浦賀 和宏『さよなら純菜 そして、不死の怪物』

八木シリーズで始めてタイトルと内容が一致してるぞ。遂にに食ったー!これでこそ私の浦賀さんです。イジメられっこが復讐するのはいいと思う。やられた分だけやり返す、それはそれで一つの道だと思う。でも食うことないだろうと。それはさすがにやりすぎです。でもこれが浦賀なの。

これまでずっと八木剛士の「力」というものの使い道というかそれがメリットなのかどうかよく分からなかったのですが、なるほどこういうことだったのか。ちょっと感心はしましたが、死なない=痛みを感じない ってのはちょっと違わないか?とも思うわけで、このまんままっすぐ突き進むわけではないのだろうな。ラストに「IS2計画」だの「ベツァルエルⅡ」だの胡散臭いキーワードも出てきたし、どうすんのよこれ。普通だったら夢オチでしたーなんて言われたら舐めんなコラァ!!!て怒りますが、これは夢オチでもいいよ全然許せるよ。剛士にやられた奴らがどんどん特攻野郎八木チーム(笑)入りしてみんなで陰謀に立ち向かうとかそんなアホ展開でも受け入れられると思う。

それにしても

ゾゴックとアッガイがあるんだったら、ズゴックとゾックとゴックとアッグとジュアッグとアッグガイも揃えなくちゃね!

なんかの呪文ですか。