『クピドの悪戯 虹玉』

ツナギの似合うむっちゃんのお友達が見たくて結局最後まで見続けてしまいました。まぁ他の仕事の準備が忙しいのは分かるけど、ここまで出番が少ないとは思わなかったよ・・・。親友っぽいのにむっちゃんが恋愛がらみの相談をひとっこともしないのもムムムム・・・?だったけど、麻美のことちゃんと好きそうだったのに、麻美と連絡が取れなくなってもさほど心配するわけでもなく、それどころかちゃっかり彼女作ってラブラブなんてあんまりだー。一回ぐらいむっちゃんと怜子のことで自棄になった麻美とのキスシーンぐらいあると思ってばっちこい体勢で待ち構えてたのにー。これで来年からのでっかい仕事の話が嘘だったら怒る。怒っちゃうもんね。

結構ちゃんした内容だったのでちょっと驚きました。やはりテレ東の深夜ドラマは侮れない。怜子の身勝手さに苛立ち、(男からみた)麻美の都合のよさに腹立ったりしたけど、修学旅行中の顔射もちゃんとオチがついたし、不倫相手の家庭も丸く収まったし、男目線(ここポイント)のファンタジードラマ(ここもポイント)としてはいい終わり方だったと思う。セックスという行為の意味や愛情の形、そして生まれてくる命の重さ、そこらへんはむしろ某日テレドラマなんかよりもよっぽどメッセージ性があったと思う。いいドラマでした。

放送開始してからしばらくは高橋良輔くんを“たっくん(セイザーX)”としか思えなかったんだけど、いまじゃすっかり“むっちゃん”になりました。実直な青年の苦悩や喜びがストレートに表現できてて、すごく好印象だった。顔がいまっぽくないからオサレなドラマには合わないかもしれないけど、あの垢抜けなさというか朴訥さというか・・・とにかくそこらへんの持ち味を生かせる場だって沢山あるはず。今後に期待します。頑張れ、むっちゃん!(麻美調で)。