30-DELUX The Eighth Live『ファミリア』〜客席一方向プロセミアルスタイルバージョン〜@東京芸術劇場 小ホール

30-DELUXという劇団?ユニット?の存在は知っていましたがこれまで見る機会がなく、今回は客演(植原卓也くん)目当ての観劇だったのですが、期待以上に面白かった。すごく面白かったです。清水さんとタイソンさんの前説から千秋楽の1時間越え(!!)カテコまで笑いっぱなしでした。笑いだけでなくさほど広くはないステージ上でひしめくように繰り広げられる殺陣は文句ナシにカッコイイし、タイトルに“Live”とあるように客席の反応を見て即座に反応を返してくれたり(オンオフ直弥がめちゃめちゃ頑張ってたわ!)、家族であったり仲間であったり胸が熱くなってホロリとする「絆」をしっかりと見せてくれたし、とても満足できました。プロデューサーの清水さんがリーフの中で“30-DELUXという楽しい舞台に今まで出会えなかったことを後悔してください”と書かれてるのですが、まじで後悔ですよ!ロストデイズに続いてタッくんのお陰でまたもやいい舞台(劇団)に出会えて幸せ。タッくんいつもありがとうw。

詳細な感想は来月の四方を客席で囲んだコロシアムスタイルを見終わってから両方を見比べつつ書きたいなと思っているので、とりあえずお目当てキャストの感想と千秋楽のプチメモを。


タッくんは居合い道場の道場生役で、多分一番若手なんだと思う。基本絡むのが同じく道場生の森大さん、岩田栄慶さん(ウルトラマンメビウスやらマックスやらの人!!)、押田美和さんと濃い人たちなんでなんかアワアワきょときょとしてる感じがより一層末っ子感というか、ペーペー感が出ててよかったと思った。タッくん演じる南茂(みなもと読みます)という青年は幼い頃いじめられっこで、かつてテレビで見た天才剣士と呼ばれ大人をバッタバッタと斬る清水順二さん演じる道場の長男・真金に憧れ、自分も真金のように強くなりたいと思って道場に入ったという設定なのね。でも憧れの真金さんは今や当時の輝きも消え堕落した日々を送り、師範として体調を崩している道場主(真金の父親・半兵衛)に変わって道場を切り盛りしている御之寺と意見の相違から対立というか、真金が1人で御之寺に突っかかってる状態で、ことあるごとにぶつかる二人の間に入って「二人ともやめてください!」って止めるのです。この舞台って、前述の押田さんと真金の妹役の若木志帆さんと女性が二人しか出てなくて、押田さんは男顔負けのアクロをバンバンこなすし若木さんはダメな兄貴を叱咤し道場を守ろうと必死で頑張る健気な妹ポジなので、二人とも女臭さはさほどないわけですよ。まぁ押田さんはある意味メス全開とも言えるんだけどw。で、そんな舞台で一厘の花的ポジションなのがタッくんなのですよ!!喧嘩を「やめて><」って止めるのもそうだし、真金に向かって「そんなかっこ悪い真金さんをこれ以上見るのは辛いんですっ」ってウルウル目で叫んで走り去るのもそうだし、ある意味ヒロインと言っても過言ではありません!(わたし内限定w)ウハウハです!。
基本は袴姿なんだけど、冒頭のシーンで黒装束の影武者?としていきなり半兵衛役の沢木さんに手をひねり上げられ苦悶に呻きながら(超絶モエたわ!!)もスピーディな殺陣をこなしてたし、天下一武道会(そういう場面があるのw)ではイギリス代表だったのかなぁ?騎士っぽい衣装でフェンシング的な殺陣を1対1(あれ・・・?清水さんと誠治郎くんどっち相手だったっけ・・・タッくんばかり見てたから記憶が・・・・・・)で魅せてくれて、その殺陣もバク転したりタッくん得意のダンスを生かした殺陣にしてもらってて、めちゃめちゃかっこよかったわ!そして何より一番かっこよかったのは誠治郎くん演じる凄麿の後ろで居合いダイエットDVDをする場面ねw。刀もって踊るんだけど、一人だけ踊りが今っぽいwww。今っぽいで思い出したけど、道場の帰り道の場面で森さんたち三人はジャージとかいかにもそれっぽいかっこなのにタッくん南茂だけはオサレな私服なのが面白かったわw。

そんな可憐なタッくんは1人ずつ呼び込まれて清水さんとタイソンさんに挟まれ感想を聞かれた千秋楽のカテコで、開口一番の声が「あっ・・・どうもっ・・・ありがとうございますっ」ってめちゃめちゃおどおどしたか細い声で、思わず会場中のあちこちから「かわいい・・・」って呟きが。おまけに共演者が控える舞台奥からも「かわいいっ!」と男声がwww(犯人は誠治郎くんw)。そんなに怯えるなよって言われて「いやっ・・・皆さん優しくて・・・・・・ほんとに怖いのはタイソンさんだけです」って言って笑いも取れてたし、テーマソングを全員で歌う時「後ろの席の人は見えたかわかんないんですけど、あの人(オンオフ直弥)がずーっと僕の髪をイジるんですよ!毎回!そんで毎回『どうだった?』って聞かれるんですけど、ただイジってるだけなんで別になにも・・・(苦笑い)」とかちゃんと小話出来てたし、あとわたしが見た夢でなければバク転したよね!?してたと思うわ!
とまぁご挨拶自体はしっかり出来てたと思うんだけど、タッくんはその後が・・・・・・。出演者全員を1人1人舞台に呼んで一言挨拶でなく結構長い時間会話をしてて、挨拶を終えたキャストははけることなく舞台の両袖に控える形だったのね。タッくんは4番目に呼び込まれたんだけど(そうだ、呼び込まれる時に清水さんが一言ずつ紹介コメントを言ってくれて、タッくんには「最年少ですがこの人の頑張りを見て初心を思い出しました」って紹介してくれてたわ)、その後10人もいたもんだから途中かんっぜんに飽きてたのがなんともwww。横に並んだオンオフ和弥とキャッキャしてたりはしてたけど、基本ボケーっとしてたりセットの壁に肘つきながらアンニュイな表情で自分の髪を玩んでみたりとタッくん素!素になってるから!!って感じだったのよねぇ。先輩達がお話してるんだから素振りだけでもいいからもうちょい聞いてる風を見せなきゃ!と。フロッグスはみんな仲間だしタッくんが仕切りだったのもあって全くそんなことは思わなかったけど、ロストデイズの時も結構素っぽくなっちゃってたし、本編が終わったら気が抜けちゃうタイプなのかなぁ・・・。これから半端なく恐ろしい人たちを相手にしなくちゃならないわけだし、ミュの場合はFGKS歌って幕が下りるまでが本編ですって口酸っぱくして教えてあげてドーリ!
なんていいながらわたしは目の前にいるそんなタッくんを挨拶してる人そっちのけで3列目からガン見してたんだけどw。目が合うたびに小っちゃく手振ったら指先をチョロって動かして振り返してくれるタッくんにハゥーーーーーーーーーーーーーーーンてなりながらももうタッくんがこんな風にサービスしてくれることもなくなるんだろうなぁ・・・と思って切なくなったりw。
ていうかカテコの時なんだけどさ、わたしの目の前に右から岩田さんタッくん和弥オサムちゃん誠治郎くんって並んでくれちゃったもんだからあまりのイケメンゾーンっぷりに瞬きするのも忘れてマジがん見しまくったもんだから終わった直後ものっそい目が痛いことになったわwwwこの時ばかりは俺自重☆と思いましたw。


オンオフはまるでBGM要員だったけどw、山岸さんにいい風に引き立てられてアドリブばんばん入れて盛り上げられてたし、なによりキャストに可愛がられてるんだなーってのがひしひしと伝わってきて嬉しかったですw。つーか二人揃って挨拶噛みすぎwwwwwwwww。


誠治郎くんは人気アイドル剣士としてダイエットDVDの指導をしたり天下一武道会で真金とガチンコ頂上決戦をしたりとカッコいいところを見せる一方で日本語に不自由なかわいそうな子という一番美味しい役でしたw。殺陣初めてだそうですが、その割りにすごい決まってたわ!


オサムちゃんこと林修司さんはさすがの大人気。カテコでは「オサムちゃーーん」と黄色い声援が飛び交い、沢木さんが自分の挨拶中だってのにみんなイケメンゾーンばっかり見てるってスネてw、誰のファンなの?って聞かれた女子も「オサムちゃん(はぁと)」言うてたしw。オサムちゃんの役は後半半分ぐらいしか出ない役なんだけどすごくカッコイイ役で、殺陣はさすがの身のこなしだしね、とても素敵でした(はぁと)。この役を麗羅たんがやるのかぁ・・・・・・・・・大変そうだなぁ・・・。


あと加藤巨樹さんはアクサルの時はそうでもないけど(酷いw)今回はものっそいカッコよく見えました。ていうかねぇ、某理央さまに似て見えて焦ったわw。


というわけで、期待以上にオトコマエ舞台で大満足です。早くコロシアムスタイルが見たいわ!