『侍戦隊 シンケンジャー』第十七幕「寿司侍」

わたしにとってシンケンジャーという作品を愛する理由の少なくとも三分の1を占めているドウコクさんと薄皮姐さん(と十臓さん)のドロドロロマンスパートがなかったし(って言ったらお友達が「今週は二人っきりでしっぽりって奴だよ!しっぽりw。ぐへへへへw」って言うのっ><サイテー!大人穢いっ><)、まさに追加戦士お披露目回以外のなにものでもない回でございました。なんかいろいろとうるさかったって感想しかないわw。
予想以上の異物感に好きか嫌いっつったら今んとこあんまり好きじゃないです^^特に顔^^と答える寿司屋ですが、スシチェンジャーとサカナマルと烏賊折神はやべえ(笑)なんかわかんないけどやべえ匂いがプンプンしてるわ(笑)。なにやら寿司屋が自分で改良?したらしいけど、あの兄ちゃんそんな技術まで持ってんのかよwてか喋んのかよw。ていうか別に寿司屋だからって寿司握って変身する仕様にしなくてもよかったじゃねーかとw。カッコいいんだよ?でもそのカッコよさのベクトルが間違ってるってかさー、寿司と絡めることにどんだけ心血注いだのかと思うと・・・w。でもまぁとりあえず、烏賊かわいいよ烏賊。スーツは画バレ見た瞬間思った通り動いてもマジシャインでしかなかったけど、次郎さんの居合いスタイル?ってか座頭市みたいな戦いっぷりは異様にカッコよかったから猛烈にテンソン上がったわw。いきなりテーマ曲でアクション披露とかやってくれんじゃねーのw。あの武器+あのスーツだってのにカッコいいとか絶対おかしいだろう(笑)。
でも寿司屋のキャラはなぁ・・・次回はガチンコシリアス話っぽいからそれとのギャップを狙ってのことだとは思う(思いたい)んだけど、どーーーーも5人と雰囲気があってない気がするわ・・・。5人の関係性はあくまでも「殿」と「家臣」であるわけで、今は大分信頼が生まれてきたものの基本は“それが定めだから”と戦うことを目的として集められた関係なわけで、例えばこの5人が同じクラスにいたならば恐らくそれぞれが仲良くなる(放課後にツルむような)ことはないだろうな・・・と想像できるわけで(そんな人達が命を預けあい共に戦っているってところにわたしは萌えているわけなのですが)、そんな5人の関係性がオンだとするならば、寿司屋はそれとは真逆のオフ、完全に立ち位置が異なる「殿の幼馴染」という設定だけに雰囲気は合わなくて当然と言えるのかもしれません。しれないんだけど・・・いまいちピンとこなかったなぁ。寿司屋と殿が幼馴染として交流があった当時はそれこそお化け屋敷で泣いちゃうような殿だったんだろうし、臆病で泣き虫の殿と威勢が良くて活発な寿司屋が仲良しだったってのは容易に想像できるし、そんな寿司屋が遠くに引っ越すことになり、殿は泣きながら僕のことを忘れないでねって大切にしてたペットの烏賊ちゃんをプレゼントし、そんな殿をいつまでも守ってやらなければ!と子供心に誓った寿司屋は必死で鍛え烏賊ちゃんをバージョンアップさせ、そしてようやく殿の力となってやれるところまできたからと遠路はるばる屋台背負ってやってきた・・・ってことなんだろうなってのは想像できました。普通に考えて超泣かせる友情話よね。だがしかし萌えん。全く燃えん。その理由は大体分かってる。寿司屋の顔が好みじゃないからです(笑)。もちろん演出の範疇なんだってのは承知の上で言うんだけど、「近日見参」矢文を撃ちこんだのが自分だとバレた時の変顔とかね、ああいうのいらないのよね。ていうかウザさは流ノ介と、ヒラメキ型というか型に嵌らない戦闘スタイル+努力型は千明と被りそうな気がしてこの先がちょっとだけ心配な気がする。ていうか千明が突っ込み死しそう(笑)。


戦いの場、それも人里離れた渓流だってのに屋台引きつついきなり乱入してきてギャーギャーわめいてるおかしな人を見て
殿「誰だあいつ」
流「寿司屋です」
殿「は?寿司屋ぁ?」

寿「シンケンゴールドだ!」
シンケンジャー「( ゚Д゚)ポカーン・・・」

流「殿!私不勉強で6人目がいるとは全く知らず・・・」
殿「俺だって知るかっ。一体なんだアレは・・・」
イサギツネ「聞いてないぞ、シンケンジャーに6人目がいるとはっ」
千「俺らだって聞いてねーよー!」


この流れは面白かったですw。誰だあいつって聞かれて一言「寿司屋です」ってキッパリ爽やか言い切る流ノ介も、やられた勢いで座りこんだまままさにくちポッカーーーーンてしてるシンケンジャーも、驚きながらもアヤカシの言葉にはきっちり突っ込む千明もw、テンポよくて面白かった。あと変身した寿司屋を見て「キラキラやー」とか、調子のって木から落ちたシンケンゴールド見て「お寿司屋さん落ちはったー」って言うことはも可愛かったし、特別視するつもりはないとか言いつつもやはり靖子脚本は各キャラの良さがサラっと出てて安心するなーと思いました。
あ、あと寿司屋にワサビ寿司食わされた後悶絶しながらもアシカ歩きで追おうとする流ノ介にヒーローとしての意地と魂を見ましたw。


シンケンゴールドお披露目回といいながらも、殿の見所は盛りだくさんでございました。イサギツネの狐火は全部叩き斬り落としてるし、狐技返しだっけ?シンケンジャーが出した技を鏡使って背後からシンケンジャーに返す技、あれ家臣が背中にモロ直撃させられてる中殿だけ振り向いて正面から受けてたり、イサギツネの覗き行為によって心身ともに消耗してるとは言えども殿の殿らしさはちゃんと発揮されててそれはそれは素敵だったわけですが(獅子折神が単独で殿のフォローすべく活躍したのにも萌えたわ!)、何者かの気配(視線)を一人だけ感じてショドウフォン片手にゴロゴロしまくる殿はちょっと・・・・・・おかしな人っぽかったです・・・・・・。矢文を撃ち込まれた直後に「そんなに神経質にならなっ(くても)」って言ったのに、家臣たちが殿を見る目が完全に気の毒な人を見るソレだったのがなぁ・・・。流ノ介あたりは「力不足で私には何の気配を感じることもできませんが、殿がそこまで仰るならばこの流ノ介、殿のお側を離れませんッ!」とか言いながら風呂まで一緒に入ろうとしそうなもんだけどw。


というわけで殿のお風呂シーンですけども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずはあんなに大きなお屋敷なのにお風呂が背の高い殿だと体育座り状態で浸からなければならないような庶民サイズだという事実に少々驚いてしまいました。が、あれはいわゆる内風呂というか、殿のご寝所に付随しているいわゆる殿専用お風呂なんですよね!殿と家臣が同じお風呂に入るなんてありえませんもんね!なるほどなるほど納得です。で、殿が頭からお湯にじゃぶーって浸かったのにはどこのアイドルだよ・・・って若干モニョったわけですが(だってわたし悩んでたり煮詰まってたりしてるからってあんな風にお風呂の中に頭ごとザブンともぐったりしたこと人生で一度もないもんw)、その行為にちゃんと意味があってよかったです。まぁ水中では常に感じてる気配がどうなるのか試すためにザブンとしたのか、それとも日頃からああやってザブンとしてるのかそこは定かではありませんが(笑)。でも水中では気配が薄まるというネタ晴らしをされた後で再確認してみたら、ザブンとする前と後では顔つきが明らかに違ってたのにはさすが殿!!!(流ノ介とともにw)とハァハァしながら思わず拳を握りました。
でさああああああああああああ、ザブン後の殿あれやばくねえええええええええええええええええええええええ!?前髪が軽くオールバック状態で撫で付けられてて(黒髪モエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッス)肩の辺りに程よく筋肉ついてて、そんでもってそんでもって殿の腋毛が期待通りのご立派さだったのに本気でときめきました!なんていうか・・・殿っ!!!って感じ><しかも殿って地黒じゃん!白いお湯とのコントラストが超絶やっべえっつの!!!なんかわたし今ものすごく堂々と変態発言をしている気がしますがw、期待以上の殿入浴シーンをありがとうスタッフ!!
ていうかさ、ドウコクさん封印の文字を知るために(シンケンレッドがその練習をするのではないかと見張る目的で)覗きしてるってのは作戦として納得できるんだけどさ、さすがにお風呂まで覗くことはないと思うの。お風呂でそんな大層な練習するわけないんだしw。でもイサギツネさんはばっちり覗いてた。うん。イサギツネさんとは話が合いそうだw。


シタリさんは封印の文字を調べてどうするつもりなのだろうか。ドウコクさんの為なのか、それともその逆か。今回ドウコクさんが登場しなかったってことは恐らくシタリさんの独断でイサギツネにシンケンレッドを覗かせてたんだと思うのよね。わたしの予想というか希望としては、封印の文字を武器にドウコクさんを言いように操ろうとしてるんだと思う。その文字を使ってドウコクさんを追いやり自分が外道衆のトップに立つというよりは、トップのドウコクさんを意のままに操る陰のボスというポジションの方が好きそうだし。追加戦士お披露目回の影に隠れて今回の話は地味に伏線張った回になるんじゃないかなー。・・・だとすると(一応)信頼しているシタリさんにも大事にしてる女にも裏切られてるかもしれない酔っ払い大将ドウコクさんが気の毒すぎてますます好きになりそうですw。


次回の予告から判断するに、寿司屋は“殿に認められて”侍となるようですが・・・流ノ介たちとともに屋敷で寝食を共にするってのはやめて欲しい。寿司屋はあくまでもサポートポジでいて欲しいってか、長七郎江戸日記における六さんみたいに殿の屋敷の近くで屋台を出していろいろと探るって設定にしてほしいなぁ・・・。変身ギミックがアレなこともあるしw、『寿司屋』という設定は貫き通してくれないと。侍になるってのは“気持ちの上”でってところで留めて欲しいなー。

それから、同じく予告の中で殿と茉子さんの(殿本気厨のわたしとしては)ただならぬ絡みがあったのがひっじょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに気になるところなのですが・・・・・・あ、あれはきっと源太に戦いに巻き込みたくないからと「お前の助けなど必要ない」とかなんとか冷たいことを言っちゃったことを気にして心ここにあらずの殿に「今の丈瑠からなら一本取れるよ」なんつって挑発し一本取って「ほらね。そんなに気になるならあの寿司屋のところに行ってきなさいよ」的なソレですよね!?幼馴染に対して一歩を踏み出すことができない殿の背中を“家臣として”押して差し上げたというだけであって特別な何かがあるわけではないですよね!?!?あーでも茉子さんってば湖のほとりで殿をストーキングしてたイサギツネさんに対して「そんなことで丈瑠をっ(苦しめただなんて)」的な言い方をしてたわよね・・・あれ何なのよ・・・(本気厨必死)。



ところで、ここ最近の殿の私服センスってか特にTシャツセンスが気になります。今回とか「斬」て書いてあった・・・よ・・・・・・?唐橋兄さんプロデュースのTシャツ自体に不満はありませんが(玩具のみならずお弁当箱やソーセージやふりかけ、そしてこのTシャツと殿が販促するもの全てがカッコよく見えるこの不思議!)、ただでさえ常人とは異なるオーラを放出してらっしゃる殿ですので、もう少しそれを隠す努力をなさってもいいのではないでしょうか^^。