『風林火山 ―晴信燃ゆ―』@日生劇場

すっごい楽しかった。風林火山好きの亀治郎さん好きのわたしなもんで楽しめるのはある意味当たり前なんだけど、ほんと楽しい時間を過ごせました。
ママンと行った回は、あえて2階席の晴信様が白馬に乗って引っ込むところのほんともう間近の席を取ったんだけど、ママン(とその隣の知らないオッサンもw)が大興奮で、満面の笑みでこっちに向かってくる晴信様ってか亀ちゃんに「かーーーーめちゃーーーーーーーん!!」って両手でブンブン手を振るママン自重して!!お願いだから落ち着いて!!!ってわたし必死でしたw。でもカッコよかったわ〜晴信様。それまでは武田信玄として川中島に出陣するぞ!って完璧なるお屋形様モードってか信玄のお顔なんだけど、白馬に乗るラストシーンは死んだ板垣と心の中で会話を交わし、あの頃の、板垣に「若」と呼ばれてた頃の思いを胸にいざ川中島へ!って演出になってて、こっちに向かってくる顔がまさに凛々しい若の顔だったのよね。目がキラッキラでオーラびんびんで、表情一つで10年ぐらいをあっという間に遡れてしまう亀治郎さんのすごさを改めて感じました。白いお馬も可愛くてねーw、首がリアルに動くの!!動かしてるのは手綱を握る亀ちゃんなんだけど、某お城のお馬もこんぐらいのクオリティのもの作ったれや!と思いましたw。亀治郎さんが勘助と晴信様の二役を演じた早変わりもすごかった。勘助として布の背後を通り過ぎるときに亀ちゃんが入って替え玉の人が出てきて入れ替わるというタネだったんだけど、替え玉の人がすごく上手くて最初は気付かなかったもん。ほんと一瞬で早変わりした風に見えた。
とまぁ生お屋形様を見れただけで充分満足だったのですが、面白かった理由の一つは完全にじゅんさんの存在でね、もうじゅんさんがひどいのwwwあの人ほんとひどいwww会場中の笑いを全て持っていったよ。二幕の初めなんて完全に橋本じゅんショーでしたから。一、二幕それぞれ1時間45分(間に20分休憩挟んで)という長丁場だったのですが、基本は真剣な舞台の中で唯一息抜きができる存在がじゅんさんで、当然それを求められてのキャスティングだったのだろうし、実際に二幕以降は客がじゅんさんの動きに注目してるのが分かったしw、見事期待に応えたと言っても過言ではないと思うわけですが、でもこれだけは言わせてください。


わたしの駒井たんがあんなアホだなんて認めないんだからっ!!


じゅんさんはドラマでは蔵之介・真田様の弟を演じてたんだけど、舞台ではわたしがだいだいだいだいだーーーーーーいすきだった駒井たん役での出演だったの・・・。駒井たんと言えば高橋一生ですよ。
高橋一生橋本じゅん
ありえねえええええええええええええええええええええええええ!!!!!w
駒井たんはあれよ?頭いいのよ?文官よ??うつけの仮面を被った晴信を案じて諌める存在なのよ!じゅんさんの駒井たんは絶対に一緒になってバカやるだろうwwwww。真田様も(役として)出ないわけだしドラマと同じ役はできないのはわかってたけどよりによってなぜ駒井たんなんだ!わたしの駒井たんを返してっ!!
あと市瀬くんもドラマでは武田家家臣の秋山信友役だったところを舞台では板垣様の息子役で出てました。こっちは凛としてて素敵でしたw。

素敵と言えば晴信様の二人の弟、信繁様役の嘉島典俊さんと信廉役の松尾敏伸さんもほんと素敵だったわー。特にとっちゅんはいろいろあった末の出演なんでちょっと心配してたんだけど、顔はやっぱり窶れ気味かな・・・って気がしなくもなかったんだけど、そのかすかな窶れ具合が二幕の戦場へ駆け込んでくる時の必死さとか、変わりつつある兄を心配する気持ちだとか、そういうのを表現するのに効果的だったと思う。憂い顔が相変わらずの美人でゾクっとしたし、目にいっぱいの涙を溜めながら胸のうちを吐露する場面は美しすぎて見呆けたもの。冒頭で信繁様、信廉様、馬場様(高橋和也)(生で見るの男闘呼組以来!?)、じゅんさん(駒井たんって呼びたくなーい!)の順に並んで「迅きこと風の如く」「徐かなること林の如く」を言うんだけど、そこはビシっとしてて雄雄しかったし、クレーンに乗ったw晴信様を中心に、赤いライトの中出演者達が歌舞伎の見得っぽいポーズを取るという燃える演出のOPでは二人の弟がシンメwで、心の中でキャーキャー言いながらモエた!!!長兄から末っ子になるにつれてオトコマエ度がググッと上がっていく武田家三兄弟にモエまくりましたw。

そしてそしてJJサニー千葉はねー、背中がカッコよかったですw。死地(戦場)に赴く背中がまさに男の中の男って感じでめちゃめちゃカッコよかった!胸元は酒焼けって感じでものっそい赤黒かったけどw。