『魍魎の匣』第九話「娘人形の事」

ここまで榎さんの能力を微妙にぼかして描いてたせいで、今回の久保竣公との対決と頼子母に仕掛けた「御亀様」(やっぱり馬鹿すぎるwww)(でもやっぱり関口イケメンだから「亀」には見えない)はかなり劇的な感じがした。でも榎さんにはもっとこう、はじけて欲しいのよねー。鳥ちゃんの車を借りて爆走する場面は榎さんらしかったけど、車見てキャッホーイ!「これ僕の!」って子供みたいに狂喜乱舞する榎さんの図とか一瞬でいいから入れてくれるとまた違うと思うんだけど。「この亀!アハハハハ」ももっと奇声っぽく言って欲しいなぁ。せめてもうちょい笑い声を張ってくれよと。確かに魍魎の頃の榎さんはまだかろうじてマトモといっていいぐらいではあるんだけどさ、今んとこ特殊能力を駆使して事件を防ぐ“出来る男”みたいに見えるのがとても不満w。この人の本質は知能指数がものすごく高い馬鹿で幼稚なのにw。だってこの榎さんが「奥さん」っていうとエロスすら感じるんだもの!榎さんはそういうのとは100億光年離れたところにいる人なのに!。
あと相変わらず衣装がまともなのが納得いかないわ。京極堂のうちから直接楠本宅へ向かったってのはいいとして、榎さんならば鳥ちゃんの車を見て一旦自宅に戻ってそれに似合う格好(パイロットっぽい服とかゴーグルとか)に着替える!!ロスした時間は車をぶっ飛ばせばいいだけじゃないか!とか言うはずだもの。そのシーンは無駄と言えば無駄だからアホみたいな格好で車を運転する榎さんを見た関口に「なんでわざわざそんな格好に着替える必要があるんだい」って溜息つかせるだけでいいのにー。
でも久保とも頼子母とも脈略ないようで話がちゃんと通じてる榎さんに驚く関口はやっぱりバロスw。「・・・信用されてるっ!!」って気合入れて驚きすぎwww。思いっきり首突っ込んでるってのに疎外されまくってこその関口だもの、関口は大分いい関口になってきたなw。
あと京極堂ツンデレっぷりが炸裂したのもよかったわぁ。関口甚振りが足りないからツン成分が少なくてパッと見物分りがよくて優しい友人みたいに見えなくもなかったけど、時系列表を作ってスッと渡してくれる京極堂ったらコノコノー!って感じだったw。喜ぶ関口に「そりゃあよかった」とかね、皮肉ゼロで心底言ってるように聞こえたもの。

頼子母は初回の「もおりょおです!」も熱演だったけど、今回もすごいよかった。わたし原作の頼子母には微塵も心動かされなかったんだけど、アニメの頼子母にはなんか悲哀みたいなものを感じて、この後の展開を思うとものっそい気の毒な気分になったわ・・・。それは頼子もそうで、原作ではクラスメイトに「柚木さんの真似してるけど全然似合ってねーっつの、pgr」される頼子を見て(読んで)もまぁ仕方ないんじゃないの?電波だし・・・とか思ったもんですが、アニメの頼子は加菜子の存在というか理想像の中に逃げ込むしかなかった哀れな少女って風に見える。アニメを見てるとわたしは女性キャラに対して想像力を使わなすぎるのだな・・・と思い知らされますw。


青木は大慌てで飛び込んできてもやっぱりイケメンwww