『D-BOYS STAGE Vol.1〜完売御礼〜』

D-BOYS STAGE vol.1 ~完売御礼~ [DVD]

D-BOYS STAGE vol.1 ~完売御礼~ [DVD]

ようやく全部見終わりました。どこぞのイケメン7人組の舞台と違って、若手俳優集団として“今やれることを精一杯やった”んだなってことがひしひしと伝わってくる舞台だったんだろうなぁと行けなかったわたしはちょっと涙目になりながら思いました。ストーリーはね、まぁさほど面白いようなもんでもないんだけど、劇中劇(新選組)をやることで二度美味しい的なところもあるし、やっぱり行きたかったなぁ・・・としみじみ涙目。
Dボの中でわたしのお目当てはズッキー、五十嵐、ちゃんなかなのですが、まず全日で出演してたちゃんなかの空気っぷりにビビッた。6月ってことはもうライダーの撮影に入ってたってのも関係してはいるんだろうけど、全日メンバーの中では一番どうでもいい役、むしろいなくてもいい役ぐらいだったもんなぁ。演技そのものも同じ会場でやった「ある日、僕らは夢の中で出会う」と比べると段違いの素人っぷりでちょっとビックリしたわ。そもそもさほど演技が出来る子だとも思ってないけど、それでも同レベルの中ならかなり光るほうだと思ってたんだけどなぁ。「ある日〜」ではかなり良かったと思ったんで、この舞台を経てライダーを経て経験と自身がついたってことなのかもしれないし、演出家が合ってなかったのかもしれないけど(Dステ2も同じ演出家なんですよね・・・)。
で、ズッキーと五十嵐は日替わり出演でしたが、日替わりって結構キツイのね。他の日替わりメンバーは城田・和田・荒木で、本編映像が荒木出演回で他の4人は特典映像として出演シーンのみ抜粋しての収録なんだけど、絶対これ比べられるじゃん。舞台が好きで(つってもキャスト目当てばっかりだけど)映画やドラマも好きだけど演技のことについては何にも分からないわたしの素人判断ですが、和田>五十嵐>城田>荒木=ズッキー だった。当然役は同じ役で、演じるのは留年を繰り返してるだらしないけど人望はある先輩と劇中劇の坂本龍馬役なんだけど、全日メンバーがほぼあて書き状態(特に瀬戸!一見加治が主役っぽいけど実は瀬戸だよな。ここは絶対社長が口挟んだと思うわ!)なのに比べると、ステレオタイプな役(演劇サークルの先輩として)な分、自分らしさを出すのが難しかったんじゃないかな。そういう意味では五十嵐が思いのほか良かった。なんかこう、ちょっと変わった人なんだけどでもいざと言うときは頼れてみんなに好かれてる、そして尊敬されてる先輩って感じが出てたと思った。で、一番「おっ!すんじいいじゃん!!」って思ったところは、後輩達の公演が終わった後、「よかったなー。あいつら頑張ってたなー。あいつらに負けないように俺も頑張んなくちゃな」ってしみじみ独り言を言うシーンなんだけど、他の4人はステージの真ん中あたりでうろうろしてたりしゃがんだり(ズッキー)してたんだけど、五十嵐は階段に腰掛けて台詞を言ってて、台詞の内容と動きがピッタリあっててすごく自然な感じで、後輩が立派にやりきったことを嬉しいと思う反面もう自分の時代は終わったんだなっていう切なくて寂しい気持ちもあるってのがグっと伝わってきたんだよな。日替わりメンバーはネタをやらされるんだけど、すんじがやった匍匐前進超バロスだしwww、すんじはほんと予想以上に良かったと思う。舞台から落っこちたのはまぁアレだけどw。あ、思い出した!すんじが舞台から落ちたのって坂本さんの一番の見せ場のところなんだけど、当時はまだメンバーじゃなかったでっかい中村が斬りかかろうか躊躇してるのを見て手で「来いっ!」って合図してたのがカッコよかったー。
先にすんじの感想を書いちゃったけど、一番いいかなと思った和田兄さんは、長さん(役名)に関しては一番近いというかある意味素でいけんじゃね?wってぐらいだったんで問題ないとして、劇中劇の坂本龍馬役がすっごいよかった。坂本龍馬にしてはイメージ貧弱wwwだったんだけど、飄々とした空気となにげに頭が切れそうなのも良かったし、何と言っても土佐弁の台詞回しが異常に良かったの!!!これはねービビッた。なんか妙な色気があったのよね。で、一番グっとくるぜよ!(歌姫より)だったのが、このシーンって桂小五郎役の柳とお茶屋でお団子食べながら喋ってるんだけど、もぐもぐ団子食ってる柳の横にちょこんと座って一緒にお団子食べたこと。確か城田→ズッキー→すんじ→兄さんの順で見たと思うんだけど(特典から見ましたw)、誰もそんなことしてなかったのね。でも和田兄さんの演技見た瞬間、坂本さんなら絶対お団子つまみ食いするだろう!って思ったの。ここはなんか衝撃だった。
城田は舞台度胸に関してはDボメンバーの中で郡を抜いてるなと、伊達に場数踏んでねーなと思いました。劇中劇が始まる前に前説をするんだけど、この場面は城田が一番だったな(僅差で次点はすんじ!すんじがあんな風に軽い口調ですらすら言えるとは思わなかったし、父ちゃんという飛び道具も仕込んでたしwww)。あとときめいたシーンが劇中劇で決めポーズする時の柳との身長差!!!ここだけはガチ!
えーっと、ズッキーと荒木はねー、演出通りにやってたかなと。生で見てたらまた違ったんだろうけど、こうやってDVDで見る限りではなんていうかな、面白味がないかなーと。これ他の3人と比べたからこその感想なんだけど、二人それぞれの味が出てなかったと思う。かろうじてズッキーはフットワークが軽いというか動きが軽快ってとこがらしいっちゃらしかったけどでもそれズッキーってよりもジャンwwwみたいなね。逆に荒木は「ワッハッハ」って豪快に笑うことで長さんという人物を描こうとしたのかな、なんて思うんだけど、前述の通り周りがあて書きだけに浮いてた。浮きまくる荒木の図は面白かったけどw。

全日メンバーで目を引いたのはやっぱ加治。加治はできる子だと思ってますけど加治はやっぱりできる子でした。華があるってんじゃないんだけどw、加治の演技は芯がある気がするんだよな。D-BOYSで舞台をやる上では加治が必要だと思うけど、ナベでなくもっと舞台に強い事務所に移籍して、渋い脇役として(ここ重要w)経験積ませてあげたいなーって思った。あと熊井も。正直これまで熊井ってわたしの目線に入ってきたことないんだけど(!!!)熊井結構良いじゃん!(顔ではなく演技が)(ここほんと重要)ってかなり嬉しい驚きだった。遠藤くんは演技云々よりも肌荒れが気になって気になって・・・・・・。特典映像見てたら遠藤くんだけでなくみんな結構肌荒れしてたけどね・・・。ティンクルティンクルトゥリックル〜♪(だっけか?)の魔法使いジンはめちゃキャワアアアアアアアアアアア!でございました。むしろあれ柳と一緒にやって欲しかったわw。
柳は桂さんと坂本さんの会話シーンで日替わりメンバーと1対1で絡むというある意味大役を務めたわけですが、タイプの違う坂本龍馬相手に全くぶれない桂小五郎、つまりいつでも同じテンソン同じ演技をしたことがスゲーと思ったw。つーか柳の役ってなんだったっけ?忘れたけど、あの謎の人物なんで芝居に出てんの?稽古やってなかったじゃんwww。
瀬戸とトモは可愛くていんじゃね?(棒読み)って感じw。
あと誰かいたっけ・・・って今真顔で考えたw。真吾ちゃんのこと素で忘れてたよwwwwwwwww。真吾ちゃんと城田の便所歌をフルで聴きたいです!


どうしても謎な演出が一箇所。なんで舞台上でふんどしいっちょから新選組の衣装になったんですか?普通に衣装で出てくりゃいいじゃんwww。サービスだったらもうちょいしっかり映せよカメラ!!!カメラに文句つけたついでに言うと、舞台のDVDとしては顔のアップが多すぎる。舞台上に人数が少なかったり表情で芝居してる場面はアップのほうがありがたいけど、この舞台って群像劇だし基本舞台上にはワラワラ役者がいる舞台じゃないですか。台詞言ってる人以外もみんなそれぞれ何らかの動きをしてたりするわけで、もうちょっと引きで映してほしかったなーと。特に生着替えからダンスのとこ(台詞関係ないw)。あそこは特典で全景映像つけてもいいぐらいだと思った。ま、引きが多けりゃ多いで顔映せよコラ!って言うんだけどw。