
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (250件) を見る
そしてこれまたどこかの記事で確か“5年に一度ぐらいしかない天啓のように降ってきたトリック”と仰ってたような記憶もあるのですが、そこまでのものではないような・・・。トリックの内容や質そのものではなく総称という意味でのトリックに対する視点は面白いなと思いましたが、なんていうか、スカッとしない。なるほどそういうことか!って頭上の重しが取っ払われるような感覚は味わえなかった。
あとやはりミステリーに限っては女性を描くのが下手だなと思いました。大好きな草薙が好意を寄せてるってのが多大に影響してたというのは否定しませんが、良妻の仮面の下に潜む魔性とか妖気とか、それこそ守ってやらねばと思うような“何か”は全く感じられませんでした。
でもこれ、木村佳乃か松たか子あたりで映像化しそうだなぁ。