『ケータイ捜査官7』第40話「桐原とサード」

はぁーっ。覚悟はしてたけど辛い30分だった・・・。せめて桐原さんの気持ちがちょっとでも晴れてればまた違ったんだけど、結局やるせなさと虚しさだけが残った気がする・・・。ネット上に匿名で書かれた数々の言葉を、桐原さんはどんな気持ちで読んだのだろうか。サード大好きなあの桐原さんがそのサードを投げるだなんて・・・アカツキを殴ったり蹴ったりしてる桐原さんのほうが痛そうで、見てるこっちが苦しくて泣きそうだったもん。・・・フライングアタックはめちゃめちゃカッコよかったけど。
これまで「アカツキを名乗ったことがない」とか「いつもの文面でよろしいですね」とか、その一言でこれまでずーっと桐原さんがアカツキを追い続け、そしてサードがそのサポートをし続けてたってことがわかる。だから桐原さんのいろんな想いを誰よりもわかってるのがサードなんだよね。そしてそのことを桐原さんもまた分かってるはず。自分のせいでボロボロになりながらもなお自分の拳に必死にしがみつきとめようとするサードを「邪魔するな!」と突き飛ばした桐原さんの暴走を誰がどうやって止めるのかと思ったら・・・

「私は初めて桐原様の手に握られてからというもの*1、努めてあなた様を理解しようとし、あなた様のやり方に従ってまいりました。あなた様はいかなる状況でも自分を見失うことなく任務を遂行し、私もそのお手伝いを出来ることを大変誇りに思ってまいりました」
桐原さんに対してこんな気持ちを抱いてるサードが
「きりはらぁあああああああああ!くぉのおおおおおお!!やめろっっつってんだろおおおおおおおおおおおおおお!!殺すのか!?てめっそんな頭のワリーことしやがったらオメーとは今日限りバディの縁を切るっ!!!
・・・・・・というわけで、私の言いたいことは以上でございます。桐原様があくまでも一線を越えると言うのなら、私、本日限りでお暇を頂きたく思います。長々お世話様にございました。(ぺこり)」
って・・・・・・。
もしサードが人間だったならこの場面は桐原さんにグーパンチ入れて殴り倒してるところだよね・・・。あの温厚なサードが割れた半分の液晶であんなにも怒りの表情を剥きだしにしてここまでキレるだなんて、きっとサードも痛くてたまらなかっただろうなぁ(ボロボロのサードに「大丈夫か」って駆け寄りながらもどうしていいかわからないセブンさんと心配で様子を見に来てくれたゼロワンさんの優しさが沁みたわ)。


家族を奪われた桐原さんにとってはもはやたった一人の家族と同等であるであろうサードの叫び(想い)と燃え滾るアカツキへの憎しみの間で壊れそうな桐原さんの「うおあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」って叫びが・・・ものすごく痛かった。桐原さんの言葉を借りると、今回の出来事は桐原さんの負け・・・になるんだろう。なにをもって桐原さんにとっての“勝ち”になるのかそれはわからないけど(きっと桐原さん自身もわからないのだろうし、何をしたって勝ちにはならない・・・のだと思う)、少なくとも今の桐原さんにはサードやアンダーアンカーの仲間たちがいる。事件のことを忘れることはできないだろうけど、サードとともにエージェントとして働く日々の中で、少しずつ少しずつ仕舞われてる場所が心の奥の方になるといいな・・・と思ったら・・・
「ネットワークを守るだけじゃだめだ。犯罪が起こってからではどうするんだ。ネットワーク自体を・・・変えてかなくてはならないんじゃないのか」
って・・・ああ・・・この言葉が何かのフラグっぽい・・・と思ったところで間明さんからのラブコールが!!!

「ボクだよ☆」
き、きゃあああああああああ><桐原さんが心配で堪らないけど間明さんにときめいてしまうこの複雑な乙女心っ!つーかちゃんと名乗れw。
間明さん髪切ったーーーーーーーー!それどころか巻いてるし!!!!!これはアレか!?いよいよ出番がきたから綺麗にしたってやつか!?でも服はいつものVネックw。この前違う服着てたのはVネックを洗濯中だったからなんですねっ!
「聞いてたのか」
「もちろんだよ。ボクは君たちが大好きだからねっ♪」
キャキャキャキャキャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン☆
「これから時代が動くよ」
この時の目線サイコウ!!!!!!!!!!!!!!
「アンダーアンカーも重要な役割を果たすことになる。楽しみにしていてほしいなっ」
「警察に連絡したの、お前じゃないだろうな」
「正解っ♪」
語尾の♪はいいとしても中指立てんなw。
海斗バレはもうちょっとイベントっぽい演出になるかとばかり思ってたので、このドシリアス回にアッサリさっくりばらしてたのは海斗の対応も含めてクールだわぁって感心しました。
ていうかこれどういうシステムなの!?セブンさんとケイタがサードを通じて桐原さんとアカツキの会話を聞いていたように、間明さんもまたジーンを使ってサードもしくはセブンさんにアクセスしてたってこと!?だとしたらそれをアンカーのPBは気付かなかったってことなの!?
「ボクは何でも知ってるんだよ。そうだ、桐原。ゆっくり話したいと言ってたよねぇ。いずれ、きっとね」
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお間明さんキモカッコよすぎるっ!!!!!!
ってやめてええええええええええ!桐原さんダークサイド堕ちフラグ立てるのやめてえええええええええええええ!!!
アカツキ事件がこんな結末になってしまった今、桐原さんの心に空いた穴を間明さんの甘い言葉が塞いでしまいそうな気がしてなりません!


ていうかもうこれ以上見たくない気すらするわ・・・もうこれ以上桐原さんが苦しむ姿はみたくない・・・。桐原さんを苦しめる間明さんは見たいけど・・・・・・。

*1:桐原さんは保護フイルムを即行剥がす人なのですね。男らしくてときめきました