『Dr.コトー診療所 2006』最終話「逃れられぬ、医師の宿命」

鳴海せんせえーーーーーーーーーーーーっ!!!
キタ、最終回にして遂に鳴海先生のものすっごい出番がきたわよーーーーーう。鳴海先生のあの病的なまでのドライっぷりの背景にはきっと大切な人の存在があるんだろうなぁとは思ってましたが、もしかしたらそこらへんは病院の職員から聞きかじるとか、簡単な描写で済まされてしまうのではないかと危惧していただけに、もう満足通り越して昇天ですよ。自分のせいで植物状態になってしまった妻が自宅にいるクールなオトコマエ・・・なんてモヘシチュエーションなのっ!おまけにお家がすっごい豪邸でますます素敵度UP!(←お金が命の人)。オペ着姿に眼鏡、そして堺雅人と俺の超絶大好物を3つもありがとうフジテレビ!鳴海先生に堺さんをキャスティングしてくれてありがとう!見てよかった。ほんと見てよかったよ。
オロオロコトー先生を一喝する鳴海先生カッコいい。カッコいいカッコいいカッコいい。一生言い続けても足りないぐらい。マスクごしだけにコトー先生なんてモゴモゴ5割増しなのに、鳴海先生の一喝はただ大声を出すだけじゃなくて凛としてた。芯が通ってた。やっぱり堺さんの声は素敵。これまで全く人間味を感じさせなかった鳴海先生がコトー先生に「(奥さんが治ると思うかという問いに対して)人としては、生きていると思っている限り奥さんは生きてます。医者としては、鳴海先生が治療し続ける限り奥さんは生きてます。そして奇跡は起こるかもしれない、そこに絶対はないと思います(曖昧)」と言われた瞬間の表情に、ちょっとだけ心の重みが取れたように見えた。ゆかりさんのことがあって悩み考え抜いたコトー先生の言葉だからこそ、彩佳の手術をやり遂げたコトー先生の言葉だからこそ、鳴海先生の苦しみをちょっとでも和らげることができたのかなぁって。そうであったらいいな。そして鳴海先生の「島へ帰るのか?」。医者は患者と家族になることができなくても、それでもやっぱり島の人はみんな家族のような存在であって、この先また彩佳のオペで動揺したような瞬間が訪れるかもしれないのに、それでも島へ帰るというコトー先生を馬鹿な男だなと思いながらもちょっと認めたような、一言だった。すっごくいいシーンだった。これからもずっと、それぞれ医者とは何なのか思い悩み答えを探しながら、医者として生きていくのだろう。もう鳴海先生の「五島先生」呼びは聞けないのか。淋しいな。

なんていいながらも実は三上先生の方がお好みだったりして・・・。三上先生が島の人のことを思い出してる顔がすごくよくて、三上先生の診療所の話も見たくなりました。

ついに和田さんとミナちゃんに明らかな進展がございましたが、ミナちゃん和田さんのお誘いの意味に気づいてなさそうで、ちゃんと分かってるんだよな。離婚したばっかりだってのに結構大胆な娘だったのね・・・。あれは絶対初日の出を見ながらキッスするべ。ンキャーーーー!和田さんよかったな和田さん。彩佳が島に帰ってきたらミナちゃんの居場所がなくなってしまうんだけど、そこは和田さんのお嫁さんという居場所を見つけてめでたしめでたしと予想。

和田さん作のあのカレンダーはフジテレビで発売するべきだと思います。

今回もコトー先生の背後にはいつも原さんが居るのが非常に気になりました。おもちつきでおっとっとしてたコトー先生を微笑みながら優しい目で見守る原さんはガチだ。船酔いが酷くて、お船を繋ぐ茶色の物体に座ろうとしてもなかなか座れないコトー先生可愛すぎ。そんなどんくさコトー先生なのに、最後のコトー先生から剛洋に宛てた手紙はとても素敵だった。“また会える日を楽しみに 僕はこの島できみの帰りを待っています。Boys be ambitious 僕が贈られ、そしてきみに伝えたあの言葉の意味を探しながら” ・・・なんて素敵な文章なんだろう。ここらへんのギャップに原さんは惚れたのだな(決め付け)。そんな原さんの息子は尊敬しているコトー先生が号泣してるってのにいつもの調子で「僕帰るね」ですよwwwもしも続編があるとすれば、剛洋の成長も一つのキーになるのでしょうが、あの子の空気読めなさっぷりはなんとかしないとwww

診療所に島の人が集まってる中に南朋さんがいなくて、もうコトー先生バージョンの南朋さんに会えないのかと思ってショボボボーンとしてたら最後の最後に洗車してる南朋さんでたわー!セリフもあったわー!堺さんといい南朋さんといい、忘れちゃいけない忍成くんといい、オトコマエ鑑賞ドラマとしてもすこぶる優秀なドラマだったと思います。



ということで。次ですよ、次!予告のヨコチョはぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。ニノのナレーションも可愛かったわー。ちょっと純くんっぽいような。神楽坂ってほとんど足を踏み入れたことがないので興味あるし、映像も綺麗っぽかったのですっごく楽しみ。