『最遊記歌劇伝―Dead or Alive―』@シアターBRAVA!

初演時はまさか自分が遠征までするほど夢中になるとは思ってもみませんでした。縁とは恐ろしいものです。そして人生どこに落とし穴があるか分かりません。
初回を見終えた瞬間に続編があると確信したし大楽でその報告がなされるものと思い込んでいたので、現時点では全くの未定ってのは予想外すぎてその分ショックでか過ぎ・・・というか力抜けてしまった感は否めないし、キャストはみんな口々に心の底から続編をやりたいと言ってはくれているもののどこか悔しそうというか歯切れが悪いというか、やりたい気持ちはすごくあるのに具体的には本当に何も決まってないというその現状が、現時点ではやれない理由があるとしたら版権なんかの契約面の問題とか、キャスト(とオタ)レベルではどうこうできる次元の話じゃないのかな・・・と不安な気持ちになってしまいましたが、こうなったら少しでも気持ちが伝わることを祈ってDVD複数買いします。そしてこんなところで言っても何の力にもなりませんが、それでも声を大にして言います。


このキャストでの最遊記歌劇伝の続編が見たいです!!


公演の感想は数日前に書いたので、大阪公演のプチメモ(アドリブやアクシデントなどw)を含めたキャストの感想です。とんでもなく長いのとめちゃめちゃ暑苦しいと思うのでクリックする人は覚悟してね★
内容に触れてます↓↓↓




ステージの広さは奥行きの差はさほど感じなかったけど横幅は一回り大きくなった感じかなぁ?でも通路を使う演出も含めて東京公演と演出に目に見える違いはなかったように思います。
初めての大阪上陸&東京公演後一週間程度の間があったということで初回はかなりガチガチなのが見て取れましたが、3回目にあたる大楽はとにかく魂のこもった熱演でした。2度目となるこの舞台は、三蔵が何度も「これはカンパニーというよりも家族です」と言うように、舞台上で役者同士が競い合うというよりもいい意味での気心知れた感というか何があってもなんとかなるっしょ!という信頼であり安心感が満ちてる空間でして、基本はいい空気感なんだけど時折それが悪いってんじゃないけどお前らやりすぎ(笑)って思ってしまうほど暴走することもあったりして(特にトークショーねw)、大阪2回目の公演後のトークショーでニィと菩薩様が終了時刻を知らせる銅鑼の音が鳴らされるともうすんごい弛緩した顔で「今日これから打ち上げなんで^^。明日はきっと全員カミカミのグダグダだと思います^^」って仰ってたぐらいなのでアドリブ炸裂になるんだろうなと思ってたのですがw、予想に反してものすごい気迫溢れる舞台を見せてくれました。全員が台詞の一つ一つ動きの一つ一つをかみ締めながら丁寧に気持ちを込めて演じてるのが伝わってきた。これはキャストの想い、続編がやりたいアピールだったとわたしは思います。続編までどれだけ時間がかかるか分からないからそれぞれの役を自分の身体にしっかりと刻み付けておこう、そんな気持ちすら感じました。みんな本当にカッコよかった。


アンサンブルさんは、いわゆる「アンサンブル」という枠に嵌めるには無理があるほどの活躍っぷりでした。だってアフタートークにアンサンブルも加わるって普通ないでしょ?w。そこいらへんもこの舞台のいいところなのですが。特に1幕で三蔵一行の敵・蓮麗を演じた関川くんはアンサンブルではなく蓮麗役としてクレジットしてあげるべきなのではないかと思うほどいい働きをしてくれたし素敵でした。この子素顔も可愛いんだよね。トークショーでニィ役の唐橋兄さんがずーっと「可愛い可愛い。顔も可愛いけど動きが可愛い」ってデレてたぐらいだしw。蠍の女王様としてチャイナドレスに扇子を持ってセクシーな曲を歌い踊るんだけど、アンサンブルさんだけあって当然筋肉とかついてるんだけどでもそれが全然ムキムキってんじゃなくて、すごく綺麗な筋肉がついた形のいい手足でして、毎回ウットリポイントの一つでした。あと三蔵に跨っての迫りっぷり狂いっぷりそして死にっぷりも毎回見事なもんだったなぁ。悟浄に胸ぐら掴まれブンブン身体を振り回されるんだけど、ヅラよく取れないよなぁって思ってましたw。てか蓮麗と清一色の使い魔人形役の難波さんはアンサンブルだってのに主役そっちのけでソロありですからねw絶対おかしいだろw。ブリミュでは隊員さん写真セットがあるんだけど、この舞台もアンサンブルさんセット出してほしかったなーってそれアンケに書くの忘れた!しくじったー。


二郎神役の堀池さんは今回も飄々としながら舞台をしっかり締めてくれてました。劇団所属だけあってこのメンツの中にいると一人発声が本物なのよね。プリンス小野田くんも人種が違うんだけどw、小野田くんはまだ若いからその異種感を隠せず全開にしちゃってるんだけど、堀池さんはしっかり馴染んでるし一歩引きつつも楽しんでるという余裕が感じられました。でもちゃーんと二郎神の気苦労は見て取れるのよねw。堀池さんは歌も上手いので菩薩様とのデュエットソングを聴きたかったのになくて残念でした。でも麻雀シーンで張り切りまくってたので本人としては満足なのでしょうかw。ていうか何度か菩薩様に勝てない苛立ちを麻雀牌にぶつけてらっしゃって「負けました!」の後で牌が舞台中に散らばっちゃうことがあったんだけどw、それをせっせと拾い集める関川くんと大久保くん?が気の毒でしたw。


RYOHEIさんの菩薩様は相変わらずお綺麗でございました。東京公演の感想でも書きましたが今回プリンスとともに「歌劇」部分を担ってらっしゃったのですが、これまた美声でございました。2度目だけあってあのお衣装も更に様になってると申しますか・・・前回よりも例えばおみ足を広げる角度が深くなってたりですとか、いわゆるチラ見せ度数が増したと思ったのですが、ええ、大層素敵でございました。麻雀をやりながら歌う清一色の歌(笑)は正直どうかと思ったわけですがw、従者役の関川くんを指先でチョイチョイっと呼び寄せダンスという名の絡み(笑)を披露する菩薩様は紛れもなく菩薩様でございました。てかあのシーン、菩薩様が飲んでたドリンクのストローを舐めるようにして吸う関川くんが毎回バロスだったわーw。
とまぁ本編では神々しいまでの美貌を惜しげもなく見せ付けてくださる菩薩様ですが、トークショーのオッサンっぷりは酷いわw。まじで目が覚めるw。唐橋兄さんとともに毎回MCを担当してたんだけど、ゲスト(毎回キャストが3人登場)そっちのけでボケ倒す唐橋兄さんを的確に突っ込むのが面白いし上手いんだけど(頭の回転速い人だと思った)、口調がまじでオッサンなんよねw見た目は菩薩様なのにw。でも素顔はとてもイケメンさんなのでこの人は全力でモテるとおもいますw。


今回の敵、清一色役の中村龍介くん。最初に書いた感想で「素敵なフィンガーテク」と書いた手の動きというかダンスはあれ「ムカデ」の息子をイメージしてのことだったと聞いて目からウロコでした!。12回見たのにちっとも思い至らなくてほんとごめんよ清一色w。ブレイクダンスが得意というだけあって、三蔵一行との4対1のバトルはなかなか激しいアクションに仕上がってましたが、清一色ってこんなに動くっけ・・・?と思ったりw。片手で逆立ち状態になり身体を2.3回転クルクルっと回したりしてその動き自体はすげええええええ!と思うんだけどど、その隙に誰か攻撃しろよとも思ったw。でも八戒というか悟能に異常な執着心を燃やす変態さんだということが殺陣のあちらこちらに見えるのはすごく良かったと思う。三蔵や悟空に対する動きと八戒に対する動きが明らかに違うのね。三蔵も悟空も飛び道具使いに長モノ使いなわけだから接近戦を仕掛けたほうが有利だろうに二人に対しては基本一定の距離を保ってて、反対に八戒に対しては背後から首に手を回してグイっと締め付けるわ髪の毛掴むわ四つんばい八戒の背中を踏みつけるわ挙句自分の足を八戒の首に巻きつけるからねw。スキンシップしすぎw。あと悟浄には「わたしの悟能に悪影響を及ぼしやがってこのクソ男ッ」と言わんばかりに錫月杖ごと踏みつけて肋骨折りますからね。とんだ悟能stkですよもうw。キャッチフレーズつけるとしたら間違いなく「動ける変態」だとおもいましたw。とにかく八戒を見る目つきが気持ち悪いんだよね(褒めてます!)。八戒に「もう一度死んでいただきます」と身体を貫かれそして背中合わせになってハァハァいい合ったあの瞬間は清一色にとって至極の一時だったに違いないわっ!!w。
歌は激しく残念でしたw。ゲストというか今回限りの出演になると思うので歌劇としての見せ場を与えたのでしょうが、今回は三蔵と八戒のソロがないこともあってそれなりのレベルだったので(笑)かえって歌のヤバさが目立ってしまったというね。でもその不安定さというか耳障りっぷりが(言っちゃった!)清一色というキャラクターの不気味さを表現してると言えなくもないけどw。あと1幕の最後で、清一色がレーザー光線に向かって妙な動きwをしながら歩いて行くんだけど、その演出はすごく好きでした。妖しい感じが出てるし何の説明もなく出てきたところで休憩に入るから、特撮で言う「鎖ガシャーン」的な感じでねw、この引きはかなり良かったと思う。次回のプロモとしてこの空気感がDVDでも出てるといいんだけどなぁ。
龍介くんは眼鏡載寧を筆頭にブログでときめきネタを沢山投下してくれたことだしw、これからも引き続き応援していこうとおもいます。


今回のニィ博士は前回にも増して自由でした。つーか自由すぎだろうw。これ賛否両論あると思うんだけど、ニィの登場シーンは全て必ず笑いが起きると言ってもいいぐらいだったもんw。あ、冒頭のこれまでのあらすじ説明以外。てかなにあの美味しい登場の仕方。客電が落ち吹き荒れる風の音が会場に響く中かなり焦らしたところで客席最後方の扉からコツコツ足音響かせて通路を通って登場するんだけど、黒のロングコート姿なのね!これ烏哭ってことなのかなぁ?そんで舞台に上がったところで白衣をひっかけニィへと変わるんだけど、そこさぁ、コート脱いだと思ったらキッチリ締めてたネクタイの結び目に乱暴に指つっこんで緩めるのよ!!これがまじでやーばいの!!!そんで眼鏡かけて白衣羽織るの!!!ちょうやっべええええええええエロオオオオオオ><。悟浄の色気とはまた違う、悪い男の色気なのよお><しかもね、前回は原作に近い感じで前髪下ろしてボサボサヘアだったんだけど、今回は恐らくシンケンとの兼ね合いで切れなかったと思うんだけどだいぶ伸びた髪をくずれたリーゼント調というか、トップはボリュームあるんだけどサイドをキッチリとでもラフな感じでタイトにまとめたヘアスタイルでして、これがまたクソかっこいいのよ!!もうね、まじでカッコイイばかみたいにカッコイイ。ていうかニィにしちゃカッコよすぎる(笑)。前回はもっと大切に扱ってた気がするウサギも心なしかワイルドに扱ってる気がしたしw、今回のニィはちょっとどうかと思ったわ唐橋兄さん!。
そんな素敵なニィの見せ場は間違いなく洗脳を拒むプリンスを後ろから激しく抱きしめ胸元(生)に手を入れるというラストシーンでございました。なにあれ。けしからん。とはいえここは紅がまさに身体中の力を振り絞って洗脳プログラムに抗ってるという迫真の演技の流れの中なのでそういう感じはないんだけどね、でもやはりけしからん。ニィもこのシーンまではずーっと軽い感じを保ち続けてきたところで本性を見せた・・・というかニィの恐ろしさが見える場面なのでほんとにそういう感じはないんだけどね、でもでもやはりけしからんです。だいすきだ。
ところでニィの歌がないってどういうことですか?どうしてニィに歌わせないの??本気で意味がわかりません!。


ニィに激しく抱きしめられる(笑)プリンス・紅孩児役の小野田くんはやはり素晴らしい。もう素晴らしいという言葉しか出ません。こんなに出来る17歳(リアル高校生!!)をわたしは他に知りません。そしてやはり一人レベルが違うどころか異世界の住人のようで浮きまくってましたw。しかも前回よりも立ち姿が更に凛としててますますプリンスっぷりに拍車がかかってるんですもの・・・周りもみんなちゃんと成長してはいるんだけど、小野田くんの成長スピードは異次元のソレなのね。もうこればっかりは仕方ねーよ(笑)。だって小野田くんってば東京公演の間だけで身長1センチ伸びたんですってよ!?・・・ア、アハハハハ・・・なんかもう笑うしかないわよねw。そのせいかなぁ?前回よりも身体つきがさらに細くなってしなやかな鋼度が増したように思いました。
「歌劇」パートを一身に担うプリンスは今回、キャストが全員大好きだという♪あ〜かの〜ほのお〜やきつくす〜♪という燃え曲を力強く歌いながら登場し(菩薩様なんてこの歌を稽古中から「本気で練習してたもん」だそうですwバカスw)、三蔵一行抹殺の任を一時的に解かれるという理不尽な命を受けながらも不満を飲み込み母上への思慕を切々と歌い上げ、偶然出会った悟空と戦いそして瀕死の重傷を負い、ニィの手に落ち心身共に改造をほどこされるがそれに必死で抗いながら絶叫する・・・というなんとも壮絶な演技を要求されているわけですが、いやいやすごいよほんと、この舞台上の誰よりも設定されたハードルは高いと思うんだけど、その1メートル上ぐらいをあっさり飛び越えてるって感じだもの。歌は当然としてアクションもすごくよかった。これは殺陣ではなく“振付”のようだった前回と比べてしっかりとした“アクション”として作られてたからだと思う。ただ身体能力高すぎて悟空に致命傷を与えられ高所から転がり落ちるシーンだけは“致命傷を受けている”という説得力にやや欠けた気がしましたが・・・。だってあのプリンスやられそうにないんだもんw。
でさ、気を失った紅が独角に抱えられるところ、あれ上野くんと二人でタイミング合わせて上野くんの肩に乗ってんのね。独角が倒れた紅の手を取り一瞬で頭が上野くんの背中側にくる感じで肩のところで二つ折り状態になって独角の肩に担ぎ上げられるんだけど、仰向けで倒れてる→二つ折りがまさに一瞬の流れなのね。で、最初は上野くんすげーな!!って思ったんだけど、よく見たら小野田くんが腹筋と背筋使って飛び乗ってる感じなんだよね。これちょっとでも勢いつきすぎちゃったら頭から落下すると思うのよ。しかも手足には見た感じ力入ってるように見えないの!!何回言ったかもはや分かりませんがwほんとーーーーーーにこの子は凄いわ。
それでいてカテコやトークショーの時に見せる素顔は末っ子なんだよね。カテコでは“一応”周りの兄さんたちを立てるというか半歩下がってるんだけど、話振られたら「それ違うじゃん!!」「意味わかんないから」とか普通にタメ口なんだもんw。ほんと可愛い。てか大阪公演を一緒に見たヤヨっちがそこ触れちゃだめええええええ><な小野田くんの17歳っぷりに触れてるのがオモシロイのでリンク貼ります→(http://d.hatena.ne.jp/lave/20090413/1239617107)(フジモンFUJIWARAの片割れよね?わたしあれにも似てると思った・・・ほーむれす中学生書いた人。あの人の顔をギュっと小顔にした感じじゃない?・・・ってなによ!?芸人顔って言いたいわけっ!?!?w)。小野田くん自ら「続編がないと僕なんてアー!って叫んでるとこで終わってますからね、意味わかんないですよ(笑)」と言ってたぐらいで紅孩児目線としてはまさに寸止めってところで終わってるので、紅のためにさらに尽くす独角が見たいこともあるしw、絶対絶対絶対に!続編希望ですっ><


イケメン揃いの舞台ですが、中でも最もイケメンさんなのは独角で間違いありません。相変わらずスタイルの良さが際立つ今回の独角兄さんはやーばかった。いろいろとヤバかった。まず↑で書いた紅を担ぐシーンね。175近く身長がある紅を右肩に乗せて台詞を言って歩いてはけるというなかなかハードな演技を要求されているのですが、素敵でした。まさに独角兄さんでした。前回公演は全てにおいて駆け足の勢いだったので紅と独角の関係性であったり絆だったりってのが全然描けてなかったわけですが、東京公演の感想で今回は独角が裏主役と書いたように「紅を想う独角」ってのが前面に出てました。高らかに歌い上げるプリンス曲に途中から加わる瞬間は毎度毎度ドキドキしましたがw、♪命かけ付い〜て〜 行く〜ぜ〜♪って歌った後で階段にプリンス立ちする王子を見上げて「紅!!」って言うとこめちゃめちゃ好きだいすき。今も1日1回は歌ってるw。紅が何かを決意していることをその目から読み取り、お前が決めたことなら俺は俺の主に従うぜ!と悟浄と戦う独角兄さん。独角にとってはどちらも可愛くて大切な弟なのよね・・・。悟浄とのバトルは質ではなくwそのシチュエーションがたまらなく良かったです。このオットコマエ兄弟はデュエットというか掛け合いのように歌いあうのですが、ミュージカルっぽい曲という意味ではこの場面がいちばんそれらしかった・・・かなw。二人とも背が高い上に錫月杖と目玉のついた『でっかい剣』(ってトークショーで武器の名前を聞かれた上野くんが言ってたw)と大振りの武器で戦いあうのでスピードはさほどないけどw迫力はすごいあったしこの舞台の見所の一つでした。セットの上から同時に飛び降りるのとかめちゃめちゃカッコよかったもんな〜。でね、独角の素敵なところはね、悟浄と戦いあいながらも目の端に紅の姿を入れてることなのよおおおお><紅がどういう戦いをしているか(どのぐらいダメージ受けてるか)ってのをちゃんと把握してんの。まさにナイトですよ!!。そこがとんでもなくカッコいいからこそ、ボロボロになった紅(思いっきり普通の車椅子で運ばれてくるのが面白かったw。せめてもうちょい世界観を汲んだ車椅子にしてくれたらよかったのにw)の命を救うために大っ嫌いなニィに預けた瞬間の切なそうなお顔とその直後にニィに告げられた「だから言ったでしょ?大事なモノは手放しちゃダメだって」の一言で自分がしてしまったことの意味に気付いて愕然とするその表情が生きるんだよね。そしてニィによって変えられてしまった紅に拒絶され信じられないって顔をし、ニィに「弟君の姿を王子様に重ねてみてるだけだろう」と図星さされて唇かみつつ拳握って踵を返すその背中にキュンとするわけですよ!!。紅のとこでも書きましたが、この後の独角が見たい!見たい見たいみーたーいーーーーーー!!!


三蔵一行はまとめて書こうかな。
麗羅たんこと鈴木拡樹くんは前回と比べると俄然よくなりました。ファミリアとデス オブ ア サムライという二つの舞台を経験した成果をキッチリ持ち帰ってくれたなという感じ。まだまだではあるんだけど怒鳴る演技に前回と比べたら種類が増えたというかw緩急が付けられるようになったと思う。声を作ってる感もほとんど感じなかったし。今回は一行の中では八戒がメインなので前回よりは三蔵の出番は少なめ・・・な気がしましたが、その分細かいモエポインツはふんだんに用意されておりました。まずはインナーな!インナー姿大好物><1幕はほぼインナー姿と言っても過言ではありませんっ!(鼻息荒く)。それでオカマに馬乗りでバカスカ殴られるでしょ!悟空におもきし腹キック入れられるでしょ!サソリの毒塗られてハァハァ悶えるでしょ!悟空と紅が戦ってる最中攻撃があたりそうになって八戒に覆いかぶさるようにして庇われるでしょ!!!ハァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン★てかここの八戒地味にヤバイw。今回は三蔵と八戒の絡み(いろんな意味でw)が多かったように思うわ。てか八戒→三蔵のスキンシップが目立ってたような。三蔵一行がテーマソングを歌いながら恥ずかしいポーズを取った後w、悟空がめちゃキャワなソロ曲を歌いながらわらわらと襲い来る妖怪さんご一行をめった殺し(笑)にするシーンではいらだつ三蔵(ここ入りがちょっと強引というか説明不足な感じがあって、あの拷問めいたことして「お前らしくない」って言われて「俺らしいってのはどんなだ!?」ってキレるのとか三蔵が常にイライラしてる人というか(まぁしてるんだけどw)癇癪もちみたいに見えたりしないかなーとちょっと心配になりました)の肩をポンポンっと叩いて宥めたり砂漠のシーンでは悟空と悟浄に銃を向けた手をわざわざ触って降ろさせたりw、別にしなくてもいいんじゃね?というところで二人が触れ合ってるのが目につきました。いいわとてもいい。もちろん3日間昏睡してた三蔵のおでこに濡れタオル載せてあげる八戒はキャーン><だしね。まぁそれにも増して凄かったのが三蔵←悟空だったわけですが(笑)。基本悟空は三蔵命なんだけど今回はまじすごかったw。蠍の毒にやられた三蔵に近づこうとする紅に「三蔵に触るなッ」とかね(ここは悟浄も三蔵を守るためにサッと立ちはだかるのがまたモエス)、三蔵を救うために自ら金鈷を外す決意をする歌もキュンキュンで、決して上手くはないたどたどしい歌い方なんだけど、本来の姿になることは怖いけど三蔵のためなら俺はなんでもしてあげたいしなくちゃならないって悟空の無垢さと真っ直ぐさが伝わってくるんだよね。ほんともう三蔵しか目に入ってないって感じなの。
そうそうこのシーン、斉天大聖になった鯛造くんがまた凄かったんだ!。相変わらず回し蹴りとか足技はキレキレだし、バク転した後のマント捌きとかマジ完璧!。そんでまさに戦いが楽しくてたまらないというある意味純粋なんだけど邪悪な笑顔をニタニタ浮かべながらアクションしてんの。鯛造くんはほんっとに笑顔がチャーミングすぎるんだけど、三蔵たちに向ける笑顔とこの時の笑顔は明らかに違うのね。かなり激しいアクションだし絶対キツイと思うんだけど、それを笑いながらこなす鯛造くんはまさに悟空だと思った。そんな悟空を止めるために力振り絞る三蔵もカッコよかったわー><「沸いてんじゃねーよ、この猿!」つって銃を八戒に投げて渡して前転しながら悟空の腹にとび蹴り入れるんだけど!!!!!これわたしが見た限りでは一回も失敗しなかったもんね!あの動きにくそうな衣装でこのアクションは大変だったと思う。その後の悟空を眠らせるための読経?もカッコよかったし。麗羅は出来る子!。だってトークショーで麗羅が大阪出身って話になってみんなに「大阪弁話してみて」って言われるんだけど改まって言おうとすると出なくって、流れでそのうち出ると思いますって言うもなかなか出なくてニィに「早く言えよ!!」て切れられつつもw結局話の流れではいえなくて(キャワキャワ)、言わねーのかよって誰もが思ったところで最後の挨拶で「ほんまにありがとう!おおきに☆」って言ったの見てニィも真顔で「拡樹はほんとに出来るなぁ」って感心してたしw。
で、三蔵×悟空一番の見せ場が意識取り戻した三蔵とのあれやこれやねw。あ、その前に、「八戒に包帯巻いてもらえよ」「お前がやったんだから責任とれよ」「だからごめんて言ってるだろ」の悟浄と悟空のやりとりにも触れなくちゃ!。ここほんっとに可愛くてさー、ほんっとに自然なんだよね。悟空と悟浄はまじでリアルまさにリアルの域。特に悟浄は丸山くん以外考えられないと思う。身長やヅラの被りこなしっぷりと姿形はもちろんのこと声が!声がまじで悟浄なのよ!!台詞回しとかマジ平田さんそっくりだもん。今回さほど目立った活躍はないんだけど(独角とのアクションはあるけど)だからこそ悟浄の存在感が光ってたと思う。この包帯シーンもね、いつものようにギャーギャー言い合ってはいるんだけど悟空が本気で落ち込んでるのをさっと察知して悟空の頭を優しくポンポンって叩きながらいつものように軽い調子で、でもとても優しい声で「俺はお前に殺されてやるほど落ちぶれちゃいねーの」って悟浄らしい言葉で「気にすんな」って言ってあげるわけですよ!!悟浄テラオトコマエ!!!!!。そんで悟空が元気取り戻した途端悟空のことを「邪魔だこの猿!!」つっておもきし蹴っ飛ばすわけよ。なにこのオットコマエ!!!。大楽では包帯シーンのあとギャーギャーいいながらはけるところで悟浄に言い返す悟空に一瞬の間があって、「何だ今の間は?何だよこら?(ニヤニヤ)」ってつっこんでたしw、丸山くんは男前でエロイだけでなくアドリブきくようにもなったよなぁ(感慨深い)。
で、ででで、三蔵のデレシーンですよ!(ようやくw)。「三蔵絶対ゲキ怒ってるよ!」とビビる悟空に「喉が乾いた、ビール」という三蔵。ほいほいビール取りに行く悟空w。そしてそしてついに
ハリセンきたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
これベッドから降りて悟空の元に来る間にアンサンブルさんからハリセン渡され背後に隠して登場するんだけど、初回は全然気付かなかったからまさに原作通りにハリセンが突如出たように見えて本気でビビッてテンソン上がりまくったもんねw。しかも音が「スパコーーーーーーン!」って見事なんだまたw。でね、頭叩かれた悟空はというと口には出さないんだけど「いつもの三蔵だ・・・エヘヘ・・・嬉しい><」ってもうめっちゃめちゃいい笑顔で三蔵の足元に擦り寄っていくのねw。まさにペットなのねw。そして三蔵はそんな猿を新聞読みながら照れ隠しに冷たい目と口調を装いつつ「なんだよ」って見下ろすのね。はうぁーーーーーーーーーーーーーーーときめくううううううううううううううううううううう><てかここ三蔵が眼鏡かけてくれたらもう死んでもいいぐらいだったのにっw。
そんなデレ三蔵を八戒と悟浄が声を揃えて「三蔵サマったら、テレ屋さんっ★」ってからかい、躊躇いもなく弾丸撃ち込まれるのも大好きw。
大好きと言えば・・・悟空が巻けなかった包帯を八戒が巻いてあげてんのも超絶モエだったわ!!!!!悟浄が八戒に包帯(ってかサポーターみたいだったw)手渡すと、八戒は悟浄の周りをグルグル回りながら巻いてあげるのねっ><そんで巻き終わったら「これでいいですよっ」って感じでポンポンっておなかを叩くの><そんで二人はなにやら耳元に口寄せ合いながらコソコソ話すわけですよ!!なにこいつらあああああああああああああああああああ><
東京公演では初日と楽だけでしたがここで八戒がはけ際にボソっと一言アドリブ入れてたから大阪楽も絶対入れてくると思ったら入れなかった!!それが逆に載寧のこの舞台にかける想いのように感じてものっそいときめきました><。
三蔵一行がキャッキャキャッキャしてるのも大好きですが、どちらかと言えば悶え苦しむ様の方が好物なわたしなので清一色エピはまさに大好物なわけですが、生命線エピは後ほど語るとして・・・まずは赤毛のお兄さん(悟浄)が使い魔人形(テラキモス)によって種を撃ち込まれる場面ですよ!ここ悟浄めっちゃくちゃよかった。八戒を言葉責めするクソ人形をドカッと蹴り飛ばしパンチ入れるのとかめちゃめちゃカッコイイし、もだえ方、歯をくいしばっての「ぜってぇ死なねえ」の言い方まじ完璧。1幕で制御外れた悟空に殴られ2.3歩歩いて「ウッ・・・」って崩れ落ちるところはコントっぽかったけどwこっちはまさに原作そのものでした。三蔵の「俺は絶対外さない」も超絶カッコよかったし。でもわたしがハァハァしたのはその後の悟浄の傷を気孔で塞いだあと倒れてしまう八戒に、なんですけどね^^。つーか1幕の崩れ落ちる蓮麗の城(砂)を気孔で頭上だけ防いだ後、力使いすぎてよろめいて悟浄に支えてもらう!!!!!!!!!ってのもそうだったし、ここで倒れた時も三蔵に支えられて洞窟まで運ばれるし(八戒の身長が高いせいか三蔵がヨロヨロしててちょっと面白かったw)、今回の八戒はわりと可憐な感じですよねー。そして悪夢にうなされる八戒はまさに・・・・・ゴクリっ・・・でした。金目のボウヤ(悟空)は一人で水を取りに行ったところを清一色に襲われ崖から落ちて足を骨折してしまうんだけど、悟空がいなくなったことを聞かされ「探しに行かなきゃ!」と珍しく焦る八戒も素敵ですっ。そこへ清一色が悟空人形を送りこむんだけど、悟浄と八戒はそれが人形だって最初は気がつかないんだけど三蔵だけは即気付くのね。そんで「悟空」と呼んでその人形が「なに、三蔵?」って振り向くと「俺が呼んだのはあのバカ猿だ」って言うわけですよ。続けて「もう1つ言うと、俺を三蔵と呼んでいいのは、あのバカ猿だけだっ!!」っつって悟空人形を撃ち壊すのね!!これ原作通りなんだけど、異様に滾ったわw。だってすごい萌えセリフじゃない??「俺の名を呼んでいいのはあいつだけだ!」だぜ?悟浄と八戒は呼んだらダメなのかっつー話じゃんw。
ここで清一色VS三蔵・悟浄・八戒のバトルになるんだけど、この時の悟浄がまた良かった。さっきからよかったばっかりですがほんと良かったんだもん。八戒の首に足を巻きつける変態清一色に錫月杖を背中越しにつきつけ、「久々にブチ切れそうだぜ。すごいよなぁ、この温厚な俺がよ!」って食いしばった歯の間から言うんだけどこれやっべええええええええええまじ悟浄なんだけど!!!!!!そんでその後自分のセリフに酔いすぎたのかあっさりやり返されて肋骨踏み折られるのもまた悟浄らしいしw。てか悟浄はやられてもカッコイイのよw。やられ様が激しくエロイのですwww。レギュラーキャスト全員代わりはいないと思ってますが、悟浄だけは丸山くん以外本気であり得ないと思ってます。悟浄のこのヤラレ色気(笑)を醸し出せるのはこの人だけだと思う。
三蔵たちが劣勢になったところで足を引きずった悟空がナイスタイミングで戻ってくるんだけど、この時の悟空もほんっとに三蔵ラブでねー、必死で三蔵を守ろうとするのよね。清一色の言葉じゃないけど「おたくのペットは忠誠心に厚いですねー」なのよほんとw。でね、最初に悟空人形をニセモノだと見破った理由ってのは「あいつの第一声は腹減っただ」って三蔵が断言するんだけど、戻ってきた悟空は「ワリー、足折っちゃって。ていうか腹減ったしー!」って言うのねw。それ聞いた三蔵が微かに、ほんっとに微かになんだけど嬉しそうってか誇らしそうな笑みを口の端に浮かべるのね。ヤバイべ?w。そんな三蔵サマは形勢不利と見て逃げる清一色八戒とともに追おうとセットの上から華麗に飛び降りるのですが、この飛び降り方がまさに仮面ライダー!!だったことを記しておきますw。
三蔵と八戒の語らいは三蔵の声音が良かったです。1幕は7割ぷりぷりしてるし2幕もほぼシリアスだから常に殺気ビンビンって感じなんだけど、この場面で「僕はここにいてもいいんでしょうか」と“くだらない質問”をする八戒に、「おまえは俺を裏切らない(だから俺達とともにいていいんだ)」と言ってあげる声音がなんていうか・・・まさに神の言葉・・・って感じだったの。これまでに聞いたことがないような暖かい声音だった。でもこれ東京の最初の方はもっと突き放したというか、クールで強い口調で言ってたのよ。わたしも原作から受けるイメージはそういう口調だったんだけど、こっちの方が全然いい。このシーンがあるからこそ、この言葉があったからこそ清一色の洗脳に八戒が耐えられたんだと思えたから。
三蔵と八戒のやりとりが大人の会話だとすれば、一方の置いていかれたw悟浄と悟空はまるで子供のやりとりでキャワキャワでしたw。足を折った悟空を悟浄がおぶりながら客席登場し舞台に上がるんだけど、階段はさすがに昇れないから「そこは自分で昇れ」って悟浄が言うのね。んで悟空は悟浄の背中から下りて自分で階段を昇り舞台上に座り込むんだけど、そこで悟浄に起こしてって言うようにして黙って手を出すのよw。悟浄も起こしてあげるのよw。ナイスコンビ(笑)。ここで悟浄は「ちょっと一服」っつって煙草を吸うんだけど、これがまたエロイのよ。丸山くんが実際煙草吸う人なのかどうか知らんけど、煙草を手で覆うようにして吸うんですよ!この手つきがすこぶるエロイ!!悟浄という人物は女好きとともにヘビースモーカーってのが最重要項目でして、ただカッコよく煙草を吸うだけでなくそこにエロスも漂わせるとは丸山敦史・・・恐ろしい男っ!(でも中身は残念です^^)。

さてさてここからわたしのお目当てである八戒語りに入りますか。実はここまで書くのに4日かかってます(・・・って以前もこういう書き方したなーと思ってしばし記憶を探ってみたらSAMURAI7の感想の時でした^^)w。わたし載寧の一番好きなところは顎から肩にかけてのラインなのですが(それが7割占めてます)声も好きなのね。なので載寧が叫びまくる今回の舞台はまさにオタ冥利に尽きるといった感じでございました。清一色に「もうこの人達には指一本触れさせませんっ!」とかね、心の隙間に入りこまれてやりたくないのに三蔵の首をギリギリと締め付けながら「やめてくださいっ!嫌だ!嫌ですっ!!」とかね、はぁーっ思い出すだけで悶えそうになるわぁ・・・。特に好きなのが回想の中での花喃に対する語りかけね!「ごめん花喃、遅くなって。子供達に質問攻めにされちゃって。・・・怒ってるの?」ってやつね!!!すごく優しげな口調で八戒が、いや悟能が本来は優しい青年だってのが声だけで伝わってくるのよ。だからこそ花喃がどうなったか聞かされ村人達を次々と惨殺するその絶望の叫び声がさらに悲痛に聞こえるのよね。そしてなんと言っても清一色に1000人目の妖怪の血を浴びせられ「ああああああああああっ」って絶叫するその声が!赤いライトの中で叫ぶその声がめちゃめちゃイイのよ!!悟能の気持ちを思うと胸押しつぶされそうになるほど痛いんだけどでも萌えるw非常にモエるw。つーかこのシーンほんっとにカッコイイんだよね、載寧が。普段の穏やか腹黒八戒よりも人間時代の悟能の方が好き・・・というか悟能が絶望の坂を転がり落ちるその流れが好きなので、前回に引き続いての回想シーンでそれを完璧に見せてくれたのは嬉しかった。悟空ソロに乗せてのアクションとこの時のアクションが全く違うものなんだよね。まさに狂気に駆られてる動きなの。八戒の殺陣は相手をおちょくるような感じで軽やかなんだけど、悟能の殺陣は多分見えないほど早くて鋭いんだろうなって思えるぐらいキレッキレなのね。剣を握って全身の力を使って叩き斬ったりグッサリ刺したりするんだけど、唯一つ文句が!激しく文句を言いたいことがあるんですけど、なんでここ格子板の奥でやってんの・・・・・・・・・見えない!妖怪どもを斬りまくる八戒が見えないじゃないのばかー!!(いや、食い入るように双眼鏡を使って必死で見たけども)。まぁ明らかに残酷描写だからあえてはっきり見せなかったのだろうとは思いますが、それでも勿体無いと思ってしまったわ・・・。
この回想シーンは演出も上手かったと思う。清一色に操られて舞台最奥で三蔵の首を八戒が絞めてるところで暗転し、清一色の語り(回想という形)で過去へと飛ぶのね。で、悟能が妖怪として覚醒し清一色の腹をグサっと抉り殺したところで暗転し、前述の悟浄と悟空のおんぶシーンになるの。そこでいったんほのぼのとした気分になったところでまた暗転し、現在の場面(三蔵の首を八戒が絞めてるところ)に戻るのです。これすごくいい流れ(演出)だった。
「嫌だー!」と叫ぶ八戒に首を絞められ三蔵は絶命してしまう・・・・・・・・・・・・ように見せかけて、演技でしたー!!は原作通りなんだけどやはりバロスw。八戒の力がさほど強くなかったからな(だから本気じゃないと分かった)って三蔵は言うんだけどさ、それにしたって見事な死に演技よねwwwもー三蔵サマったら☆。でさ、八戒が「隙間作っとくほど僕の心は広くないんで。・・・ま、見くびるんじゃねえよって感じですかね」の決めセリフ言ったところで駆けつけた悟浄と悟空とともに2.3歩下がって二人の戦いを見守るのもちょっと面白かったですw。お前ら空気読めてんなとw。そんで「もう一度死んでいただきます」ね。もうこのセリフ毎回毎回毎回チビる寸前でした。はうああああああああああああああああああああああああ載寧好きだあああああああああああああああああああああああっ。
そしてそして思い出すだけで今でも脇汗が噴き出る悟浄と八戒の絡みでございます。いわゆる58でございます。生命線エピでございます。大阪のお嬢さんたちは感想やらレポやらでご存知だったのでしょうか、八戒を背後から抱きしめるようにして手相を見る悟浄の図に東京初日ほど悲鳴を上げてはいらっしゃいませんでした(東京初日はまさに会場中がどよめいたって感じだったもんねw)。大楽公演では悟浄が投げた牌が木にあたって思いっきり足元に戻ってきちゃってw
悟浄「・・・・・・なんだ?なんか動物でもいるのか?」
八戒「ゴキブリじゃないですか?」
悟浄「ブッ。あんなとこにゴキブリが・・・・・・いるな、いるよ」
って言ってたw。悟浄はさー八戒と話してる時の声のトーンが素敵すぎるのよね。悟空と話す時はお兄ちゃんって感じの話し方だし三蔵と話す時は(今回の舞台はほとんどなかったんだけど)クラスメイトと話すような感じなのね。対等で気の置けない仲間みたいな感じ。で、八戒に対しては、悟浄としては無意識なんだろうけど保護欲・・・というか、腹から腸出した状態で道端に落ちてたのを拾い救った責任・・・こいつをずっと支え守りともに生きるという想いみたいなものがあると思うの。それを一言で言うと「絆」ってことになるんだろうけど。口には出さないけどいつも八戒を気遣ってくれてるってのが分かるんだよね、丸山くんの悟浄の声音は。丸山悟浄はほんっとに『いい男』です。そして丸山悟浄のいい男エキスを引き出すためには載寧八戒の存在が必要不可欠と、そういうことなのです!!。
あ、そうそうこの場面ってどうしても舞台上手に座ってモエ会話してる58に目が行ってしまうのですが、ある時ふと下手セットの上に座ってる93を見たらこっちもこっちですんごいことになってましたw。八戒の手に油性ペンで生命線を描きたした悟空を三蔵は「悟空!おまえちょっとこっち来い!!」って呼ぶのね。で悟空は「俺なんか悪いことした?」ってキョットーーンとした顔で三蔵の元へテケテケ走り寄るわけです。で、三蔵がちょっとお前ここ座れって自分の隣を示すと当然悟空はいそいそと座るでしょw。で、三蔵が悟空の手を取って手相を見てなんか言うと悟空もまた三蔵の手をとったのね。そしたら悟空は三蔵の手にも油性マジックでなんか落書きしだして!!!そしたら三蔵は「お前なーーーーー!」って感じで悟空の頭をゴツンって殴ってたのおおおおおおおおおおおおおおおおおお><><><あっちでもこっちでも何してんだお前ら・・・・・・・・・・。
あ、そうだ思い出した。砂漠で村人に話しを聞くシーンなんだけど、大阪楽では
八戒「きっと普通の・・・・・・ちゃんとした・・・真面目な・・・煙草吸わない・・・銃をうたない・・・黒髪の、三蔵だったんですよ」
三蔵「どういう意味だ」
悟浄「そのまんまだよ」
って、東京楽よりも「銃をうたない」が一つ増えてました。
あと土曜夜の「夕日に向かって走ってるんですね!」がやたら暑苦しいと思ったらwすかさず悟浄が「お前今日やたら力はいってんな・・・」って突っ込んでくれて嬉しかったですw。


三蔵一行感想の一番初めで鈴木拡樹くんの成長について触れましたが、三蔵だけでなく4人とも前回よりずっとずっと良かったと思います。4人だけでなく紅や独角もそうなんだけど、この舞台のキャストはみんなそれぞれの役に対する愛を感じます。それと、最遊記という作品、最遊記歌劇伝という舞台に対する愛があると思う。漫画(アニメ)が原作なだけに100人いれば100通りの三蔵一行であり紅たちがいるわけで、だからわたしの意見に異を唱える人もいると思う。それでもわたしは舞台上の全員がその役になりきろうと努力してたと思うし、その努力は結実してたと思います。アンサンブルさんも含めてね。みんなでもっといいものを作ろうって気概を感じるんだよね。そういうのって客に伝わると思う。なんかね、応援したくなるんですよ、この舞台って。もっとレベル高い舞台はいくらでもあるし、もっと楽しかったりする舞台はいくらでもあると思う。でも応援してあげたくなる舞台ってのはあんまりないんだよね、実際のところ。このカンパニーでどこまでいけるかずっと見ていきたいと思うし、その為に出来ることならなんでもしたいって思える。そこまで思わせてくれるのはキャストの頑張りであり作品愛あってこそ、だと思います。だからやっぱり続きが見たい。トークショーでニィが「ムービックさんもぜひやりたいって言ってくれてるんだけど」って言ったら三蔵と紅がすごい勢いかつキラッキラした顔で「え?できるんですか??」って食いついたのね・・・ちょう泣けるわよね・・・・・・。ニィは「ハコのこととかさぁ・・・いろいろあるんだよ」ってリアルに答え返してたけどw。
カテコの挨拶で三蔵は涙目で「僕は、このカンパニーを見てくれたお客さんも含めて家族だと思っています。残念なことに、今回この場で続編の報告をすることはできませんが、また家族で集まりたいです!また会いましょう!!」といいました。
八戒も「続編をやるために、皆さんそれぞれが関係各所に働きかけをお願いします!」と言ってました。
悟空は前回公演でも東京楽でも涙見せなかったのにボロボロ泣きながら「またやりたいです」と言いました。超絶可愛かった。ありえないぐらい可愛かったよ。
悟浄は「感無量です!!」ってやりきったって顔してたけどw。
そうそう、八戒は三蔵一行として最後に挨拶したんだけどね、悟浄や悟空の挨拶聞きながら涙目だったんだけど挨拶の時はそういう素振りを一切見せず・・・ってかわざと事務的な感じを装い(ちょうモエる・・・)なぜか両手を腰にあて、それも人差し指から小指までを腰の前部、親指を腰の後部、つまり“前へならえ”したときの先頭の人みたいなポーズで
「僕は、この公演を何事もなく、怪我や事故がなく終えられたことが何よりだと思ってます。」
ときっちりした挨拶をしだしたもんだから、隣のHさんが「お父さん?あれお父さんなの??」ってアワアワしながら言ってて面白かったですw。
あと挨拶の前に最前列の人が八戒に何かを手渡そうとしてるから何やってんのかと思ったら、どうやら八戒のカフスが外れて客席に落ちたらしく、カフスって妖力制御装置なのでそれ外すと耳がビヨーンて伸びて体中に文様が浮き出るという八戒の原作設定上それを認めるわけにはいかなくてw、
八戒「それは僕の・・・・・・ですけど僕のじゃありません(笑)」
悟浄「(手を挙げて)じゃあ俺の(笑)」
とナイスフォローしてました。紫炎さんがこんなにできる子になるなんてね・・・・・・成長って・・・素晴らしいね><


最後は東京楽と同じく円陣で締めてくれました。しかも「用意はいいか野郎ども!続編もやるぞ!いくぜ!! Go to the West!!!」だったの!!!!!!!もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお麗羅お前も出来る子すぎるぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお><


まずはひとまず、お疲れ様でした。とてつもないモエ舞台をありがとうございました。
またやりたいというキャストの想いは(ついでにオタの想いも)きっと誰かに届くと信じてます。わたしのエネルギーが消えないうちに、そしてプリンスが独角兄さんが担げなくなるほどデカくなってしまう前にw続編をお願いします!!。