誉田 哲也『ソウルケイジ』

ソウルケイジ

ソウルケイジ

多摩川の土手に乗り捨てられたワンボックスカーの車内から、血塗れの左手首が発見され、姫川玲子を主任とする警視庁捜査一課殺人犯捜査係のメンバーは、所轄の蒲田署とともに捜査を開始する。手首の持ち主を特定し、その周囲を調べていく過程で次々と浮かびあがる意外な事実。玲子が辿りついた先にあるものは、孤独で気高いな父性であった。


ストロベリーナイト」の続編という位置づけになるのかな。登場人物もほぼそのまま引き継がれ、大阪弁のウザイ男・井岡もまたもや登場してます。評判よかったのかな・・・。
どこか柴田よしきの村上緑子とキャラが被る主人公で、この手の女が好きじゃない私としてはさほど魅力のあるシリーズというわけではないのですが、ストーリーというか事件にドラマがあるので、プラスマイナスゼロという感じ。・・・ってゼロなのかよ(笑)。
バラバラ殺人と言えばコレ!なあまりにも定番すぎる展開なのは萎えましたが、母性ではなく父性にスポットを当てたところがちょっと珍しいといえるかな。