倉阪 鬼一郎『四神金赤館銀青館不可能殺人』

四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス)

四神金赤館銀青館不可能殺人 (講談社ノベルス)

三重県鳥羽の先にある観光地・四神湾を挟んで建つ、方や昔からの名家・四神家が所有する金赤館、方や元々は四神家の使用人であったが、現当主が一代で財をなした花輪家が所有する銀青館。二つの館、二つの家の間には浅からぬ因縁がある。嵐の夜、銀青館では中堅ミステリー作家の屋形をゲストに招き、ミステリマニアを集めた催しが開かれていたが、その最中密室の中で当主の死体が発見され、続いて不可能としか考えられない連続殺人が起きる。一方、金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人が始まった。


ああああ、絶対これ気づけたはずなのにーーーーーーーーーーーーーー!
でも全然くやしくないです(笑)。なんていうかもう、クラニー先生のことはいくとこまで行っちゃいなよ目線で見てるので、心の底からくっだらねえええと思いながらも笑顔で読めます。
そんなことよりも(本編をそんなことってのも相当失礼ですが)、ある意味一番の「驚天動地」は著者近影だったんですけど・・・・・・