『侍戦隊 シンケンジャー』第十六幕「黒子力」

黒子ちゃんには萌えた。殿たちの身の回りのお世話をしっかりやりつつ近所の人に“志葉さんとこの黒子さん”として認知されてるどころか「こういう時はいつも黒子さんにお願いしている」と頼られまくる一方で、バケツに足つっこんじゃったり家宝の壺の取っ手をポロリと折っちゃって「あっ( ; ゚Д゚)」ってなるとかギャップ萌えだし、敵を撃破した殿達に向かってブンブン手を振りながら喜び、そして殿たちに「勝利、おめでとうございます」と一斉に頭下げた黒子ちゃんたちには全力ゲキモエでした。そこはよかった。殿が流ノ介たちに言った
「様々な仕事をこなす黒子だが、戦いに参加することはできない。流ノ介、なぜだかわかるか?モヂカラがないからだ。黒子たちだって人を守る為に戦いたい。だが、外道衆相手に戦うにはモヂカラが必要だからだ」
というお言葉と合わせてグッときたしね。出動する殿たちに陣幕やら袴やら荷物もって続いた黒子ちゃんたちが、シンケンジャー、参る!って殿たちがカッコよくポーズ決める背後で陣幕に幕をビシっと張って控えてる影が映ってんのもいつもこうやってみんなで戦ってるんだなぁって思えてちょっと感動したし。
でもさぁ・・・シンケンジャーになって実際どの程度の時間が経過してるのかはっきりとはしてないけど、着衣が冬服から春物に変わってるってことはまぁ見てる側と同じペースで時間が経過してるんだろうなと予想できるわけでさ、てことはもう半年近くなろうってのに千明とことはは黒子ちゃんたちが一般人の誘導やらなにやらのサポートしてたことに気付いてなかったってことになるわけでしょう?それはさすがにどうなんよと思うわ。二人がそれだけまだまだ未熟だからって見方も出来るとは思うけど、どんだけ周り見えてないのかと。だって少なくとも陣幕の中で着替えを手伝ってもらってる(どころか100%着せてもらってる)わけで、黒子ちゃんたちのその働きに対して二人は当然のことというか・・・サポートしてもらってるという意識がなかったのか?って思っちゃったのよね。ことはも千明も周りは見えてる子だと思ってたんだけどなぁ。それを言ったらこれまで誰よりも黒子さんに気遣いを見せていた流ノ介が爺に「見習え」と言われ、仕事を手伝おうとするのではなく張り合おうとしたのも違う気がするんだけどね。まぁ流ノ介は以前も庭掃除してる黒子さんから「掃きたいんです。掃かせてください」といいつつ竹箒奪おうとしてたからなぁ・・・ってそれも大和屋脚本だったわ・・・。
あとブラウンに志葉家の場所がバレて“マズイな”とか言ってたからてっきり『志葉家』はそうと知れないように普通の家庭(まぁちょっと家屋は仰々しいけどそれは昔ながらのお屋敷ってことで^^)を装ってるのかと思ってたのに黒子=志葉さんちの関係者だってこうも認知されてていいのかとw。川越(笑)の町に黒子さんという存在はいるものの、それはどこの誰だかわからない・・・ってんならいいと思うんだけど「志葉さんちの黒子さん」って認知のされ方が気になるわー。そのくせその志葉さんちの殿様である殿のことはスルーだしね。まぁ殿スルーに関しては近所づきあい(草取りとか溝掃除とか回覧板回すのとか)は黒子が全て担当してるから実際志葉さんちにどんな人が住んでいるのかは謎というか詮索しないってのが暗黙の諒解になってんのかなー?って補完したけどw(1話で街中をおもきし白馬に乗って疾走してたけどねw)。
でもまぁ志葉家はあの場所で代々屋敷を構えてるわけで、その間には先代シンケンジャー惨殺事件のようなこともあったわけで、ご近所にも被害というか迷惑をかけてる(かけることがありえる)部分が少なからずあるんだろうなと想像できるわけで、その緩衝となっているのが黒子さんの存在なんだろうな。もしかしたらそんな黒子さんたちの献身的な行動に心意気を感じ、ご近所さんたちの中で「誰かがシンケンジャーの家はどこですか?」と聞いてきても知らないフリをするという決まりごとがあるのかもしれないしw。子供番組だってのに「モヂカラがないからヒーローとして戦えない」とキッパリ言い切ってしまったのは大丈夫なのかな・・・?ってちょっと心配になったんだけど、たとえヒーローにはなれずとも共に戦っていることは事実なわけで、むしろ黒子さんたちがいないとシンケンジャーはこんなにもカッコよく戦えないわけで、そういう意味では黒子さんもまたヒーローだと言えるだろうし、これぞ『適材適所』ってことだよなぁと思えた黒子ちゃんメイン回でございました。今回こういう話をやっておきながら、次回で登場する我流とは言え努力でモヂカラを手に入れたという寿司職人を殿たちとどう絡めるのかちょっと楽しみ。しかも寿司職人って「侍」じゃねーし(笑)。


ところで、先日購入したコレ

CAST-PRIX SPECIAL 侍戦隊 シンケンジャー 公式ヴィジュアルブック 五侍粋変化 (GLIDE MEDEIA MOOK 35)

CAST-PRIX SPECIAL 侍戦隊 シンケンジャー 公式ヴィジュアルブック 五侍粋変化 (GLIDE MEDEIA MOOK 35)


の殿と茉子さんの写真が非常にいい雰囲気でして、お友達が言っててわたしも全面同意なんだけど殿って対男子よりも対女子の方が似合うというか、本来の魅力が出ると思うのね。女の子と並んだ姿が素敵なの。流ノ介なんかは女子と写ると同化してしまうというか下手したらキラッキラオーラが勝ってしまうこともあったりするので(笑)むしろ男子と写ってる方がいいと思うんだけど。で、ことはと写ってるのもいいんだけど、茉子さんとのツーショットが非常にいい雰囲気なわけ。殿のビジュアルもすんごおおおおおおおおおおおおおおおおおおい素敵だし。で、殿本気厨のわたしとしては正直面白くないわけですw。素敵な殿をいっぱい摂取したいのにでもなんかモヤってしまうというジレンマなわけですw。そんな気持ちの今日この頃だったりするので、バカ三人を見て溜息つきつつ「まぁいいんじゃないか」「そうね」なんつって会話してんのに激しく 女疾 女石 してしまいました・・・。だって・・・だってお似合いなんですもの・・・・・・。流ノ介邪魔しなさいよおおおおおおおお!。
てか流ノ介まじウザイ(笑)。道路渡ろうとしてるお爺さんに「ぜひ私の背におぶさってくださぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!」って言いながらバリ笑顔で両親指立てつつカモン★ってすんのやめろwwwwwwwww。「どなたかーッ 困ってる方はいらっしゃいませんかーーッ??」って両手広げてジャンプしながら叫ぶとか奇行師相葉さんさすがの演技力(笑)。厭すぎるwwwww。
そんな流ノ介に対して千明が放った一言があまりにも的確すぎて爆笑しつつも全力で頷いてしまいました。


ご近所の人の買い物袋を持ってあげようとする黒子さんを発見したバカ三人組。
流「ちょっとまったぁああああああああああ!」
千「この荷物は俺が運ぶから」
流「いーや!これは私が運ぶ!」
千「あぁ?イヤイヤ俺が運ぶっつの」
買い物袋を取り合う二人。
流「落ち着けえええええええええええええええええええ!!」
千「お前が落ち着けこのバカ!」
流「千明いぃぃぃぃぃっ!!!」
千「なんだよこの二歳児!
流「ええええええい!私が運ぶんだあああああああああああああああっ」
そんなことしたら荷物がつぶれちゃうっ><と駆け寄って止めようとしたことはに
流「ワンッワンッワーーーーーーーーーーーーーーンッ!!」
ってちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまじで二歳児レベルwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww千明も冷静に「お前は犬か!」ってツッコむなwwwww。やだwwwわたしの流さんがどんどんと本気でアホになっていくwwwww。殿のことに関しては問答無用でアホになるってのは承知してるつもりなんだけど、殿関係ないところでもどんどんとフリーダムっぷりが増長してるんですけどw。二人のこの争いの発端になった黒子さん、もめる二人の手を離れぶちまけられた荷物を見事にキャッチして見せた黒子さんこそ朔太郎さんに違いないと思ってるのですが、朔太郎さんがこの二歳児・流ノ介を見てどう思うかお聞かせ願いたいわよもう!。

その後、タイミングよく殿から召集がかかったおかげで何事もなく済んだけど、ショドウフォン持ち出して「よしっ!黒子ちゃんにはぜってえ負けねえ!」って街中でモヂカラ使おうとした千明が何しようとしたんだかものすごーく気になるw。


一方、今週も外道衆はシンケンジャーそっちのけで大人の物語を展開してらっしゃいました。
(恐らく)十臓さんのことを考えながら三味線を弾く薄皮姐さんに「どうした太夫。今日は音色が湿ってやがる。・・・なにかあったのか?」といつもの酔っ払い時とは全く違う優しげで気遣うような声で問いかけるドウコクさん!前回も薄皮姐さんの音色じゃねーと見破ってたし、ドウコクさんは姐さんの音色=気持ちをいつもいつも気にしてるんだろうな。ときめくわー。
って、薄皮姐さんはドウコクさんにボコられた十臓さんを助けてたんですね!!そしてその行為はドウコクさんに対する裏切りだと感じているわけですね!!つまり板ばさみってやつなんですね!!
「シンケンレッドを狙うのかい?」
「所詮、我らははぐれ者。望みを叶えんとせねば生きて三途の川に入った意味はない。違うか?」
「っ・・・・・・」
十臓さんが薄皮姐さんに対して「我ら」という言葉を使ったということは、薄皮姐さんも十臓さんと同じく生きて三途の川に入ったってことなのか!?それともナチュラルボーンアヤカシではないという意味での「我ら」なのかどっちだろう。薄皮姐さんが“元人間”であることは明言されているわけですが、わたしは死んで三途の川を渡る時に薄皮姐さんの現世に対する未練(強い想い)がドウコクさんのセンサーに引っかかり、どんな奴だと見てみたら超絶好みの別嬪さんだったのでアヤカシにして側に置くことにした・・・と予想してるのね。薄皮姐さん自身が望んでアヤカシになったわけではないと思ってるんだけど、でも今回の十臓さんの発言からして少なくとも薄皮姐さんも十臓さんと同じくどんなことをしてでも叶えたい望みがあるということか。十臓さんは人間時にどういうポジションの人であったかということはともかく基本は単純に強いやつと戦いたいってだけの戦闘馬鹿だとして、薄皮姐さんもまたそこまで強い望みを抱いているのだとしたら物語の構図として志葉家と関係があるに違いないんだけど、だとしたらもうちょい志葉家=シンケンジャー固執してもいいと思うのよね。薄皮姐さんの伏線として人間の時は豪華な打掛を着用できるほどの身分だったってのがあるわけで、思い浮かぶのはやはりお姫様であるとか三味線が達者なことからして売れっ子というか位の高い花魁とかだよな。いずれにしても侍(殿)という人種と関わりがあっても全く違和感がないもんね。でもシンケンジャーと対峙したときにそれらしき素振りは特別見せなかったんだよなぁ。
十臓さんとの密会回想wから戻り「別に、なんでもないよ」と言う薄皮姐さんに、「まぁ・・・いいけどよ」って気にしてるくせにさほど気にしてないよって風を装おうドウコクさん素敵いいいいいっ><この大人の三角関係はすごくいいわ!いい男二人の間で揺れ動く薄皮姐さんの図はすごくいい!。


追加戦士回を控えた最後の5人戦闘だからなのか、それぞれの属性を生かした合体攻撃はなかなか良かったとおもいます。って流ノ介余りかよ(笑)って思ったところで「私の全ての力を振り絞るっ」って力強く「波」って書くのはいいんだけどその前に手のひらにペッ唾つけて気合入れる流ノ介テラ昭和wwwww。


戦場にいる黒子さんを見て驚く千明とことはに「お前たち知らないのか!?・・・後で言う。今は戦いに集中しろ!」と言った殿でしたが、そう!これが殿なのよ!!戦ってる最中は戦いが最優先でそれ以外のことは全て後回しにするのが殿なのよ!そして戦いは外道衆が現れた瞬間から始まっているのです。つまり名乗っている間も戦いなのです。敵を前にして一般人とゴチャゴチャやるのを殿がよしとするわけないんだって。ブラウン回で一番引っかかったソコをとりあえず同じ大和屋回で払拭してくれたのはよかったなと。
マリゴモリさんのやっかいな防御力を破ることができるだろうか・・・と凹む家臣たちに向かって
「(策は)ある。適材適所だ」
とカメラ目線でビシっと決める殿!!やだ><殿ったらこっち見過ぎ><と本気でテレながらも殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!ってベッドでローリングして床に落ちたのはわたしです(←可哀想だと思ってあげてください)。
ああああああ殿カッコいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ><
でも「虎ドリル突撃!!」はやはり微妙wwwww


あとドジっ子黒子たんを追いかけまわしながら自ら壺に突撃し粉々にしてしまって「なんたることーっ。わしのバカっ!バカバカバカっ!」って爺可愛すぎだろうw。てか志葉家は家宝とか大切なものとか壊しすぎだからねw。ただでさえ落ち着かないのが3匹もいるんだからそこいらに飾っておかないで蔵かなんかにしまっておくべきだと思います。


次回は早くも追加戦士が登場ですが、そんなもんよりも殿の入浴シーンが気になって気になって気になって(以下エンドレス)眠れません。今度ばかりは本気で自分がどうなってしまうか不安です。名護さんPVを約2時間連続リピしたこともあるこのわたしが一度リピっただけでむりむりむりむりまじでむりだからこんなのっ!って思ったぐらいですからね・・・。ってそういや名護さんも昨年入浴シーンがあったわね・・・袋が見えた見えてないって大騒ぎした思い出が(笑)。