五條 瑛『純棘』

純棘“Thorn”―R/EVOLUTION 6th Mission

純棘“Thorn”―R/EVOLUTION 6th Mission

革命小説シリーズ第6弾。ここ2作ばかり亮司とサーシャの動き(あらゆる意味での動き)が少なくてもどかしい思いをしておりましたが、今回はしょっぱなからサーシャの寝起きシーンという特大サービスがありまして、イェーッ!とばかりに電車の中でニマニマハァハァしてしまいました。当然全裸で寝てるんですよね!グハー!今回はそれ以外にも朝ごはんを食べるサーシャもあったし、やたらと“野良猫”扱いされてるサーシャモエス。これまで謎だったサーシャのプチ日常を垣間見ることができまして、ここまで読み続けた自分を褒めてあげたいです(笑)。
2作続けてちんたらした恋愛小説もどきを読まされて、違う!私が読みたいのはこんなもんじゃないんだ!もっと革命を!もっとオトコマエの絡みを!!!(←こっちのが重要)と思ってましたが、今作は日本刀片手に外国人をめった切りにする純血日本至上主義結社と権利面等でこれまで迫害されてきた多国籍の人々の蜂起、そしてついに登場したパイトゥーンと、いよいよクライマックスに向けていろんなことが動き絡まり始め一気にモチベーションダダ上がり。なんたって次作のタイトルは『狂血』ですからね、楽しみー!。今回チラっとしか登場しなかったお気に入りキャラの大川の出番が多いといいな。