『ゴンゾウ 伝説の刑事』第9話「真犯人」

結局乙部が犯人なのかぁ・・・。黒木と日比野たんのあとをつけてた人物が岸さんだった瞬間はどんでん返しキターーーーーーーーーーーーーー!!と思ったのにw。でもまぁそこいらのドラマだったらそれこそ黒幕やら内部の犯行やらの超展開(笑)で釣ろうとするところを言ってしまえば正統派な犯人を持ってきたところがこのドラマらしいと言えると思う。
杏子ともなみの間が「この世界に愛はあるの?」で繋がったのはこれしかない!って感じでテンション上がったし、杏子が死に際に黒木の腕の中で漏らした「この世界に愛はあるの?」が黒木への問いかけではなくダイイングメッセージだった・・・ってのは、ちょっと震えたわ。裏切った自分を責める言葉だとばかり思ってたのに、最後の最後まで“刑事”の自分に協力してくれたってことだもんねぇ・・・3年間抱えてた暗闇が一気に晴れた瞬間の黒木の胸中はちょっと想像しきれないわ・・・。ロシアンルーレットを1度ならず2度までやった時は最終回残して死ぬわけないと思いながらも「やめてえええええええええ!」って言っちゃったし・・・。でもそれが口癖の人間が犯人だってのはちょっと強引、それこそすごい推理をさらっと言いますね(by日比野たん)だよなw。普通こんなこと口癖にしないじゃんwむしろ口癖ではなくキメ台詞だと考えるべきだと思ったんだけどw。
でさ、岡林に罪を被せた仕上げとして黒木を撃とうとしたショットガンに暴発させるための細工をしといたってことなんだけど、細工行為自体は海外で知識仕入れてきたってことでいいとしてもあんだけいっぱいある中で黒木にあの銃を向けるとはかぎらないよね。・・・まさか使える銃全てに細工したのかしら・・・・・・。

備品室で飯塚姉の事情聴取してる時、最初は柱ごしに撮られてて常に誰かが柱の影に隠れて見えなかったんだけど、それが事件が見えそうで見えないもどかしさを表してるようで上手いなと思った。そして飯塚に「姉ちゃんのことを頼む」と言われた日比野たんはかつての黒木のように飯塚姉を守らねばという気持ちがいつしか愛に変わりそうな気がいたしました・・・。ちょっと複雑。
その一方で鶴ちゃんはその気はなくとも情報を漏らしてたのが自分だってようやく気付いたようですが、鶴ちゃんの中にほんのりでも乙部に恋心みたいなもんはなかったのかなぁ・・・。もしあったのだとしたら、乙部の指紋を調べるためにランチの場に出向き普段と変わらない会話をやってのけた鶴ちゃんは偉いなと思ったんだけど、だとしたら別れた後でもっとその複雑な気持ちが顔に出るだろうからそれはないかなぁ。


最終回はついに手を組むことになった黒木と佐久間が乙部を追い詰め、杏子を殺した真犯人をその手で捕まえた黒木はその後どうするのか?ってのが多分肝になるのでしょうが、乙部にたどり着くまでだけでなく乙部がなぜ「この世界に愛はあるの?」を口癖にするようになったのか、杏子と出会い杏子の願いを叶えてあげようと思うまでになったそのいきさつ、そしてできれば岡林に罪を着せようと思ったその理由まで描いて欲しいなと思うんだけど、佐久間がチームゴンゾウに加わるんだとしたら母親がウッキウキで楽しみにしてる温泉旅行もとりあえず明日は行けなくなるわけでまたひと悶着あるだろうし(まぁこれは母親との約束を破るべきか破らざるべきかで悩む佐久間の背中を押すのは母親の「ぐずぐずしてないでさっさと仕事に行ってこいこの馬鹿息子が!」の一言だった・・・という親子“愛”に収まると思うけど)、1時間じゃ収まらないよなぁ・・・・・・最終回2時間SPぐらいやってほしいわ。こうなってみるとやはり思う・・・大塚寧々いらんかったんじゃ・・・?と。今回も「行かないで」ってヒロインぶって泣き崩れるとことかポッカーンてなったもん・・・。
でも鶴とのちょっとした会話だけでデイトレイカヅチを買える資金力アリ、海外ボランティア→海外で射撃の経験アリ という理由付けをサラっとやってのけた(仲間の男がデイトレ云々って言った時にちょっと微妙な表情になってたからもしかしてデイトレってのは仲間の手前そう言ってるだけで実は殺し屋だったりして!だからもなみを一発で仕留められたんだったりして!!って即座に思ったわたし乙w)このドラマだから全てを1時間の間にみっちりぶち込んでくれるって信じてます!