『流星の絆』第2話

早々に功一とキャナメの役を絡ませちゃってどうすんだろ?と思ってたんだけど、父親のハヤシライスを功一が作りそれを三人で「父さんの味だ」って言いながら食べるエピとうまいこと絡めたなーとここは心底感心しました。「朝からこんな重いもの喰えるか!」ってのには予想外すぎて爆笑しつつも至極納得したしw、この先の展開を考えると一方で朝から食ってる三兄妹との違いの伏線とも取れるし。キャナメのキャラ改変は別次元の話としても(デミグラスぶん殴って火傷するとかいくらなんでも馬鹿すぎるw)(そんで自分も飲食店の関係者なのに店で出された料理に対してそういう態度を取るってのはちょっとよろしくないと思った)、こういう感じのクドカンエキス注入であれば大歓迎なんだけどなぁ。

やっぱり次男泰輔の普段の会話がその内容といいテンポといい無理してる感アリアリだなぁと思って見てたんだけど、ドル建て債権(詐欺)の勉強成果を兄妹に聞かせてる場面は早口ながら全ての言葉がちゃんとはっきり聞こえて口跡もよかったし、今回の話で一番重要だと思った「遺族は笑っちゃいけないのか。いつまでも可哀想な子として扱われなければならないのか」という叫びと合わせたら、もしかして普段のあの無理してる感ってのは無理して明るくおちゃらけて振舞ってる故のことなのかな・・・って気がしてきた。いわゆる役作りってやつで。我ながらすごいオタの贔屓目w。

この原作を読んでわたしが評価できたのって犯人と伏線の張り方ってところだけだったのね。つまりミステリの部分。でもこの物語の肝ってのはそこではなく親を殺された幼い三兄妹が大人になる(成長する)過程で両親を殺された苦しみや悲しみを、忘れたいのに忘れられない、忘れちゃいけないのに忘れてるつもりなんてないのに普通に笑って楽しんでる瞬間がある、そういう葛藤だったり苦悩だったりってところなんだろうなぁと、今このドラマを見て改めてそう思った。で、そう思っていながらも原作の三兄妹からはそこらへんの気持ちってのは伝わってこなかったわけです。でもこのドラマでは泰輔に対して↑のようなことを思ったように、表向き明るく振舞ってても心の奥に悲しい記憶はしっかりと根付いているってことだったり、そんな自分達を見る他人の視線であったり、一言で言っちゃうと「遺族の気持ち」ってことになるんだろうけど、原作になかった(少なくともわたしは読み取れなかった)そこいらへんを描いてくれそうだなぁと思えてきた・・・気がします。なにが言いたいかというと、もうちょっと頑張れそうですということですw。


妄想係長・(ポストイット高山久伸はドSのくせに妄想の中とはいえどもあそこまで見事なドMにもなれるとは・・・・・・本気で見習いたいですw。ポストイットは書いてから剥がすか?剥がしてから書くか?ってのは永遠のテーマよね!