中島 望『クラムボン殺し』

クラムボン殺し (講談社ノベルス)

クラムボン殺し (講談社ノベルス)

私立の小学校で教師を務める七浦陽子は、一人で暮らす部屋に何者かが侵入した形跡に気付き、世間を震撼させる「眼球抜き連続殺人」の被害者の共通点に自分も当てはまることに思い至る。自分が次の標的なのだと感じた陽子は、探偵に護衛を依頼。だが、侵入犯の正体を掴めないまま陽子の職場で「校歌見立て殺人」が起きてしまう。犯人は眼球抜き犯!?殺人鬼の手から陽子は逃れることが出来るのか。


久々に中島らしいものを読めてとても嬉しいです。いやー、グログロ最高。主人公の女教師の美人(おそらくロリ顔)で巨乳ってのもデター!って感じでウハウハです。ストーリーはあまりにも思った通りすぎて、マジ?これ出版していいの??・・・と思わないこともないですが・・・。スケキヨマスクもタイムリーだし、切り裂きジャックかい人21面相と共にハサミ男やグルグル魔人が同列で語られたりとメフィスト賞オタ向けサービスも豊富だし、ストーリーとは別のところで楽しめました。
文句が一つ。巻末の講談社ノベルス一覧のページが多すぎです!まだ残りページがあると思ってたので、え?もう終わり?って軽くショックを受けました・・・。