歌野 晶午『ハッピーエンドにさよならを』

ハッピーエンドにさよならを

ハッピーエンドにさよならを

動機にスポットを当てた後味のわるーい短編集です。ほんの2ページぐらいの超短編もアリ。内容はバラエティに富んでるといっていいぐらいだと思うんだけど、全体の雰囲気は一環してるし、文字数の多さに関わらず全作見事なまでのニヤリとする苦さを揃えてくれたので、歌野さんのそういうところが大好きな私にとっては文句ナシです。一番良かったのはいかにも歌野さんな「尊厳、死」かな。これでビシっと締まった感じ。
歌野作品のタイトルってたまにすごく素敵だなーと思うんだけど(たまにってとこがポイント)、今回のタイトルはすごく好き。