『ケータイ捜査官7』第19話「圏外の女(前編)」

や、やべえ・・・・・・ハードル高すぎて超えられねえ・・・・・・。先週のガチホラーも大概大人げないと思ったもんですがこれに比べりゃ良心的でした。

なにこの押井監督からの直球ど真ん中。わたしのレベルじゃ到底受け止められません。
てかあの犬どうやって喋ってんの・・・?てっきりあの電波な女の人の腹話術的なソレかと思ってたのに女の人が遠くにいる時も普通に喋ってたわよ。超絶驚いて当然なのに喋るケータイに慣れすぎたどころか愛しちゃってるケイタの驚きがさほどでもないのはさすがだと思いました。ケイタの将来がいろいろと心配です。


でね、押井監督の世界観とかそういうものはもう統一されてるってことでいいとしてね、ケイタが滝本さんの死をあんなわけわからんオバサンにペラったってのが納得いかないんですけど。ケイタがずっと心に滝本さんの死を抱えて過ごしてきたのはわかる。わたしはケイタの中で滝本さんの存在はもうあるべきところに落ち着いてる、ケイタの中である程度は咀嚼が済んでると思ってるんで口に出したりはしないとは思ってるけど、それでも誰かに、滝本さんのことを知らないまったくの他人にそのことを言ってしまいたくなる気持ちもわからないでもないです。でもあの女の人はないわー。立喰師だかなんだか知らんけど、どう見たって高校生の家出少年に一万超える食事代払わせて平気な人なんかに話して欲しくない。しかもあれ絶対スタンドでケイタがカード支払いしたのを見てたかる気マンマンだったじゃない!蕎麦屋も旅館もカード払いが出来るとこを狙ってわざわざ連れてったに決まってるところがまじムカつくわ!
ていうか何よりも納得いかないのはあんなけったいなオバサンにケイタの童貞を奪われそうなことです!!!!!あんな女とひと夏の経験しちゃったらケイタの性的嗜好絶対おかしなことになるわよ!!!なによりケイタはあんな小ざかしい色仕掛けに引っかかるような子じゃないんだから!!!キーーーーーッ!!
・・・・・・ってケイタがこれまでエロイかっこした千草さんや可愛い同級生と一晩同じ屋根の下に寝泊りしても男子高校生らしい反応を示さなかったのはまさかこういうオバサン・・・いや、年上女性が好みだからだったのだろうか・・・・・・。


つーかさぁ、そもそもなんでケイタはプチ家出とかしちゃったの??前回のホラー回で幽霊だかなんだかわからなかったけど女の人に向かって「セブンとともに人を救いたい」って言ってたじゃん。友人の力になれなかった瞳子さんが傷心旅行するならわかるけど、今のケイタは“セブンさんを置いて”家出するだなんて考える子じゃなくなってるはずなのよ。そう、何よりもケイタが “セブンさんをあんなところに閉じ込めてまで”家出したってのが全く理解できなかったんだけど。あんだけセブンさんラヴなケイタなのよ?あんだけ(顔には出さないし自覚もしてなさそうだけど)使命感に燃えてるケイタなのよ?それがどうしてこんなことになってんだか全然わかんない。


これちゃんとオチつけてくれんのかな。このドラマをここまで見てきて初めて次回が楽しみに思えない・・・。なんていうかさぁ、立ってる場所が違うっていうかね、ケータイ捜査官7というステージの上で好き勝手やるんだったらいいんだけど、押井監督のステージにケータイ捜査官7を持ってったって感じだったのよね。これまでいろんな監督が撮ってきたけどどの回も個性が出つつもケータイ捜査官というドラマの世界観を崩すことなく各キャラの軸がぶれることなく描かれてきたってのはまさに奇跡だったんだなって実感しました。
まぁでも文句は後編を見てから言えってな話ですよね。
とりあえず、頑張ってるケイタ(とスタッフ)が熱海ロケで美味しいものいっぱい食べれたであろうことを祈ります・・・。