『侍戦隊 シンケンジャー』第十一幕「三巴大騒動」

今回が前編で次回が後編の2話構成ということなのでこの殿メインエピソードの暑苦しい感想は次回へ持ち越そうと思いますが、まずはこれだけは全力で言っておきたい。


イケメン三つ巴戦がカッコよすぎっ!!スーアクさんまじですごすぎるっ!!!


ただ三人がごちゃごちゃ戦ってるってんでなくて、局面局面は一対一なんだよね。だからと言って動きが止まってる人がいるわけでもないの。なんだこれ。そんでいくら侍モチーフとは言え戦隊なわけだからただの殺陣ではなく背中越しに剣を受けたり(殿この動き好きよねw)三つ巴の核が(二人の攻撃を受けるのが)二刀流の殿だったり、しかもその殿は流ノ介とことはをズタボロにした攻撃を一度受けているのにあの強さだし、三すくみの場面では殿が十臓の喉元に左の刀を向けつつウシロブシの剣を右の刀で完璧に受け、十臓は喉元に殿の刀が向きつつウシロブシに刀を向け、そしてウシロブシはというと殿に刀を抑えられた上に十臓に刀を向けられてて、あの場面の力関係はちゃんと殿>>>十臓>ウシロブシになってんのよね。そしてそこから抜け出す(逃げ出す)ために「水切れだ」という侍二人にとっては認めざるをえない“正当な理由”を持ち出すあたり、ウシロブシさんはさすが外道衆のエースだなと(元人間だけあって十臓さんは水切れしないのか)。カメラワークも戦いの緊迫感とスピード感を煽る素晴らしい出来だったし、このクオリティは子供番組の枠をこえてるわ。特オタで良かったと心底思った。
そして三人揃って戦闘中ボイスのエロイことといったら・・・・・・><わたし思わずヘッドフォンを装着し目を瞑って声だけに集中して七度程リピってしまいました・・・息遣いエロ過ぎ><


殿の二刀流はありえないレベルでカッコイイんですけども、刀を両手に持って最初に構えた時のポーズが右はいつもの通り肩に担ぐ殿ポーズで左を敵に向けてたのがまさに尋常じゃないカッコよさでした。まじでなにこれ。しかもことはの刀を「借りるぞ」なのが萌える。まーこれは属性同士の相性みたいなものがありそうだけど。そして殿に刀を奪われたことはが途端にオロオロしだすのも可愛かったw。


そんなことはと久々に「殿をお守りしなくてはッ!!!」と暑苦しさ全開だった流ノ介は文字通り身体を張って殿への攻撃を防ぐ。ここ二人とも本能で殿の前に身を投げ出してたんだけどさ、その前に殿に「自分の身ぐらい自分で守れる」と冷たく言われてたもんだから更にグッときたわー。しかも普通ってかよくあるパターンだったら攻撃を受けたところでワーってふっ飛ばされるもんだけど、二人とも意地でも倒れないっていうか、変身が解除されて気を失うまで両手を広げて楯となって殿を守ろうとしてたのがヤバかったわ・・・。
でさ、そんな生身の二人にまさに覆いかぶさって庇おうとする殿!!!!!!!!!あれマスクの下血相変わってたと思う。殿らしくない慌てようというか・・・殿もまたなりふり構わず身を挺して二人を守ろうとしたって感じでさぁ・・・・・・泣けるわほんと。4人とともに戦い始めたばかりの殿だったら絶対にこんな行動は取らなかったと思うの。だってあれ十臓さんが乱入しなかったら殿はきっと致命傷を負ってたもん。志葉家当主=シンケンレッドが最優先としてすべきことは仲間の命を守るために自分が犠牲になることではないわけじゃん?殿はそのことを誰よりも理解してるわけじゃん?でも殿はこの時とっさに自らの身をもって二人を守ろうとした・・・。それが殿として正しいことなのかどうかってのは難しい問題だと思うのだけど、殿は自分が思ってるよりもずっとずっと4人のことを大切に思いはじめてるんだよね。その殿が次回で「あらためて、お前たちの命預かった!」と、どういうシチュエーションでどういう想いで言うのかと思うと・・・頭が破裂しそうです。ていうか殿は「家出」するようですが、殿ってさぁ・・・・・・・・・一人でお出かけしたことあるのかなぁ?これが単なる家出ではなくそれプラス初めての一人外出だったら・・・と思うと心配と興奮で落ち着いてなんていられませんっ!。


で、気になったのが先代レッドの最期が殿の父ツダカンのソレとは違ってたことなのですが(役者が違うのはアレとしてw)、えーっと、先代殿がツダカンだとすると燃え盛る屋敷の中瀕死の状態で丈瑠に獅子折神を渡し爺とともに安全なところに逃がす→その後自らの命と共にドウコクさんを封印 と、そういう流れでいいのかな。でさ、あの時先代殿とともに戦ったシンケンジャーも全員息絶えたのだとしたら、流ノ介父は先代ブルーではないし、爺の話に別段反応してなかったってことは三人の親(近しい親族)も先代シンケンジャーではなかったということだよな。それを言ったら丈瑠に獅子折神を託したツダカン=先代殿=先代レッドだとも確定出てないんだっけ??。現時点で確定してることは・・・ツダカンが丈瑠の父親で獅子折神を丈瑠に渡した当人だと、そして先代殿(先代シンケンレッド)がドウコクを封印し、その際命を落としたと。で、今のところは丈瑠の父が先代殿であるという明確な描写はないんだったか。確か一話で丈瑠父ツダカンは袴姿だった記憶があるんだけど、今回のドウコクを封印したという先代レッドは変身が解除されたら洋服姿だったんだよなぁ。これは何かを意味してるのだろうか。単に撮影の都合(着物にすることを忘れてたとか・・・)ならそれでも別に構わないんだけど、明確な意図があってのことだとしたら・・・先代殿はツダカンの兄、つまり丈瑠の伯父で、ツダカンは爺の補佐というか後に爺のポジションを継ぐべき人だった・・・とか。殿は戦わなくてはならないから私服で、屋敷で控えるツダカンが和服だってのも現殿・現爺と同じ形だし。で、さらに妄想を逞しくすれば伯父の息子、つまり丈瑠の従兄弟が十臓で、本来であれば志葉家を継ぐべき直系長男なんだけど、裏正と出会いその妖力に魅せられ(そのことを志葉家は知らない)行方知れずになってしまった為、次男の息子である丈瑠に獅子折神が渡されたとかね。とすると本来は姉がなるべきだったが事情があって妹がシンケンジャーになったということはの背景が活かされるというか、わざわざそういう設定を用意した理由にもなるかなーと。で、本来であれば自分ではなく従兄弟が殿となるべきだったことを流ノ介たちに明かし、それでも俺に命を預けてくれるか?→もちろんです殿っ!!→「あらためて、お前たちの命預かった!」とかね!とかとかね!!!


やべーまじ興奮しすぎておかしくなりそう・・・。