『コード・ブルー』

ストーリー自体は大して面白くなかったんだけど、ガッキーと戸田ちゃんとりょうの女の戦いってか3人揃って腹黒そうなところとP様の現場で19歳少年の手を切断した感想が「面白かった・・・」(かなり意図的に端折った説明ですいませんw)ってのにはギャーーーーーーン☆ってときめいたわ!しかもP様の役がクールな天才なんだけど秘めた野望が「名医になる」ってものっそいアバウトなところもアンバランスでよいわーw。ランチがサンドイッチなのもなんだかとてもいいわーw。
P様、ガッキー、戸田ちゃん、浅利くんというメンツからすると新人研修医かと思っちゃうぐらいなんだけど、あれでそれぞれそれなりに実績積んできたってことなわけですよね。うーん・・・想像力を働かせるんだ!って自分に言い聞かせても全員見た目幼すぎだなぁ・・・。それこそキム様で見たいわこれ。あと柳葉の役も一瞬の判断が生死を分けるわけだしハードルは最高レベルに設定してそこに届いたものだけフライトドクターになれるという理念は分からんでもないけど、そもそもあんた育てる気あるんかと。児玉清の部長としては若者が苦手な柳葉の訓練というかそれを克服させるのも兼ねてあえて柳葉を指導医にしたみたいだけど、フライトドクター育てるのは急務なんじゃねーの?だったらまずは育てる気ある医者あてがえよと。柳葉の好みなんざほっとけよと思ったわ。
それから、ドクターヘリってヘリの中で治療できちゃったりするすごい乗り物ってイメージだったんだけど、あれって単に現場へ医者を運ぶってだけなのね。実際は違うのかもしれないけど初回を見た限りではそう見えた。しかもヘリの中緊迫した感じないし、なんか普通にヘリコプターに乗ってるってだけに見えたんだよなぁ。救命救急の最前線って感じが全くしなかったのよね。滅茶苦茶なこと言っちゃえば別にヘリコプターに乗らんでもドラマとして成り立つんじゃね・・・?とすら思ったもん。それ言っちゃおしまいだけどw。それこそ高速の玉突き渋滞で救急車は入れないとかでもないとヘリで現場へ向かわなきゃいけない理由が弱いかなーと。あと普通のメスで腕って切断できるものなのだろうか・・・・・・・・・。


医龍ほどのドラマティック性(と笑い)があるわけでもなく、救命病棟ほどの緊迫感やスピード感があるわけでもなく、コトーほどのストーリー性があるわけでもなく・・・・・・・フジの医療モノとしては大したことないなーってのが初回の印象です。かといって4人の若者の群像劇として見るとしても正直興味ないやって感じだし。初回から4人にまんべんなく見せ場を与えたのが失敗だったかなぁ。おかげで散漫どころか薄っぺらい印象を受けたもん。P様のカッコイイお医者さん姿見て喜べるのも数話が限界だろうし、結構期待してた分がっかり感はデカイなぁ。むしろ仕事はビシビシこなす一方でギバちゃんと勝村さんと哲太がりょうを取り合ってるんだけどりょうは実は児玉清の愛人で、みだらな関係に疲れたりょうが最終的に選んだ男はギバちゃんたちではなくまさかの寺島さんだった!という愛憎渦巻く医療ドラマのほうが見たいわw。てか浅利くん(つーかこの役をP様にしてもいいけど)演じるお調子者の眼鏡くんが挫折を味わい患者とふれあい、やがて立派な医者(フライトドクター)になっていくって話でよかったんじゃね?って気が・・・。浅利くんと戸田ちゃん(こっちもガッキーでもいいし)演じる勝気なんだけど性根はいい子で結局損な役回りを押し付けられる新人ドクターがギャーギャー言い合いしながらも気がつけばお互いの存在が支えになってたってことにすれば恋愛要素も入れられるし。天才的な腕を持っているが人間として欠けた部分があるP様が上司や仲間、患者と接することによってそれを埋めていき、最終的には名医=腕がいいだけでなく人の気持ちがわかる医者になるとかそんな感じなんだろうけど、正直超人(変人)には感情移入できないってか成長を見守ってやりたいって気が起きないのよね。

あと医療用語はテロップでその意味を教えてほしい。聞き流してもいいっちゃいいんだけど知っておいて損はないと思うので(蔵之介の有難味がようやく分かったw)。


ところで試写を見た戸田ちゃんは号泣したそうですが、えーっとどこで?まさか自分がおばあちゃんの姪に感謝されてるとこで???