『太陽と海の教室』第3話

過去シーンのカッコイイ織田様はどこへ行ったのですか?
北川さんの矢印は坊ちゃまに向いてるのだと信じて疑ってなかったのに最後おもきし織田様に向いてましたね。ということは、まさかここまで一匹狼気取ってた川辺くんが次回からスルっと洋貴たちの仲間に加わるなんてことはまさかまさかないだろうし、それどころかあんだけの怪我したら入院必須だろうし、メイン回を終えた坊ちゃまはモブよりちょっとマシ程度な出番になると、そういうことでいいのでしょうか。結局「結婚して」だの突然のキスだのはなんだったんだろうね・・・。先生を誘惑して家事をさせようとでも思いましたか?だったらそこいらへんに転がってる女引っ掛けたほうが手っ取り早かっただろうに。坊ちゃまレベルなら1人といわず5.6人簡単に捕まえられると思うんだけど。
妹弟は仙台の親戚に引き取られるとして、本当のお別れも、母親のことやさわりだけでも川辺くんの今後を描かず医療ドラマでもないのに無駄にグロイ手術シーンにあんなに時間を費すのを見て分かっちゃいたけど本当にスーパーヒーロー織田様を描くためだけのドラマなんだなということを実感いたしました。
で、今回明らかになった織田様の過去ですが、現地少年の言葉と態度に感銘を受けて教師になったエリート商社マンが気にかけてた少年の死を断わりもなく何の感情の動きも見せずに携帯のカメラで撮影をする日本の子供を見て哀れみと虚しさを感じ、何とか更生させなければ!と日本に戻ってきたと、ここまではいいと思う。納得いく動機だと思ったし、何より過去シーンの織田様はカッコよかったしね。でもそんな織田様の過去を今回の川辺のエピソードと並行して描いたのは疑問だし、なによりこのドラマ全体の肝である織田様の過去を戸田さんの説明セリフで一気に見せちゃったのは最悪だと思ったわ。川辺くんは外見チャラ男だけど立派じゃん!ご飯作ったりボタン背中ごとくっつけたりできる範囲で精一杯努力してたじゃないか。・・・まぁヘアスタイルにそないにも気使えるんだったら部屋もうちょっと片付けろよとは思ったけどねw。理事長に言われて兄弟を保護施設に預けることに決めたのもけっして現実から逃げたわけじゃないと思うし、むしろ立派ですらあったと思うぐらいだもん。だから織田様が日本に戻るキッカケになった高校生と同じように扱ってほしくないと思ったし、織田様にそんな崇高な動機があるんだったら坊ちゃまと妹弟をなんとかしてあげてよって思うじゃないか。それなのに、織田様が「やりたくないことでも誰かがやらなきゃ仕方ない」ってちょっといいこと言っただけで、結局のところ何がいいたかったのか分からなかったわ。しかも戸田さんの説明セリフ、滑舌はいいけどまるで手紙を読んでるかのようで感情全く入ってなかったしね・・・。


内乱中のアフリカ?の国をなんで制服着た日本の高校生がうろちょろしてるの?だとか、船内で乗客が怪我したってのに付き添おうとする船員いないのか?だとか、アドレナリンでまくってるとは言え麻酔なしで皮膚縫われてるの暢気に「裁縫得意なんですか」って喋れる普通の高校生だとかには突っ込んだら負けだと思ってるんだけど、お前ら勉強しろよ・・・受験生だろーが!ってことだけはどうしても突っ込みたい。


来週は完全なるモブだとばかり思ってた侑斗こと中村優一くんの出番及びセリフが結構ありそうなのですが、なーんかイヤな子っぽかったのが不安・・・。ちゃんなかはアホの子役じゃないと光らないのよー!意地悪な男の子役は棒になっちゃうのよー!