『ケータイ捜査官7』第32話「宇宙ウィルス」

たった20分強なのに、某局で1クールかけてやってる「殺人ウイルステロ」云々なんかよりもよっぽどスケールがでかい上にバッチリ着地決めてみせたんだけどw。
最初は携帯や家電という最も身近で最も小さな現象から爆発的に影響が広がりあっという間に世界規模での危機に陥る。最初の取っ掛かりが誰にでも理解できるものだったおかげでその後の展開にSFでありながらリアリティが出たと思うし、実際こういうことってありえないことじゃないわけじゃん?そのギリギリのリアル加減にゼロワンさんという現段階では現実的にありえないであろう存在を噛ませて王道のSFヒーローものに仕上げたのはいつもながら素晴らしかったわ。しかもさ、ゼロワンはまぁこのところ活躍しすぎだろうって気がしなくもないけど、ここんとこご無沙汰だった桐原さん&サードコンビを全面に出すとなるとケイタ&セブンさんとの兼ね合いが難しいところなわけで、そこを方や世界を救ってる一方で目の前にいる少女1人を救うと、どちらもヒーローに違いないんだと、この作りがいやになっちゃうぐらい素敵だった。そして「これでいいのだ♪」とか言いながらちゃーんとそのことを分かってるケイタとセブンさんがね、やっぱ最高!。普通の人が持ってない力を手にしたら「俺が相手にしてるのはもっと大きなものなんだっ!」なんて権力志向ってか自分の立ち位置勘違いしちゃいがちだと思うのね、特に高校生の男子あたりであれば。でもケイタはちゃんと地に足着いてる。だからさりげなくケイタかセブンさんの裏切りってかこのバディの間に何らかの亀裂が入りそうなフラグがチラホラ立ってるのが気になってはいるんだけど、今のところはまだ大丈夫だと思えたわ。あと仕事を終えたゼロワンさんを見た美作さんの口の端に薄っすら笑みが浮かんでるのがジーーーンとしたわー。ただいくら宇宙から来たウイルスだとは言え抽出が精一杯のメディックはちょっと心配だけど・・・・・・・・・。

でさ、妹の友達がなかなか可愛い少年だったんだけど何あれ彼氏っ!?