔も今も格闘時はJUN総受け(笑)であることに変わりはないんだけど、今は受けっぷり(やられっぷりw)がこなれてるってか、ある意味打たれ慣れてんだろうなーって思わせる動きだったのがさすがだなとw。
JUNの見せ場にCAPと出会った場面の再現ドラマ(笑)があるんだけど、これDARTS役とNAVI役どっちも可愛かったなーw。エキストラだけにwさすがの演技慣れ(笑)。あの再現ドラマがどういう設定(誰の脳内記憶)なのかわかりませんが、JUNにはDARTSとNAVIがあんな風に見えてるってことなのだとしたら・・・JUNかなり黒いなw。
JUNがJUNと呼ばれるようになった理由ですが、最初はHNの「JUNK(ジャンク)」と呼ばれてたんだけど、トウドウたちに一泡噴かせ「俺たち最高っ♪」とご機嫌なDARTSとNAVIに可愛らしい笑顔を見られてしまってw「何だよJUNK可愛い笑顔しちゃって〜」「ほんとだこのこの〜(ほっぺたつんつく)」とからかわれたところでDARTSに「お前さ、JUNKの下のKを取って『JUN』ってのはどうよ?。純情の純」「いいんじゃなーい?」ってなわけでJUNになったということです^^ちょっと強引^^。
藤田くんは生アクション最高!!!!!これに尽きます。載寧も含めみんなにアクションシーンがあるんだけど、藤田くんのはモノが違う。スピードとパワーが段違い。やったことないんで想像でしかないんだけど、アクションって絶対怖いと思うのよ。あたるのもあてるのも。だからどうしても動く前にタイミングを見計らおうとしてタメが出ちゃうんだけど、藤田くんはまずそれがない。自然な流れでパンチや蹴りが出せるのね。そして距離感がまさに絶妙。相手との距離感ってこれはもう経験積んで身体に覚えさせるしかないと思うんだけど、藤田くんは“自分の距離”を確立してるんだと思う。この距離なら絶対にあたらないという確信が身体にあるからあんなふうに思い切ってパンチもキックも出来るんだろうなー。そんでやっぱハイキック決めたあとで髪の毛がなびくのは素敵よねっ><藤田くんはそれを絶対に分かってるはずなので今回も舞台前に最も髪が美しくなびく俺ラインにしてきたに違いない!(襟足が軽くなってたのでw)。
そうそう、アクションと言えば、男だったら正々堂々素手で戦えよ!の場面でDARTSとNAVIが対トウドウでシンクロってかコンビアクションをするんだけど、ここは本気でカッコよかった!てかケンケンがよく藤田くんと累央さんについていけたと思うわー(体格面も含めて^^)。でも二人がやられるとCAPが「トゥッ!」って仮面ライダーっぽい掛け声とともにヘンなポーズで乱入するから台無しなんだけどねw。でさ、この場面で初めてDARTSとNAVIは一緒に戦ったってのに最初から息ピッタリ合ってるってことなんだよねーニヤニヤするよねーw。
つーかNAVIこと弦巻剛くんはさぁ・・・バカなの??(笑)。頭脳より体力タイプだってのは見るからに分かるんだけどさw、舞台のNAVI(過去のNAVI)はかなりお馬鹿さんに見えましたw。例えばJUNKがJUNになった場面で「純情の純」の後に「あれだ!いしはらりょうじゅんのじゅんだ!!」って真顔で言ったり(その後に流れる微妙な空気とわざとらしい間がとてもTV版俺天っぽかったですw)、ミジャルタ王国の周辺になにやらきな臭い匂いが漂ってるな・・・にも「きな臭い匂いってどんなにおいだー?」と聞いてみたり、初対面のJUN(JUNK)にDARTSが「これ(ペットボトル)飲みかけだけど飲む?」と渡したのに続いて「これ食べかけだけど食べる?」って噛んでたガムを出してJUNに渡そうとしたりすんのねw。きな臭いもガム食う?もどっちも分かっててやったって取れなくもないんだけど・・・・・・わたしにはまんま単純バカに見えました(笑)。JUNがJUNKの意味を聞かれて「ニセモノ」と答えるを聞いて「ニセモノだって。カッコいい・・・ぷくく」とソファーの上で両膝抱えて笑い堪えるのはちょっとイヤな奴に見えたけどw。
そのくせこの男は女(ココちゃん)にはクールってかさして興味を示さないわけですよ。まぁ恐らくココちゃんみたいなお嬢様タイプの子は好みじゃないんだと思うけどw(NAVIの好きな女優は水野美紀だと思うw)、絶対にココちゃんが自分にモーションかけてきてることに気づいてるはずなのに、事務所にマシンガン撃ち込まれたあとで一旦家に帰り再び事務所に来たココちゃんに「何しにきたの?」ってお前クーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールすぎだろうと!!!w。それも加賀美さんがCAPに贈ったケーキを食いながらw(そういう演出だからとはいえ藤田くんは毎公演ケーキを本気でむしゃむしゃ喰ってましたが二十歳越えたことだしそろそろ摂生を覚えたらどうかなと思ったよ^^ほら、バンドマンなわけだし^^)。でもマシンガン撃ち込まれた時はココちゃんに覆いかぶさるようにして守るわけですよ!DARTSも守ろうとするんだけどDARTSには「お前は猫を守れよっ!」つって突き放し自分がココちゃんをしっかりと抱いて守るわけですよ!!銃撃がやんだら髪を優しく撫でながら「大丈夫?」って聞くわけですよ!!!なにこの男!。それにロボット兵器に対しても「ロボットだって女だろ?女だったら・・・抱いてやればいい」なんつってガバっと抱擁するのね・・・。NAVIってモテ男設定なの・・・・・・?わたしには分かりません・・・・・・・・・。
NAVIの由来はDARTSとともに後述します。
ケンケンはねー、わたしいろいろと見直しました。いやちがう。ケンケンのことを見くびってました。単なる大阪のかめなしだと思ってたことを全力で反省しました。登場シーンでの客いじりに台本上用意されている日替わりアドリブ(ジョージの無茶ブリ)を担当と結構大変だったんじゃないかなーと思うんだけど、どっちも毎回楽しかったし、この日替わりアドリブの方なんて最終的に一人芝居の域まで達してたからねw。どうにもならなくてグダグダになっちゃった回もあったから恐らく本気の無茶ブリだったのではないかと思うわけですがw、特に楽日は前楽は「キャビンアテンダント」で大楽が「ゴルフのインストラクター」だったんだけど、どちらも最終的に力技でキッスに持ち込むその手腕(とDARTSになりきりっぷり^^)には感心しましたw。どちらもものすごくいいところ(キッスの手前)でCAPに切られて大楽では「(ジョージのことを)一生恨む・・・っ!」と呟いたのも合わせてほんっとーーーーーーに面白かった。客いじりの方は大楽で客がついに覆面男を「見てない」と言い切りw、そういうのって対応を間違えると微妙な空気になってしまうんだけどそこは得意の「下着の色を教えて」作戦で上手いこと乗り切ってたし。日替わりアドリブで一番好きだったのはその後の「アニメの声優」とあわせて「アシカショーのアシカ」で(これってDARTSのバイト歴の紹介なのにアシカてw人間なのにw)、「はぁ〜っ今日もイルカの前座かー。オウオウ。だけどボク頑張るよ。オウオウ」とか言うもんだから思わずキュウウウウンとなったところでアニメの声優がアシカポーズのまんまで「逃げちゃダメだ」(byシンジくん)で大爆笑www。これほんっと上手かったなー。声優はベースが「ピカチュウ」で(これがこのコーナーのオチ)時々違うものに変えてたと思うんだけど(わたしが見た回で違ってたのは2回だけ)、「逃げちゃだめだ」は見事にアシカの気持ちとシンクロ率100%だったからねw。ケンケンって気転利くんだなーってマジで感心しちゃったわ。とにかく楽しそうなんだよね。DARTSという役もケンケンという人もどっちもムードメーカーポジションだと思うのですが、ケンケンのその楽しそう感であったり充実感であったりってのが舞台上にいい空気を作ってたなと思った。そんでケンケンってちゃんと台詞聞こえんのね^^。なんとなくだけどもっとこう・・・口元(口先)だけでモゴモゴ発声するイメージがあったから思いの他台詞聞こえがよくて驚いた。あと驚いたと言えば汗の量!!2幕はアクションっつーかひたすら舞台上を走り回ってる印象だったぐらいだからそら汗もかくわ!ってなもんなんだけどさ、ケンケンの汗だくっぷりはちょっと凄かったです。グレーのTシャツ色変わってたもん。で、その衣装がアバンと本編でセンスが大分違ってたのがちょっと面白かったんだよなー。アバンは綺麗な青の細身パンツに首にストール巻き巻きしててオサレなんだけど、本編はどこかいいのか分からないベストにかなり色落ちさせた微妙な太さのデニムをブーツインしてて、ああ・・・DARTSは2年で大分センスが向上したんだね!と思いましたw。その点NAVIとJUNは進歩してないみたいだったw。そしてCAPの独特なセンスは筋金入りとw。
初見の感想でも書きましたが、過去再現シーンではNAVIとJUNに、そしてトウドウに銃を乱射された時はNAVIにとDARTSはとにかく抱かれまくってたわーw。わたしのイメージではこのポジションというかこの役目は匠馬くんのイメージなもんで細川さんからするとケンケンなんだなーってちょっと意外だったのですが(まぁ身体のサイズが『抱きやすいから』ってのは確実に一つの理由ではありそうだけどw)、千秋楽のカテコで舞台上に登場されたときに隣のケンケン(ジョージとケンケンの間(出演者の真ん中)に位置されてた)と笑いあったり照れる細川さんをケンケンがつっこんだりしてすごいいい雰囲気だったんですよ。細川さんがケンケンのこと可愛がってそうだったの。それ見てなんか納得した。この仔犬みたいなケンケンだったらそら抱きしめたくもなるわなーってw。てかケンケン(と藤田くん)が載寧と仲良くしてくれるか本気で心配してたんだけど(←何様ですか^^)、アフタートークで載寧が盛大に火傷して終わった回があったんだけどね(笑)、頭下げて幕が降りる時に凹む載寧の手をケンケンが大丈夫だからっ!お前はよくやったっ!って感じでギュッと握ってあげてんの見て思わず心の中で絶叫したわよ・・・。トークが始まるや否や仕切ろうとする載寧に「この人めんどくせーなー(ニヤニヤ)」って言った時点で悪い関係じゃないんだなってのは即分かったんだけど、まさかここまでとは・・・・・・っ。この舞台でケンケンの気配りの出来っぷりや場の盛り上げっぷりを目の当たりにし、帰り道にふとこんだけやってりゃそら海にも逃げたくなることだってあるよなぁ・・・なんて思ってしまいました。頑張れケンケン><。
DARTSとNAVIの由来はですね、銃を持った男達に囲まれピンチーッ!ってところでそれまで命中率がゼロに等しかった当麻(DARTSの本名)のダーツ(当麻の趣味)が奇跡的に命中し、当たった!と喜んでるところへ背後からもう一人の敵が銃を構えるのを見た弦巻(NAVIの本名)が
弦「後ろ!ダーツ!!」
↓
クルっと振り向きざまに敵にダーツを命中させる当麻
↓
当「サンキュー!ナビ!」
↓
腕と腕をぶつけ合って「イェーッ!」
この流れでジョージの感想に突入しますが、↑ここへトウドウと追いかけっこしてたCAPが現われさも当たり前のように「DARTS、NAVI、JUN、行くぞっ」とか言うわけですよw。初めて見た時「ええええ!?ダーツはともかくナビはさすがに無理あるだろ(笑)」って思わず噴いちゃったんだけど、無事に起爆を回避してさっさと撤収しますかってなところでいきなり「私のことはこれからCAPと呼べ」とか言い出したのでもういいやなんでも^^ ・・・と思ったw。これほんと唐突でさぁ、CAPはとにかく自分がCAPと呼ばれたいから3人に呼び名つけたくて仕方なかったんだろうなーw。これはCAPに限らず麻生探偵事務所の4人全員に対してそう思ったんだけど、やっぱりTV版があることでそれぞれのキャラが最初から見てる側の頭の中に共通のビジョンとして見えてるってのは大きいよなぁ。舞台上でキャラを作り上げる(そういうキャラだということを客に説明する)必要がないんだもん。変わってる人だってのは劇場にいる人全員が予め分かってるからこそのコンデンスミルクチュウチュウにいちごミルクシェイクハチミツどばどばかけなわけでさ、それを理解した上じゃなきゃ言動がすべておかしいCAPなんて(舞台の)主役として成立しないだろw。そしてジョージは最初から最後までずーっとCAPでした。御手洗さんやDARTSのアドリブにも巻き込まれずにずーっとCAPの棒読みテンション+薄ら笑いを保ち続けてた。これはこれで評価に値すると思うわw。楽公演では加賀美さんと密会してる間にケーキ食われて「ピクゥーーーーッ」(←なんて表現していいか分からない動物のような鳴き声w)を上げながら泣き崩れるところで「千秋楽ッ」とヘンな声で呟きw、ラストの俺たちは天使だ!ポーズを「これから事件が解決したらやるんだ」って勝手に決めて押し付けなんで?なにそれ?なんでそんなことすんの??と三人に聞かれる場面で「(なんで言うのかは)知らん!」「そういう決まりだからだッ!」って言い切ってたけどwww。
・・・とまぁ本編のCAPはいいとして、カテコのジョージは酷かったですw。気の利いたこと言うわけでもなけりゃ場を仕切れるわけでもなくて、千秋楽の挨拶もグッダグダでしたからねw。通常通り抽選会と麺職人の宣伝を終えCAPがテンプレ挨拶をして幕が降り再び幕が上がったんだけど、そしたらCAPはまたさっきと同じようなテンプレ挨拶www。ケンケンと藤田くんが失笑しながらも仕切りたくてうずうずしてたわよw。でもこれがジョージ。これでこそジョージw。そして1クールやってきてんだからそこいらへんに関しては充分分かってるだろうに千秋楽の映像を特典(?)としてDVDに収録するってんならちゃんと打ち合わせしとけよとw。わたしの目当てはもちろん載寧なので出来ればキャスト全員がよかったけど、せめて三人の挨拶は聞きたかったなー。
千秋楽スペシャルはまずいつものように客も入れた全員で俺たちは〜ポーズをやる前にココちゃんが「はいっ!」と手を上げ「私が振ってもいいですか?」と突如前に出まして(打ち合わせどおりですw)、舞台中と同じようにココちゃんの「なんだかみんな、天使みたいねっ」からの〜、俺たちは天使だ!ポーズでした。で、舞台に呼び込まれた演出家の細川さんがジョージに負けず劣らずのグダグダ挨拶をしw、じゃあ最後にもう一回ポーズで締めますかってなことになると確かケンケンが「じゃあ細川さんが音頭とってくださいよ!」とか言い出して、そしたら細川さんはさっきココちゃんが言った「なんだかみんな〜」を“ココちゃんの声真似で”やりだしたもんだからみんな大爆笑w。細長い身体を二つ折りにする勢いで誰よりも大爆笑してる載寧www。そして大爆笑の中俺たちは天使だポーズを決めた瞬間ステージの両袖から銀テがパーーーーーーンと噴き出し、笑いすぎたのか驚いたのか載寧が思いっきりゲホゲホむせていたwwwww。ええ、もちろんわたしは一人ジャングル状態ですよ、それはもう当然。ついでにその後幕が降りる最後の最後の瞬間に載寧がちょっとしたサービスをこっちの方向に向けてしてくれたもんだから耐え切れずにものすごい悲鳴を上げたら視線は藤田くんにロックオンなので載寧が何をしたかは全く見てなかった周りの藤田くんオタの皆さんが(間違いなく藤田くんオタです。だって前楽のお誕生日会でそれはそれはフィーバーしてらっしゃった人達なので^^)すごいねー!よかったねー!と口々に言ってくれました><ダスツオタいい人ばっかり><。
そんな感じでとても楽しかったです。
この勢いで2クール目はもっともっと面白くなるって信じてるんだからねッ!!。