『あしたの、喜多善男』第11話

あそこまで引っ張っといてカレーという単語に食いついた喜多さんてwwwwwwwww。
もうちょっと衝撃というかもう1つぐらい展開があるかなって思ってたんだけど、予定調和の見本のような最終回で、ある意味これがここまで何がどうなって最後はどうなるんだ!?ってわたしたちをドキドキさせてくれたこのドラマらしいというか、最後の裏切りなのかな、なんて思いました。そして、嬉しいことや哀しいこと、辛いこと、生きてる間はいろんなことがあるけど、終わりは案外呆気ないほどあっさりしたものなんだって、人生もこのドラマもそんなもんなんだってことなのかなーって。
喜多さんが11日間持ち続けた茶色のボストンバックを捨てリュックに持ち替え前を向いてしっかり歩き出したシーンがすごくよかったんだけど、喜多さん値札!値札!!ってテレビに突っ込んだわw。もうこんなにもどんくさくもかわいい喜多さんに会えないと思うと寂しいな。でも最後は喜多さんと平太さんが並んで歩く後ろ姿で、みんなこの先それぞれの人生を歩くんだろうけど、喜多さんにとって本当の友人が出来た、平太さんにとってお父さんみたいな友人が出来たってことがなんだかすごく嬉しい。この先、この二人は時々こうやって会いながら、肩をぶつけ合って「なんだよー」なんて笑い合いながら生きていくんだろうなって思えるラストで良かったです。
あと喜多さんが死ななかったことを聞いたキャバ嬢たちの本気の喜びっぷりがすっごくよかった。あの子らもいろいろ抱えてるんだろうに、ほんとこのドラマの人たちはさほど顔には出さないけどみんな真剣に頑張って生きてるんだよな。

キャナメが最後の最後に見せたにやりとした笑みにひゃあああああああああああああああああああっん!てなりましたw。キャナメは最後に完璧な仕事をしたよ!ビバキャナメ!!
でもモテ男設定だと認定した杉本さんの部下の金髪が実は全力で森脇の部下の女に惚れてたのにはガッカリだよw。

結果的に数字としては失敗だったんだと思う。でも、なんていうか、未来を見据えてなんて大層なことでなくとりあえず明日を頑張ろっかなって、そんな風に思える素敵なドラマでした。最後まで見続けてよかった。たまにはこんなドラマがあってもいいと思う。まだまだドラマも捨てたもんじゃないよね!って再確認できました(たまにはドラマに戻ってきてよ安藤政信)。主演のコヒさんをはじめ、低視聴率でも熱意を失わなかった素晴らしいキャストとスタッフには心からのありがとうとお疲れ様を言いたいです。



でもただひとつ、どうしても消化不良なのが殺し屋ぬっくんの行方w。